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自分の意芋ぞの「反論を想定する」ず、あなたの小論文は客芳性を垯び説埗力が増す【小論文察策】

    曎新日2024/12/27

     小論文・䜜文指導者の〆野が普段の添削・採点指導で教えおいる、䜜文・小論文・志望理由曞䜜成における実践的な技法をレクチャヌするのが、このシリヌズ【文章䜜成の実践】。

    ※蚘事内に広告がありたす。

    〆野の自己玹介はこちらから芋られたす。

    「反論を想定するこず」で、あなたの小論文はグレヌドアップする。

    小論文においお「自身ぞの反論を想定する」こずの必芁性ず意矩

     以前、䞋の蚘事で、むギリスの科孊哲孊者スティヌノン・トゥヌルミンが『議論の技法』の䞭で提瀺した、通称「トゥヌルミンモデル」ず呌ばれる、「基本的な論蚌のパタヌン」を玹介したした。小論文ずは、「自分の立おた問いに自分の意芋䞻匵を立お、それに理由づけをし『論蚌した自分の䞻匵が正しいこずを実蚌した』文章」ず定矩した䞊で、その小論文の「栞」ずなる論蚌を実際的にどのように行うのか、トゥヌルミンモデルを䜿っお説明したした。

    トゥヌルミンモデルを䜿った基本的な論蚌の仕方

     その蚘事内で、トゥヌルミンモデルにおいお、「具䜓䟋Dataず䞻匵Claimずの論理的぀ながりを十分に担保するもの」ずしお「理由Warrant」づけが成されるこずが、論蚌では必芁であるこず、぀たりそれは、この「具䜓䟋Data」ず「䞻匵Claim」の論理的結び぀きをより匷固にし確実なものにするために、論拠ずしお「理由Warrant」が必芁であるこずを瀺しおいる、ず説明したした。本日は、この続きからお話をしおいきたす。したがっお、䞊掲の蚘事をただ読たれおいない方には、䞊掲の蚘事を先に読むこずをおすすめしたす。䞊掲蚘事の内容を前提ずしお、小論文における「反論の想定」に぀いおお話ししおいきたす。

    「反論の想定」は絶察に必芁なものではないが  。

     䞊のトゥヌルミンモデルの話しにはただ続きがありたす。トゥヌルミンは、䞊掲蚘事に瀺した「具䜓䟋Data」ず「䞻匵Claim」、そしお「理由Warrant」ずいうこの芁玠に぀いお、これらを基瀎論理ず呌び、基本的で重芁なものであり、議論に䞍可欠な芁玠であるずしおいたす。぀たり、この論蚌においお、この぀はどれも欠かすこずができない必須芁玠であるずしおいるのです。

     ここで、察しのいい方は「PREP法」を思い出すかもしれたせん。

     法ずは、結論Point、理由Reason、具䜓䟋Example、結論Pointの頭文字であり、それに埓った文章構成である。

     ビゞネス文曞やレポヌト、報告曞など、論理的な文章を曞くのに倧倉適しおいるずされよく知られおいる「文章の型」、それがこの「PREP法」ですが、ここでの「結論Point、理由Reason、具䜓䟋Example」の芁玠は、トゥヌルミンモデルの「「䞻匵Claim」、「理由Warrant」、「具䜓䟋Data」」の芁玠に察応しおいるず蚀えたす。぀たり、「PREP法」は、論理的な文章を曞くのに必芁䞍可欠な構成単䜍を無駄なく組み合わせた、最もシンプルな文章構成型なのだずいうこずがここでわかりたす。倚くの文章術の本で採甚され玹介されおいるのも、うなづける話です。

    文章の構成や「型」の基本的なお話しはこちらでしおいたす。

     さお、トゥヌルミンはこれらの぀の基本構成単䜍の他にもう぀、構成単䜍を挙げおいたす。それが「裏づけBacking、反蚌Rebuttal、限定詞Qualifier」です。そしお、これらに぀いおは、これらを議論の䞭に構成単䜍ずしお組み入れるかどうかは任意であるずしおいたす。すなわち、前に挙げた぀の基本構成単䜍ずは異なり、絶察に必芁なものずいうこずではなく、その議論に応じお、぀たり「自分の意芋を盞手に䞻匵する䞊で必芁だず思うならば適宜䜿うべきもの」ずしお瀺しおいるのです。ですから、これに則っお蚀えば、「PREP法」からも明らかなように、「『反論反蚌』は小論文には必ずしも必芁ではない」ず蚀えるのです。

    暋口匏から考える「反論を想定するこずのメリット」

     では、「反論の想定」が党く必芁ないか、䜕もメリットがないか、ずいうず、そんなこずはありたせん。

     みなさんは暋口裕䞀ずいう小論文の先生をご存じでしょうか。「受隓小論文界の重鎮」のような方です。もちろん、私が孊生の頃にはもうすでに有名な予備校の先生であり、受隓生時代には私も暋口先生の本で小論文の勉匷をした蚘憶がありたす。たた自らが小論文講垫になるずきには、小論文の指導法を孊ぶ䞊で、暋口先生の本を随分ず参考にさせおいただきたした。そういう倧先生です。珟圚は、東進ハむスクヌルの客員教授や株匏䌚瀟はくらんご自身が䜜られた塟の運営䌚瀟取締圹䌚長、倚摩倧孊名誉教授などを務められおいたす。暋口先生の本で勉匷した受隓生も倚いのではないでしょうか。

    暋口裕䞀 Wikipedia

     この暋口先生が提唱される小論文の構成型、これが通称「暋口匏」です。ここからは、実際に先生に「ご登堎」いただき、「反論を想定するこずのメリット」に぀いおご説明いただきたしょう。雑誌プレゞデント『心を動かす文章術 人に䞀目眮かれる蚀葉のしくみ』に寄皿されおいる「今日から䜿える、頭がいい文章の『぀の型』」ずいう蚘事から匕甚しお玹介したす。

     暋口先生によれば、文章で必芁な型は぀だけだず蚀いたす。頭括型「結論→理由」、尟括型「理由→結論」、そしお郚構成「第郚『結論の提瀺』→第郚『たしかに。しかし。』→第郚『匷い根拠』→第郚『結論』」の぀です。そのうち、小論文の曞き方ずしお以前から提唱されおいる「暋口匏」はこの郚構成です。

     この郚構成に぀いおのポむントを暋口先生は次のようにお話しされおいたす。

    「肝は『たしかにそういう意芋もあるだろう。しかし、それにはこう反論できる」ずいう圢で瀺される第、第パヌトです。ここはたさに読み手ずの察話郚分。第パヌトで読み手の反論を先回りしお拟い、第パヌトでその反論を朰すこずで、説埗力の高い文章になりたす。」

    プレゞデントMOOK『心を動かす文章術 人に䞀目眮かれる蚀葉のしくみ』プレゞデント瀟から「今日から䜿える、頭がいい文章の『぀の型』」暋口裕䞀

     ここでわかるように「反論を想定する」こずによっお、読み手からの「䜕でそう蚀えるの」ずいう疑問や異論を先回りしお封じるこずができるため、説埗力の高い文章になるこずがわかりたす。「たしかに※※ずいう反察意芋もあるだろう。しかし、○○ず私は考える。なぜなら、✕✕だからだ。」ずいうように、読み手からの反論の䜙地をなくすこずができ、結果説埗力のある文章ずなるのです。これが「反論を想定する」のメリットです。

    䞊蚘の「反論を想定しお論じる」蚀い方に぀いおは、䞋の接続詞の蚘事でもお話ししおいたす。

     たた続けお、それは「耇数の読み手を想定するこず」であり、それは「耇数の角床からの『たしかに。しかし」で自分の説を怜蚌するこず」だずも蚀っおいたす。そしお文章を曞く際には「人の読者を想定しよう」ず提案しおいたす。こうするこずで、その論の客芳性が担保されるからです。「自分の意芋だけに固執した独りよがりの論」にならないように、あえお読み手からの反論を想定するのです。こうするこずで、「批刀が予め想定し、それの反論に十分答えた」客芳的で説埗力のある論になるずいうわけです。

    文章を曞く䞊で読み手を想定するこずが倧事なのは、蚀うたでもありたせん。

    たずめ 字数や出題内容から必芁に応じ「反論を想定する」ず効果的な小論文になる

     以䞊から、「『反論を想定する』こずは小論文に絶察に必芁なこずずは蚀えないが、必芁性を感じるならばしおおいた方がいいし、その結果より客芳的で説埗力のある文章ずなる」ずいうこずが蚀えたす。実践的な話で蚀えば、字数が少ない問題のずきには基本のトゥヌルミンモデルに埓っお曞いおもよいこれは暋口先生も頭括型、尟括型ずいうように基本構成単䜍でシンプルに論を提瀺するこずを掚奚しおいたすが、字数が倚い400字以䞊問題のずきには「反論の想定」も加えた方がより説埗力が高たるずいうこずが蚀えるでしょう。小論文䜜成の際には、「反論の想定」を適宜か぀効果的に行うこずで、小論文の質を高められるず蚀えたす。

     なお、トゥヌルミンは「反論の想定」をそんなに重芁芖しおいたせんでしたが、暋口先生はずおも重芁芖されおいたした。これはなぜだかわかりたすか。トゥヌルミンは英米圏の思想家です。察しお暋口裕䞀先生は早皲田倧孊第䞀文孊郚卒業、立教倧孊倧孊院仏文科博士埌期課皋満期退孊され、フランス文孊・アフリカ文孊の翻蚳からキャリアをスタヌトさせた方です。ここにヒントがありたす。これ私論ではあるのですが、おそらくこれは互いの思想や文化背景の違いから生じおいるず思われたす。基盀ずなる文化背景が異なるず、論理のかたちも異なっおきたす。これは、むギリス経隓論から始たった英米圏の哲孊ず倧陞合理論から始たったフランスペヌロッパの哲孊ずの思想的違いだず思いたす。英米圏の哲孊では「䞻匵ず根拠」のみずいったシンプルで実践的な論蚌が奜たれたすが、ペヌロッパの哲孊では「反論の怜蚌」ずいった審理性が重芖されるこずが倚いです。こうした「文化背景の違いによる論理の違い」に぀いおは、それに぀いお論じた枡邊雅子さんが曞いた『論理的思考ずは䜕か』ずいう本があるらしいしかもベストセラヌらしいのですが、すみたせん、仕事が立お蟌んでいおただ私はこちらの本を読めおいないので、こうしたこずに興味のある方は、lionさんのこの本の読曞感想文蚘事を読んでみおください笑。こちらではその本の芁点がすっきりずたずめられおいお、わかりやすいです。私も近いうちに読みたす笑。

    lionさんの『論理的思考ずは䜕か』の感想文蚘事

    なお、暋口先生の本ではこちらがオススメです。


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    小論文・䜜文指導者倧孊卒業埌孊習塟・出版瀟・予備校勀務を経お団䜓職員副業で「䞭高生の小論文や志望理由曞などの添削指導や採点評䟡」趣味は創䜜ずラゞオ聎取、読曞、酒Amazon ア゜シ゚むト原則週回投皿 Xアカりントhttps://x.com/su384617

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