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映画『近畿地方のある場所について』|“これは画期的…”と鳥肌が立った場面🐉

    やまねです😊

    先日、Netflixで映画『近畿地方のある場所について』を観たのですが、その中に「これはすごい!!!」と鳥肌が立った場面があるんですよね。

    その場面というのは、ある古い名作アニメシリーズが、怪奇事件の秘密を握る“資料”のように使われている部分。

    こういう文脈で、このアニメシリーズが使われたことって、私が知る限りないと思うんです。

    でも、この映画のおかげで、あの古いアニメシリーズがまるで現代につながる日本の歴史を辿る秘密の宝庫のように見えてしまいました🐉

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    あるアニメを介して、子どもの頃の思い出と映画のストーリーがリンク!

    映画の簡単なご紹介

    この作品は、背筋さんのホラー小説が原作で、
    監督は白石晃士さん、主演は菅野美穂さんと赤楚衛二さん。

    まずは、どんな文脈で使われたかをお話しする前提として、映画の物語を簡単にご紹介したいと思います。

    映画の主人公の2人は、雑誌の編集者。
    赤楚さん演じる小沢は、出版社でオカルト雑誌の編集をしていたところ、ある日、記事の締切の間近のタイミングで、同僚が失踪してしまいます。

    雑誌の紙面に穴を開けるわけにはいかないと、小沢は瀬野(菅野美穂)に助けを求めます。
    そして、失踪した同僚が記事にしようとしていた怪奇事件を調べて、自分たちでそれを記事にしようとするんですね。

    そこで、同僚が集めていた資料を紐解いていき、同僚がどんな怪奇事件を追っていたのか、そしてなぜ失踪してしまったのかに迫っていくというモキュメンンタリー形式の物語なんです。

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    モキュメンタリー作品は、色んなメディアに書き込まれた資料を調べていくっていう展開が多いし、そこが魅力だったりもします。そこで、ビデオと8ミリっていうのは、ホラーには欠かせない。手作り感があって、想像力を掻き立てる不気味さがあるんですよね。
    実際、ビデオテープに思わぬものが録画されていたというハプニングもあったりしますし笑。

    その資料の一つとして登場したのが、あの名作アニメシリーズ!!!

    そこで、その謎解きの資料の一つとして、登場したのが、あの名作アニメシリーズ「まんが日本昔ばなし」🐉

    主人公達が追っている怪奇事件というのは、単に現代にのみ起こった事件というのではなく、資料を紐解いていくと令和、平成、昭和と時代を遡っていくんですね。

    そして、どうやらもっともっと古い時代に一連の怪奇現象の源があり、その発信源となった場所が「近畿地方のある場所」だということもわかっていきます。

    さらには、その怪奇現象が原型となって作られた近畿地方に伝わる昔話があり、それが「まんが日本昔ばなし」でアニメになっていたということが判明。

    その回のタイトルが「近畿の怖い話 まさるさま」。

    映画の中で主人公達がそのビデオを観る場面があって、映画を観ている観客も、その「近畿の怖い話 まさるさま」の回を一本丸ごと観るという構造になっています。

    懐かしの名作「まんが日本昔ばなし」とは

    そもそも、「まんが日本昔ばなし」ってどんなアニメシリーズかというと70年代半ばくらいからTV放送されていた番組で、日本各地に伝わる昔話をアニメにしたもの。

    30分の番組の中に、大体2話のお話が収録されていた記憶があります。

    そして、市原悦子さん、常田富士男さんが語りと全ての登場人物の声を演じているんですが、この2人の演技が天才的。

    楽しい話も、怖い話も、わけのわからない話も、常に同じテンションで語りかけてくるんですが、むしろそれによって楽しい話はより楽しく、怖い話はより怖く、わけのわからない話はより謎めいている感じになるんですよね。

    そして、自分のおばあちゃんやおじいちゃんが昔話を聞かせてくれているような温かみがある。

    また、アニメの絵も当時の様々なイラストレーターの方が手がけていて非常に斬新だったんですよね。

    なんて素晴らしい番組だったんだろうと思います。

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    イラストは読み聞かせになっていますが、どちらかというと記憶を辿って昔話を語り聞かせてくれるような体験に近い気がします。口伝的な感じ。

    子どもの頃に「まんが日本昔ばなし」を観ていたときの気持ちと映画の恐怖がオーバーラップする!!

    そして、「まんが日本昔ばなし」は、各地に伝わる昔話が元になっていますから、不条理な話が多いんですよね。

    昔話って、誰かが意図的に作った話と違って、その土地の人々の間で自然発生的にできていった話が、少しずつ形を変えながら伝わってきたものだから、わけのわからない話が多いんだろうと思います。

    だから、物語に、得体の知れない不気味さがあって、底知れないパワーがあるんですよ。しかも、市原悦子さんと常田富士男さんの天才的な語りが、そのパワーを底上げしている。

    で、色んな昔話があるから、楽しかったり、感動したりするような回もあれば、時々ですが、怖い話の回もあるんですよね。

    なんとなくタイトルの段階で、「今回は怖い話だぞ」というのがわかるんですが、つい怖いもの見たさで観ちゃうんだけど、毎回ものすごく怖くなってしまって、夜布団に入ってからも思い出したりしちゃう。

    映画『近畿地方のある場所について』の中で再現されたアニメは、子どもの頃のあの感覚を引き出すと同時に——

    「ここで観ていたものは、やっぱり、ただの作り話だけじゃなかったのかもしれないな」という感覚にさせられます。

    昔話は、ただの作り話ばかりではなくて、その時代に実際に起こった“何か”が元になっているものがあるのかもしれない。
    そしてその“何か”が、今もどこかで、続いていることがあるのかもしれない。

    そんなリアリティがあるんですよね😱

    ↑まさるさまの動画、配給会社が縦動画としてYoutubeにアップしていました。

    なんと、Youtubeにも公式チャンネルができていた😳

    で、懐かしくなって、検索したら「まんが日本昔ばなし」のYoutube公式チャンネルを発見!!!
    上に貼り付けたオープニング曲の動画もその公式サイトのものです。

    まだ話数は少ないけれど、今観てもやっぱり面白いですね。

    ↑こちらは、怖い話の回と見せかけて、楽しい話。
    昔話って、生きるための知恵みたいなものが詰まってるんだよなぁ。

    あと、公式サイトもありました!こっちの方が話数は多そう✨

    おわりに

    映画のことを書こうと思いながら、ほとんど「まんが日本昔ばなし」の話題になってしまいました😅

    書き出すと止まらなくなるくらい、今思えば自分の心に大きな影響を与えた番組だったんですよね。
    そして、当時、この番組を観て育った人は、きっと同じ思いなんじゃないかなと思います。

    というわけで、映画『近畿地方のある場所について』は、日本人の心の故郷でも言うべきアニメ作品についての画期的な解釈を生んだ映画だなと思いました!

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