メインコンテンツへスキップ
見出し画像

📱「利用規約、読んでますか?」— 読まずに同意👆が招く、身近な落とし穴 🕳️


    皆さん、こんにちは。Social Pentagon マーケ部(仮)です 👋

    私たちは、社会に潜む見過ごされがちな課題を「ビジネスの力」で解決しようと取り組んでいる、ソーシャルビジネス・スタートアップです 🚀



    突然ですが、皆さんは新しいアプリをインストールしたり、ネットでお買い物をしたりするとき、画面に表示される「利用規約」や「プライバシーポリシー」を、きちんと最後まで読んでいますか?

    正直に告白しますと、私自身も、あのびっしりと書かれた小さな文字をすべて熟読しているかと問われると、なかなか自信がありません…。

    「どうせ同意しないと使えないし」「時間がないから面倒」と、つい内容を読まずに「同意する」のボタンを押してしまう。

    こうした「未読同意(みどくどうい)」、皆さんもきっとご経験があるのではないでしょうか。


    名言の引用:


    アメリカの思想家、ラルフ・ワルド・エマーソンはこんな言葉を残しています。


    「浅はかな人間は幸運を信じ、賢い人間は原因と結果を信じる」


    私たちが「面倒だから」とつい押してしまったその「同意」という原因が、未来のどんな「結果(トラブル)」に繋がっているのか。 今日は皆さんと一緒に、その実態について少し考えてみたいと思います 🤔




    【実態】「読んでいない」のは、あなただけではありません


    まず、安心(?)していただきたいのですが、利用規約を「読んでいない」のは、決してあなただけではありません。

    実際、国内の専門家や企業が集まる「ダークパターン対策協会」の調査によれば、驚くべき結果が出ています。

    利用規約やプライバシーポリシーに対し、内容をよく理解しないまま同意してしまうような「形骸化(けいがいか)した同意」をしていると答えた人は、なんと全体の85.2%にも上るそうです。
    (出典:Webの同意を考えようプロジェクト)

    やはり、ほとんどの方が「読まずに同意」してしまっているのが実態のようですね。

    では、なぜ私たちは読まないのでしょうか。いえ、「読めない」のかもしれませんね。

    理由①:長すぎる、難しすぎる。 そもそも文章が膨大で、中身も法律用語や専門用語だらけ。「これを一般の消費者がすべて理解した上で同意してください」というのは、少し現実的ではないかもしれません。

    理由②:「同意疲れ」 WEBサイトを見るたび、サービスを使うたびに、何度も表示される同意画面。 だんだん確認するのが面倒になり、「はいはい、同意しますよ」と、何も考えずにボタンを押してしまう。 先ほどの調査でも、こうした「同意疲れ」を感じている人は、全体の73.2%に達しています。

    理由③:「形骸化した同意」 結局のところ、「同意しない」ボタンを押すと、そのサービス自体が使えなくなってしまうことがほとんどですよね。 実質的に「同意する」以外の選択肢がないため、読む意味を感じられず、同意が「形だけもの」になってしまっているのです。

    もはや社会全体が、「利用規約は読まないもの」という前提で動いてしまっている。 私たちは、ここに大きな課題が潜んでいると考えています。


    【リスク】「読まずに同意」で、実際に起きているトラブル


    「まあ、読まなかったけど、これまで特に困ったことはないよ」 そう思われるかもしれません。

    ですが、「未読同意」によって、皆さんが気づかないうちに不利な契約を結んでしまっているケースは、国民生活センターなどに寄せられる相談の中でも、実は非常に多く存在します。

    いくつか、身近な事例をご紹介しましょう。

    事例①:高額な「自動更新」のワナ 「1ヶ月無料トライアル」だと思って音楽や動画のサービスに登録したら、利用規約の非常に分かりにくい場所に、「無料期間終了後は、高額な年間プランに自動で移行します」と書かれていた。 気づいた時にはすでに引き落とされており、解約しようにも手続きが複雑で、返金にも応じてもらえない…。

    事例②:あなたの情報、どこまでも 「便利な家計簿アプリ」や「無料のゲーム」と引き換えに、私たちは何に同意しているでしょうか。 規約をよく読むと、「サービス向上のため」という名目で、あなたの閲覧履歴や購入履歴、場合によってはスマートフォンの位置情報までが、第三者の会社に「マーケティング目的」で提供されることに同意してしまっていた、というケースです。

    事例③:不利な「返品・解約」条件 ネット通販(ECサイト)で洋服を買ったところ、届いた商品に不備がありました。 しかし、いざ返品しようとすると、「利用規約に『セール品の返品は一切不可』と記載があるため、対応できません」と突っねられてしまった…。

    これらは、決して珍しい話ではありません。 「規約に書いてあったでしょう? 同意しましたよね?」と言われてしまえば、私たちは弱い立場にならざるを得ないのです。


    【インパクト】見えない「小さな不利益」の積み重ね


    「未読同意」が直接の原因となったトラブルの「正確な件数」を把握するのは、実は非常に難しいのです。

    なぜなら、 「自分がしっかり読まなかったせいだ」 「少額だから、まあいいか」 と、多くの人が諦めてしまったり、泣き寝入りしてしまったりするからですね。

    問題は、一件一件の被害額は小さくとも、社会全体で見れば「消費者が気づかないうちに損をしている」という状況がまん延していることです。

    そして「同意疲れ」が続くと、私たちは企業から提示されるものに対して無防備になってしまいます。 これは、企業と消費者の間にあるべき「信頼関係」を、少しずつ蝕んでいく、深刻な社会課題だと私たちは捉えています。


    【背景】なぜ「分かりにくい規約」はなくならないのか


    ここで、少しだけ企業側の裏話にも触れておきましょう。 もちろん、多くの企業は誠実な運営を心がけています。

    しかし現実には、「法律で表示が義務付けられているから、とりあえず規約を置いておこう」という形で、分かりやすさまで配慮が回っていないケースも散見されます。

    さらに悪質なのは、意図的に「分かりにくく」しているケースです。

    たとえば、「同意する」ボタンだけを大きく緑色で目立たせ、「同意しない」の選択肢は小さな灰色の文字で分かりにくく配置する。 こうしたデザインは、「ダークパターン」と呼ばれています。 これは、「皆さんが気づかないうちに、不利な選択をさせようとする“いやがらせ”のようなデザイン」のことですね。

    こうした手口が、残念ながら私たちの身近にあふれているのが現状です。


    【まとめ】「形骸化した同意」から、一歩踏み出すために


    この「未読同意」や「ダークパターン」の問題は、日本だけの話ではありません。世界共通の課題です。 特にヨーロッパ(EU)などでは規制が進んでおり、「企業は消費者に対し、もっと分かりやすく説明する責任がある」として、ルール作りが活発になっています。

    私たちは、こうした「形骸化した同意」という社会課題を、理念や理想論だけで終わらせたくありません。 「ビジネス」の力でこそ、この課題は解決できると信じています。

    企業にとっても消費者にとっても、誠実で分かりやすい「同意」の形(プラットフォーム)を、この日本から作り出し、世界に発信していきたい。それが私たちの大きなビジョンです。

    とはいえ、社会が変わるのを待っているだけでは、私たちの「小さな不利益」は続いてしまいます。

    大切なのは、まず私たち消費者自身が、「賢くなる」こと。 「このボタンを押したら、自分はどうなるんだろう?」 「このサービスは、私の情報を何に使おうとしているんだろう?」 と、ほんの少しで良いので、一度立ち止まって考える習慣を持つことが、不利益な契約から自分を守るための第一歩だと思います。

    私たちは、皆さんが安心してサービスを使える社会を目指して、これからも情報発信を続けていきます。

    最後までお読みいただき、ありがとうございました 🙏





    いかがでしたでしょうか。 皆さんが日常的に押している『同意ボタン』について、何か新しい気づきがあれば幸いです 🤝

    次回は、皆さんの「同意」を巧みに誘導する「ダークパターン」という手口について、詳しくお話ししたいと思います。


     
     
    ソーシャルペンタゴンは、サービス企業の利用規約やプライバシーポリシーを弁護士が法的知見を踏まえ、5つの指標を軸に注意すべき重要なポイントをダイジェスト化した「ソーシャルペンタゴンダイジェスト」を開発、運用しております。https://pentagon.social/digest/

    あなたへのおすすめ