
AIに聞くのもいいけれど
古い友人からLINEが来た。
「ねえねえ、自宅からこんな御朱印が出てきたんだけど、これいつのものだろう?」

ボクはちょうど出かけようとしていたところだったので、この画像をGeminiに投げてサクッと回答を得ようとした。Geminiの回答は以下の通りだ。
画像の御朱印に書かれている日付は令和元年8月24日(2019年8月24日)です。
文字の解読内訳は以下の通りです。
年: 令和元年(令和1年/2019年)
月: 八月
日: 廿四日(「廿」は20を意味するため、24日です)
なお、中央の朱印には「阿智神社」(岡山県倉敷市)と記されています。
阿智神社は、岡山県倉敷市の鶴形山にある神社だ。
位置的には倉敷美観地区の北側にあり、航海の安全を司る宗像三女神を祀っている。本殿北側にある「阿知の藤」は日本一の大きさと古さといわれ有名なんだそうだ。ボクは行ったことないけど。
まあ、そこはいい。
Geminiは神社印は正しく読み取った。
だが、問題は「月」よ。
水無月は8月じゃない。6月だ。
梅雨が明けて日照りが続き、水が涸れてなくなる月だ(という覚え方をボクはしている)。
そして「日」だ。
Geminiは「丗」を「二十」と読み違えた。
正しくは「三十」だ。
念のため、ChatGPTとClaudeにも読ませてみたが、両者とも「6月20日」と回答してきた。こちらは「水無月」は判別できたらしい。
6月30日といえば「夏越の祓(なごしのはらえ)」だ。
この時期になると、神社の境内に大きな茅(ちがや)の輪が置かれ、厄払いのための「茅の輪くぐり」の作法が書かれた看板が添えられることが多い。
令和元年は2019年5月~12月までの8か月間。
平成天皇が生前退位されたことで、自粛することもなく、日本全体がお祝いムードだったはずだ。
そんな中、彼女たちはいそいそと旅行の計画を練ったろう。
阿知神社参拝に併せて美観地区を巡り、古民家カフェで休憩し、ひょっとしたら大原美術館あたりに立ち寄ったかもしれない。あそこは棟方志功の木版画の展示が有名だからな。
…などと、勝手に想像を膨らませてみる。
AIに「当時の彼女たちの旅行記を創作しろ」といえば、いい感じのものを生成してくるだろう。
だけど、人が自分でナラティブを生成するということをやめてしまってはいけないと思うのだ。