
コンパクトに行こう
これまでにも何度か書いたことがあるが、ボクは小さい車が好きだ。
何度か軽自動車も乗り継いでいる。
スズキの「ジムニー」とダイハツの「ソニカ」だ。
両車の魅力については、過去に記事に書いたことがあるので、そちらを読んでいただければと思う。
軽自動車の欠点は乗員数が4名だというところだ。
(特に最近の軽は)確かにコンパクトに作られてはいるが、必要最低限の空間と装備は用意されていて、これといって不便に感じるところはない。乗員数が4名という制約はあるものの、駐車場や重量税などまで含めて考えれば、おつりがくると言ってもいいかもしれない。
「車両」という枠で考えたとき、その枠の内側を小さくすれば、外側は広く使えるということになる。つまり、車を停めるときにも、道路で他の車両とすれ違う時にも有利だ。
そもそも日本という国には、できるだけ小さなスペースにコンパクトにものごとをまとめようという思想が文化として流れているわけで、その文化が現代になって反転しているわけじゃない。だけど、なぜだか自動車だけは大型化していっている。
カローラにしてもプリウスにしても、シビックもステップワゴンもスイフトスポーツも…
ボクは月に数回出張をするのだが、神戸あたりまでは新幹線を使う。
それは、飛行機に比べて天候などの影響を受けづらいからだ。だからあまり遅延したり欠航したりすることがないし、ギリギリで駅に着いてもそのまま電車に乗り込めるというところも大きい。飛行機だとどうしても空港でチェックインをして、搭乗までロビーで待って… という時間が必要になってしまうからな。
さて、ボクは新大阪駅で新幹線を降りてJR京都線に乗り換えることが多いのだが、そこにはダイハツのディスプレイがある。その周囲にスマホを見ている人が立っていることが多いことから推察するに、大阪の人はここを待ち合わせの目印に使うのだろう。

一方、新幹線の改札内のコンコースにはスズキのディスプレイもある。

面白いのは、どちらもディスプレイしてあるのが「軽トラ」であることだ。
ダイハツは、ハイゼットトラックの5代目モデル。
1980年代の旧車、まだ軽自動車の規格が550ccだったころのものだ。これは今でも農道などで現役のヤツを見かけることがあるなあ。
スズキは、最新型(2023年~)のスーパーキャリイ。
これは、通常の「キャリィ」のキャビンを後方に拡げることで、シートをリクライニングさせることができたり、室内に荷物を積めるようにした仕様の車種だ。
その分、荷台のサイズが小さくなってしまっているが、後方に拡大したスペースを20cmほど浮かせることで、厚みのない長尺物なら積めるように設計されている。こういう繊細なところが日本的なんだよな。
少子化や単身世帯の増加などによって、今や日本の平均世帯人員は2.20人だそうだ。つまり、世帯そのものがどんどんコンパクトになっているのだ。
大型ミニバンなんて使うタイミングないじゃないか。
日本人諸君。
コンパクトに行こうぜ!