
自ら限界を認めたときから変化する
アドバイスを聞き入れない人がいる。
いくら周囲が助言をしても、すれ違っていく。なぜ聞き入れないのか。
理由はシンプルだ。
本人のなかで「聞き入れない」と心に決めているからだ。こうなると、外からの言葉はどんなに正論であっても届かない。
なぜ、そこまで頑なになってしまうのか。理由を紐解いていくと、過去の成功体験に行き着く。
彼はこれまで、圧倒的な「力技」で仕事を進めてきた。気合と時間とバイタリティで押し切り、成果を出してきたのだ。
そのやり方で修羅場を潜り抜けてきた自負があるからこそ、アドバイスなど聞かなくても突破できると思い込んでしまう。
だが、置かれる立場や役割が変わると、ゲームのルールが一変する。仕事の難易度が上がり、自分ひとりの力技ではどうにもならない局面が訪れる。
成果が出ない。
それでも彼は「そんなはずはない」と、さらに力技を繰り返す。結果は、ことごとく上手くいかない。泥沼にはまっていく様子を、私はずっと見守っていた。
1年ほどが過ぎた頃、私は彼に静かに問いかけた。なぜアドバイスを取り入れないのか、と。詰問するのではなく、純粋な問いとして投げかけた。
すると彼は、ぽつりと本音を漏らした。自分なりに成果が出ると思っていたし、もしダメでも力技で挽回できると思っていた、と。
しかし、今の仕事の難易度ではそのやり方が通用しないことに、ようやく自分自身で気づいたのだという。壁にぶつかり、自分の限界を認めた瞬間だった。
では、どうすべきか。彼は自分で考え、私に教えてくれた。
段取りもなく突き進み、行き詰まったら時間をかけて力技でリカバリーする。そんなやり方では、今の仕事で成果を出せるはずがない。だったら、あらかじめ段取りを組もう。成功までの道筋を立て、それに沿って行動してみよう、と。
その直後、彼から一通のメールが届いた。これまで彼が送ってきたことのなかった、丁寧な「段取りメール」だった。
画面を見たとき、胸の奥がじんわりと温かくなった。
人は、誰かに指示されただけでは本当の意味で変わらない。自分で自分の失敗を認め、自分の頭で考え抜いたときにしか、行動の変化は訪れないのだ。
たった一通のメールかもしれない。しかしそこには、過去の成功体験を手放し、新しい自分に生まれ変わろうとする大きな決意が込められていた。
彼の人生が変わる一歩に、少しだけ寄り添えたのかもしれない。
仕事の難しさに直面し、自分の殻を破った彼は、これからきっと大きく伸びていく。新しく手に入れた「段取り」という武器を携えて歩み始めた彼を、これからも温かく見守っていきたい。
この記事が、あなたの明日を変えるきっかけになれば嬉しいです。
共感いただけましたら、応援の『スキ』『フォロー』をいただけると大変励みになります!
#SE #管理職 #50代 #仕事術 #日常 #気づき #ゆるやか #等身大
#ビジネス #マネジメント #キャリア #自己成長 #働き方
Amazonアソシエイト・プログラムに参加しています
私が普段のリフレッシュやちょっとした備えとして、実際に愛用しているアイテムもあわせてご紹介しますね。
仕事や作業で行き詰まった時、一気に気分をリセットしてくれるガツンと強めの爽快感。冷やした強炭酸水をストックしておけば、自宅にいながらいつでも最高のリフレッシュができます。
万が一の災害や断水に備えて、水のストックは必要不可欠です。日常的に使いながら古いものから消費していく『ローリングストック』なら、賞味期限切れの心配もなく、常に新鮮な水を自宅に備蓄しておけます。