
笑い過ぎて涙も出てしまったラブコメ『負けヒロインが多すぎる!』【アニメ感想文】
曲作るぞと意気込んでお盆に入った途端、PCが逝ってしまい、折れそうな心をアコギをかき鳴らして紛らわして盆休みを過ごしてます。
音楽制作環境の再構築が済むまでは、嫁さんのPCを借りて、テキストベースのアウトプットに専念することにしました。
さて今日は、今季(2024年夏)放送中のラブコメをご紹介させて戴きます。
普段積極的に見てないジャンルではあるのですが、1話冒頭からオープニングまでの6分間で、早くも今季の覇権だ!と思ってしまった作品です。
放送中なので、ネタバレは極力控えて、この作品の魅力をお伝えできればと思います。
負けヒロインが多すぎる!
主人公は、高校2年生の温水和彦(ヌクミズ カズヒコ)。
クライメイト八奈見 杏菜(ヤナミ アンナ)の失恋現場に偶然居合わせたとこから物語が始まります。
この2人を中心に、恋に破れた乙女達にスポットをあてたラブコメです。
この年頃ならでは、限られた世界感しか持たないがゆえの、こだわりや喜びや傷心を丁寧に丁寧に、そして面白おかしく描いてあります。
私のようなおじさんからすると、どのキャラも可愛くてしかたないw
ほぼ、主人公と一緒に突っ込みながら、時には声に出して笑い、時には感傷に浸ってしまう、感情の振れ幅が大きな作品です。
生きてる台詞が面白い
いくつかこの作品の魅力を挙げてみます。
一番は、台詞がいちいち楽しいところ。
上のPVでも聴ける八奈見の台詞
「あのねー温水くん、女の子は2種類に分けられるの。幼馴染か、泥棒猫か。」
これにぼそっと突っ込む温水
「なるほど、大胆な分類だ。」
八奈見の台詞をいくつか恋愛を重ねた大人が言うのなら、洒落っ気も重みもあるけれども、高校2年生の女の子が言うと、見てるこちらも突っ込まずにはいられないw
そこを温水が絶妙なタイミングで突っ込んでくれるので、腹筋にくるほど笑ってしまう。基本この繰り返しで話が進みます。
先に限られた世界感と書きましたが、この年頃の彼女らに豊富な恋愛経験などありえません。狭い視野で、聞きかじった知識で、小さな社会で、その限られた世界という意味です。その中で、精一杯頑張ってる姿が、滑稽で、可愛く、愛おしく感じます。
滑稽な様を表現してる作品は面白い
これは私の持論です。私が思う滑稽な様とは、全ての努力が一瞬で無と化し笑うしかない状況であったり、100%本気で臨んでいるにも関わらず立場が違うの人間からは全く価値を感じられない様です。
哀れみに思うかもしれませんが、喜怒哀楽のさらに深いところを表現してると思っています。キャラクター本人には見えないけれど、見てる私たちには喜怒哀楽以上に語り掛けてくるものがある、創作物ならではの視聴者を引き付ける演出と言えます。
この作品では滑稽な様をギャグにしてある?微妙に違うか。
ギャグを滑稽に描いてるの方が正確。
笑うしかないけどそこで終わらず、がんばれ!って声を掛けてる自分が居ます。すっかり感情移入してますw
製作陣からすれば、策にまんまとハマった視聴者A。まさに滑稽w
母を訪ねて三千里やこのすばは、滑稽な様が上手く描かれています。
この作品もこれらに並ぶ名作になる素質を感じてます。
劇場版クオリティーのアニメーション
一見して、おそらく99%の人が思うことでしょう。
画がきれい
細田守さんか!新海誠さんか!と見紛うほど劇場版アニメの美しさです。
それに加え、高いクオリティーの作画で描かれる
生き生きとしたキャラクター達
手書きアニメーションらしい表現で魅せてくれます。
実写のようにぬるぬると動くCGよりも、手書きの方が物語に没入しやすい決まってます。
これぞアニメーションらしいアニメーションです。
コロコロ変わる八奈見の表情なんかは、音が無くても楽しめそうですw
テンポの良さ
ボケと突っ込みの間が絶妙!
当然、役者さんの演技もあるでしょう。
逆に、演技が素晴らしかったので、作画を直した部分もあったのではないかと思うほど。
これほど、台詞・テンポ・作画が嚙み合ってる作品はなかなかお目にかかれません。しかもコメディーとなると、手を抜ける隙間はシリアスな作品よりも多いはずなのに、この力の入れよう!
どんだけ本気でお金かけてんだよ!と突っ込んでおきます。
今回は珍しくラブコメ作品を紹介させて頂きました。
現在、5話まで放送が済みましたが、今なら ABEMA で無料配信してるので是非追っかけてご覧ください。
普段ラブコメ見ない方も、冒頭の6分間 だけ試しにご覧下さい。
もしこの6分間を面白いと感じたなら、この後も間違いなく楽しめます。
ではまた、enjoy!
オープニングにも作品の魅力が詰まってます。