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ネガティブ・ケイパビリティと日本語講師

    「待つ力」がレッスンを変える


    「えっと……」


    「うーん……」


    「あー……」


    日本語の会話レッスンをしていると、

    そんな沈黙が生まれることがあります。


    学習者が言葉を探している時間です。


    その沈黙を、

    教師はどう受け止めるのでしょうか。


    正直に言うと、

    私はその時間にもどかしさを感じていました。



    沈黙の長いレッスン


    先日、中国人学習者のチョウさんと

    日本語の会話レッスンをしました。


    チョウさんは日本語を学び始めたばかりです。


    言葉を探しながら、

    ゆっくり、ゆっくり話します。


    「えっと……」


    「あ、あの……」


    言葉が出るまでに

    長い沈黙が生まれることもありました。



    正直にもどかしかった


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    正直に言うと、

    私はその沈黙にもどかしさを感じていました。


    日本語教師としての経験がまだ浅く、

    初級学習者との会話の進め方に

    慣れていなかったからです。


    本当はチョウさんに

    もっと話してもらいたかった。


    でも沈黙が続くと、

    ついこちらが話してしまう。


    気がつくと、

    自分の方が多く話していました。



    思い出した「待つ力」


    レッスンが終わったあと、

    あることを思い出しました。


    私は幼稚園と保育園で13年働いてきました。


    子どもと関わる仕事で

    一番身についた力は何かと聞かれたら、

    私はいつもこう答えます。


    「答えを急がずに待つ力」


    子どもは

    何をするかわかりません。


    だからこそ、


    よく観察し

    思い込みを外し

    答えを急がない


    そんな姿勢が必要でした。



    ネガティブ・ケイパビリティ


    この「答えを急がない力」は、


    ネガティブ・ケイパビリティ

    (Negative Capability)


    という言葉で説明できるそうです。


    簡単に言えば、


    すぐに答えを出さず、

    不確実な状態に耐える力。



    日本語教師にも必要な力


    外国語を学ぶ人は、

    すぐに言葉が出るわけではありません。


    考える時間が必要です。


    言葉を探す時間が必要です。


    その沈黙を

    教師がどう受け止めるか。


    そこに

    レッスンの質が現れるのではないかと

    感じました。



    教えるということ


    日本語教師は

    説明する仕事だと思っていました。


    でも今は

    少し違うように感じています。


    教えるということは、

    相手の言葉が生まれるのを待つこと。


    その沈黙の時間も、

    レッスンの大切な一部なのだと思います。



    良い教師とは、説明が上手い人ではなく、

    沈黙に耐えられる人なのかもしれません。



    あなたは誰かと話すとき、

    相手の沈黙をどれくらい待てていますか。

    最後まで読んでくれてありがとうございます。


    現在、オンラインで日本語レッスンもしています。
    「正しい日本語」より、 まずは安心して話せることを大切にしています。
    大和言葉や、日本文化を交えながら、 やさしく自然な日本語を一緒に学んでいます。
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    私はPreplyを23ドルでスタートしましたが、何ヶ月もほとんど生徒が来ませんでした。

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    『何ヶ月も生徒が来なかった私が、Preplyで最初の1人に会うまで』

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    38歳。幼稚園教諭から日本語講師へ。日本語教育能力検定試験挑戦中。日本語は教えてますけど、 文法オタクではないです。 通じたら、だいたい喜びます(笑) 正しく話す日本語より 「通じた瞬間の日本語」が好きです。人生はレベル上げ中。 #NativeJapanesespeaker

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