
ゴンドラは飛ぶ、棺を牛を恋を乗せて
秋の始まりのextra edition
(番外編の公開記事です)
『ゴンドラ』(2023ドイツ・ジョージア合作 Gondola)
監督・脚本:ファイト・ヘルマー
撮影:ゴガ・デヴダリアニ
美術:バチョ・マハラゼ
音楽:マルコム・アリソン
出演:マチルデ・イルマン、ニニ・ソセリア
第36回東京国際映画祭コンペティション部門出品。
劇場公開日:2024年11月1日

背景ぼかし過ぎ!全然こんなシーンもないし。でもザクロの木が入ってるのはいいかも。
(三行あらすじ)
ジョージア南部、小コーカサス山脈の小さな村フロ。山の谷間を行き来する2台のゴンドラで乗務員として働くイヴァとニノ。一日に数回すれ違うタイミングで変装や装飾で「一発芸」を見せ合うのが唯一の楽しみだった。
グルジアでもジョージアでもなく
わたしはまだ英語読みの
「ジョージア」に慣れていない。
ロシア時代のことは
もちろん脱ぎ捨てていいんだけど
「グルジア」に馴染みがあり過ぎて。
現地での正式な自国名は
「サカルトヴェロ」らしいので
正確な発音じゃないかもしれないけど
そう呼ぶようにしたらどうなのかな?
何でもかんでも英語がデフォルトって
トランプがちらついて嫌やねんけど。
セリフ?要りません
監督・脚本:ファイト・ヘルマー
となっていますが
(あれ?誰かセリフ喋ってたっけ?)
このヘルマーさん
長編デビュー作『ツバル TUVALU』
『ブラ!ブラ!ブラ!胸いっぱいの愛を』
からこのスタイルらしいです。
「シネマのエッセンスはイメージと音響
にあると思っています。会話があると、
字幕や吹替が必要になったりして、途端に
“壁”ができてしまうんです。そうした要素を
排除して、イメージだけに焦点を合わせる
ことで、センシュアルなレベルに達すること
ができると思います」
「ただ、これは観客のみなさんがオープンで
ないとできないことです。こういう映画が
嫌いな人もいるかもしれませんが、好きだと
いうひとは私の友達です」
※第36回東京国際映画祭の会場にて
わたしは普段は脚本重視で
映画館でもコソコソと
書き留めたりしてきたけれど
(走り書き過ぎて読めない)
『ゴンドラ』で説明が必要なシーンは
ほぼないので全く問題なかった。
音(ゴンドラのロープを巻き取る音、
物を蹴ったり、落としたり、動物が
鳴いたり、笑い声、歓声など)は
ふんだんにあるし、
BGMのほかにも
グラスハープやバイオリン、トランペット
素敵な音楽は散りばめられている。

「STATION]の看板、キーホルダーにしてくれないかな。

地上からの高さ280メートル〜350メートル。わたしは無理です!
(この日はキャビンアテンダント姿で飛行機仕様にしています)
ロープウェイとゴンドラ
いのち短し 恋せよ乙女♪
のほうの「ゴンドラ」は
ヴェネツィアのあれですが、
宙を飛ぶ乗り物の呼び方は
どう使いわけたらいいのか?
ざっくり言うと
「運行の仕組みと乗車人数」だそうです。
ロープウェイ
山頂と山麓の間を、
上り用と下り用の大型の箱が
1台ずつ、行ったり来たりして動く。
数十人以上、大人数が一度に乗れる。
ゴンドラ
1本のワイヤーに小型の箱がぶら下がり、
ぐるぐると円を描くように循環して動く。
4人から8人乗りなど少人数用。
他にも色々な説明を読んだけど
本作の「赤い可愛い乗り物」は
そのどっちでもあり、どっちでもない。
実際の撮影では
途中で駅舎が改装されたり、
真ん中で交差するのを撮りたいのに
1台しか運行していなかったりで
あっちのゴンドラ、こっちのゴンドラを
赤に塗り替えながらだったらしい。
メインで登場するフロ村ゴンドラ
「フロ=タゴ・ケーブルウェイ」は、
途中にロープを支える鉄塔(支柱)が
1本もない「ワンスパン方式」なので
揺れとスリルは相当なもの。
でも支柱があった場合、
そこを通過するたびに
大きな振動や機械音が鳴ってしまうので
この詩的な世界観、不思議な浮遊感が
生まれることはなかった。
それにしても高所恐怖症なのに
頑張りましたね、女優さんたち。

父親の死をきっかけに故郷に戻ったイヴァ(右)このあと二人には可愛いロマンス💛が
でも会話はまったくありません。それもいいなぁ。

衣装を全部見て欲しいのでドア全開です。

最初はツンデレのエレーネちゃん、あきらめなかったルカくん。

ニノとイヴァの機転でついに上空散歩を実現できた。
冒頭、イヴァの父親の棺ドーンと乗せてたから(ドア全開)何でもあり、と思うけど
ニノに振られ続けてひねくれた駅長の意地悪でしかない。

ニノが村のひとたちと打ち合わせしてBGMもバッチリ。花火まで上がるし(笑)
ヒロイン二人の恋が
当たり前のように描かれるのがよかった。
もう、普通のことなんですよ。
Boy Meets Girl💓じゃないことは。
(この人をずっと見ていたい、
この人を楽しませてあげたい)
そんなみんなが
堂々とHappyでありますように。

おいしそうだった。ほぼ種やけど大好き。日本はそろそろ旬かな。買います!