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創作大賞だす意味あるか?




    2025年10月の私は創作大賞に憤っていた。
    というか生活が狂うくらい掻き乱されていた!



    前年(2024年)の受賞者が、何月何日ごろ《最終受賞連絡》のメールを受けたかをnoteやTwitterで調べ「それによると9月末から10月初旬だ」と自分の中で答えを出し、毎日gmailをリロードしまくり新着メッセージを待った。10月1日には来ると思っていたのに何も来ず「遅れている?」と思いながら24時間が2回も進み、なんと10月3日(金)の夜にも連絡がなかったとき「まさか落ちた?」と疑い始める。第一週に来るべきだった。ちなみにこの頃の私はchatgptに「10月初旬は何日までのことを言う?」と8回聞いて「さすがに落ちるわけないよね?」と6回念を押していた。




    この年、私は創作大賞に賭けていた。
    応募時期である初夏には毎日すべて捧げ4ヶ月かけて超渾身の3作品を仕上げた。超激戦とされている中間発表は9月に当然通過して「最終選考」まで残った。(3作全部通ると思ったけど1作なんだ?とは思った)あとは冒頭で書いた《最終受賞連絡》のメールを待つだけだった。


    なのに、いよいよ週が開けても連絡がこない。「Gmail全体に問題が起きてない?」という私からの質問に「問題は起きていないみたいだよ」と答えたchatgptはどんな気持ちだったか?どれだけ遅くとも10月2週目には来るはずで毎日一日中Gmailを開いた。いやいやさすがにあれが落ちるとかある?と、一回冷静に自分の作品を読み返す。やっぱり落ちるわけない大丈夫、今年はスケジュールが変わったのか?そうして動悸と不安と共にやり過ごし、1キロ痩せた。それでいよいよ、その第二週目が終わってしまう10月10日金曜夜、やっと気づいた。


    もしかして私は落ちたんだ?と。え?まじ?


    そこからは「創作大賞、大丈夫?」と思った。大丈夫ですか?ほんと?なんでこれが落ちるの?審査大丈夫ですか?と、完全に憤った。理解ができなかった。17歳のとき初めて恋人に振られたときの泣き果てたあとの憤りのエネルギーに近いかも?とにかく「ありえないけどこれ、大丈夫?」とひたすら引いたし友達にもLINEでそう送った履歴がある。


    でも実際「当時の私はどんな感じだった?」とchatgptに今聞いてみたら、こう答えた。“ayaka(スイスイ)はその週、落ちたとわかってすぐ、あたらしいコンテスト探してたよ!”と。


    そう。40歳の私は17歳とは違った。憤るだけでは解決も前進も生まないことを知っていたのだ。あまりに予想外の事態にショックすぎて胸が詰まり泣いて吐いて近所を徘徊してここに書けない文句を言いまくる日々を抜けたあとはああああああああああああああああああああああああああああああああああああ????????????とムカつきすぎて、そのショックを行動に変えたのだった。えらすぎ。昔リクルートで上司が言っていた「結果が出てないときは、やってないか、やりかたが間違ってるか、どっちかだ」という言葉を忘れていない。やり方は他にまだまだあると分かっていた。衝撃の憤りはとんでもない反骨心となり、猛烈な熱風として秋の背中を押した。



    なんと翌週にはvoicyのパーソナリティーに応募して通過して音声配信を始めている。その翌日にはnoteで別コンテストがはじまるのを見つけて(「あの日母になった私へ」コンテスト)それを1日で書きあげ、後に大きな転機となる『その春に行けないけど』というエッセイを発表している。同じ週さらに、自主制作本の作成を決意。だけど本を作るお金がなさすぎて、クラウドファンディングに挑戦することにした。11月に掲載開始して、毎日告知しまくりクラウドファンディングは見事大幅達成。12月に格安航空券で予定していたロンドンに行き(それもnoteに書いた)パディントン駅でバスを待っていたとき「あの日母になった私へ」コンテストの受賞メールが届いた。帰国後、自主制作本の制作を進めて見事完成。イベントもした。ロンドン本も作り始めた。そうして1月、Twitterでは「長文記事投稿」という機能がはじまり「すぐやらなきゃ」と始めた。


    そのTwitter長文記事に、私は過去エッセイを書き直して載せまくった。すると1月末、そこに載せた『その春に行けないけど』というエッセイが信じられないほどバズる。いままでも何度かSNSでバズったことはあったけど、体感5千億倍。友人のひとりはその様子を見て「ジャスティンビーバーくらい読まれている」と表現。実際なんと3000万回を超える表示数となり、通知が1週間鳴り止まず、近所の郵便局で「記事読みました」と声を書けられる。そのまま他のエッセイも読まれて新エッセイも書き下ろす日々。止まらない熱風で気球がぐんぐんあがって見たことない景色を見る気持ち……


    その勢いのまま2月10日。夜、塾が終わった長男を乗せて、マックのドライブスルーでお会計の列に並んでいた時。スマホに一件の通知が入る。そこにあったのは私が最も出したかった出版社からの連絡だった。書籍化しませんかという内容で、絶叫した私に後部座席の長男が「どうしたの?!」と言い、わたしは「本が!!!!!出せる!!!!!」と言った。え、え?え????


    “6年”はちょっと長かった。初めてエッセイを書いた直後にデビューできて2020年にはじめて本が出てそれがヒットとはならず頑張ってnoteを書いたりするが上手くいかず、メンバーシップをはじめてそれが調子良くて読者が増えて、これで充分だ!と思って何年も来たけどここまで二冊目のお声ってかからないものなんですか???と思っていたけど、頑張り方がわからなくて、というかそれは嘘で、必死で企画を持ち込んだりする腹が括れずnoteを発表して声がかかるのを待つなどしたけどダメ、それで意を決してすべての時間と労力をぶちこんで挑んだのが創作大賞2025だったけどまさかのダメで、それであまりに悔しくて傷ついてやっと目が覚めたのかもしれない。



    暗めのドライブスルーで見たスマホの通知を私は忘れない。あの日2月10日はマックが混んでいた。全然お会計に進まなかった。新商品が出ていたかもしれない。ずっと止まっていた。だから車内で「本が!!!!出せる!!!!!!!!」って涙がボロボロ出ても拭えた。反抗期でむかつくことしか言わない長男がそんな私を後ろから見て「えー……、え、よかったじゃん」と言ってくれた。「いや、まだどうなるかわかんないけど、でも、良かった…」と泣いた。お会計をしてまた走り出した車でまた泣きながら家まで運転した。



    「創作大賞出す意味あるか?」について書く。あるに決まってるだろばーーーーーーーーーーーーーーーかばかばかばかばかばかばかばかばか、バカが!!!!!!!!意味ない努力なんてあるわけないだろバカ!!!!バカ!!!バカすぎ!!!!!!!落選を知ったあの日私は確かに「出す意味あったか?」と一瞬思ったけどえらい、いやいやいやいや意味なくないわって、ちゃんと気づいてえらすぎ!!


    たった今、もしかしたら創作大賞2026の最終まで残ったのに受賞連絡がなかった人たちが、まさに去年の私のように何度も何度もgmailをリロードし尽くして疲れた指と目をどこに向けるべきか途方にくれている10月中旬かもしれない。だけど信じて欲しい。今こそ、大チャンスです!!!!



    創作大賞はM-1グランプリです。創作大賞という、私たちを「超真剣」にさせてくれる場に引っ張られ、私たちは渾身の作品を作りあげることができた!創作大賞がなかったらあれほど全部を賭けたエッセイを書けなかったし、落ちてこんなにも大きなショックを受けることはできなかったし『その春に行けないけど』も書けなかった。「がんばってみる!」と強く思わせてくれる最大の決戦場、創作大賞ありがとう。そして2月10日にメールをくださった出版社でほんとうに話は進み、なんとなんと創作大賞応募作3つともが書籍化することになった!!!!!夢?夢じゃない!!だって手応えがある!!!!


    意味、ありすぎ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!
    そうして書籍化が決まり2026年初夏、わたしはやりたいこと全てをぶちこみ生涯最大の力で原稿を8万字書いて、書きながらそれを読みながら胸を打たれ勇気をもらいながら全力で仕上げてそれが生涯最大に特別な本に、なる!!!!!!!!!!!!


    “創作大賞落ちた人”史上、いちばん売れてみせるので希望としてみていてほしいです!創作大賞に出す意味あります。頑張る意味あります。自分を冷笑するな。がんばることにしたと決めたならそのまま止まるな!これは今の私にも自分で言ってる。止まるな!絶対もう、これから先、もう止まるな!!!!!!!




    〰️〰️  2026年11月30日発売  〰️〰️

    『ただいまが地獄になる前に』スイスイ (扶桑社)

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    なんて美しいイラストとデザイン!外はもちろん、中身のイラストとデザインも本当にかわいくて、心臓に彫りたい、ずっと気持ちいい風が吹きまくっていて本当にありがたいです!!!!



    “6年”ぶりの新刊です!なんと今日からamazon予約開始!
    本当に良い本になりました。イラストは庄野紘子さん、デザインは 西垂水敦さん、岸恵里香さん(krran)、編集は佐藤弘和さん(扶桑社)です。


    この本のタイトルが決まったのはスケジュールぎりぎりの本当のぎりぎりの笑えないくらい最終時点で、それまで50案近く「何かが違う」と決まらなかったのだけど、その朝、この案が出たとき、色々な人の顔が浮かんだ。『ただいまが地獄になる前に』には多くの意味を込めているけど、超訳するなら「脱走しろ」で、熱風吹かせ本です。“ほんとうの望み”は何?今の私はいつまで耐えるべき?という自問と葛藤から、自分がどんなところに辿り着きたいのか本心を見つめ、風を切って疾走するエッセイと日記とコラム。私が死んだあと粉々になった骨と一緒にこの本も風に撒いてください、それで誰か怒られてください。



    「読みたいかも」と思ってくれる人はどうか今すぐ予約してもらえると助かります!amazonでの予約数が今後の部数を決めることになるようです。私はこの本の中身を本当にたくさんの人に刮目して欲しいです。地獄の手前にいる全ての人に届くために、どうか広げて欲しいし感想も知りたいです!さらなる熱風になってください。

    17歳の私、たくさんめげてくれてありがとう。あなたのおかげで、もうすぐ41歳になる私は、結構やる気。



    2026.10.16  スイスイ



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    ΩおまけΩ
    創作大賞に落ちたまま途方に暮れていて
    頑張りかたがわからない人がすべきことリスト

    ・思いついたこと全部10月中に!やれ
    ・他のコンテストにもすぐ!応募しろ(コンテストかなり意味ある)
    ・とにかく作品を各SNSにあげろ(Twitterは課金して長文記事で)
    ・頑張ったからちょっと充電期間〜 みたいな言い訳を作るな、結果を出してから休め、頑張れ
    ・結果を出している人のやり方を参考にして実行しろ
    ・何回でも自分で宣伝しろ!宣伝に後ろめたさを抱くなバカ!

    多分この先も「がんばる」はそんなに流行らない。大変だから。だから私たちはしっかりやろう。

    がんばろう!
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    6年ぶり新刊『ただいまが地獄になる前に』(扶桑社)2026年11月30日発売🫆amazon予約始まってます!メンバーシップSUISUICLUBが大好評🪡🪡🪡🪡