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知立神社の神主家・永見氏

    1 出自


     各国の統治は、各国の豪族の中から選ばれた「国造」が行っていた。尾張国は乎止与命、三河国は東西に分かれ、西の三河国は知波夜命、東の穂国は朝廷別王、後に菟上足尼が派遣されて国造を務めた。
     「大化の改新」により、各国の統治は、中央政府から派遣された国司が行うことになり、国造は神主となった。尾張国造・乎止与命の後裔・尾張氏は尾張国三宮・熱田神宮、三河国造・知波夜命の後裔・永見氏は三河国二宮・知立神社、穂国造・朝廷別王の後裔(と自称する)草鹿砥氏は三河国一宮・砥鹿神社の宮司になった。(三河国造宗家は、三河姓を名乗る永見氏であった。)

    2 系譜

    天照大神御孫・天照国照彦火明櫛玉饒速日尊、御子・「三河姓祖」宇麻志麻治命の末、三河国造・知波屋見命15世の孫、三河姓貞連、白鳳2年、蒙天武天皇勅命、為三河碧海郡知立神主。

    『永見氏家譜』

    天照大神
    天忍穗耳尊
    天照国照彦火明櫛玉饒速日尊(天火明命):饒速日
    宇麻志麻治命:三河姓の祖
    出雲色大臣
    大木食命:三河国造の祖
    油子乃命
    花子乃別命
    古利乃別命
    ①知波屋見命(知波夜命)
    ②宮手古乃命
    ③真咋乃命
    ④武加古
    ⑤途布古
    ⑥海乃古
    ⑦歌止古
    ⑧知自布
    ⑨建田万呂
    ⑩船佐久
    ⑪水麻呂
    ⑫伊狭布
    ⑬今雄
    ⑭大足
    ⑮三河貞連:知立神社の初代神主

    ①三河貞連:白鳳2年(673年)、天武天皇の勅命で、知立神社の神主に。
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    ⑬貞春:後白河院北面の武士。「保元・平治の乱」に参戦。
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    ⑲義高
    ⑳貞俊:養子。実は在原業平の子孫・在原師喬の三男。
    ㉑貞時
    ㉒清貞:「饗庭次郎」と称し、愛知県西尾市吉良町饗庭に居を構えた。
    ㉓家貞
    ㉔清之
    ㉕貞守:弟の永見為房と為房の子・永見貞吉は、共に水野氏に仕えた。
    ㉖守清
    ㉗貞好
    ㉘守重:初代知立城主。天文18年(1549年)水野氏の菩提寺に田畑を寄進。
    ㉙貞英:水野忠政の娘を室に迎えた。永禄3年(1560年)、知立城は落城。
    ㉚貞親(?-1615)
    ㉛貞重
    ㉜貞愛(1547-1605):㉚婿養子。貞親の娘と結婚して永見家を継いだ。
    ㉝吉長
    ㉞貞久
    ㉟貞安
    (以下略)

    ㉗貞好┬㉘守重┬㉙貞英┬㉚貞親───────────┬貞武
       └為重 ├貞近    ├女子③(於万の方)   ├良行
            ├女子① ├㉛貞重─㉝吉長─㉞貞久└女子
            ├女子② └女子           ├㉟貞安…
            └女子            ㉜貞愛(実は於万の方の子)

    女子①:水野信近室
    女子②:重原城主・山岡河内守室
    女子③:徳川家康側室・於万の方

    3.参考


    ★「知立神社」公式サイト

    【参考記事】
    ・杉浦茂「三河の文化を訪ねて 第94回 於万の方」

    【参考文献】
    ・『知立神社古文書・池鯉鮒宿袖珍』(第一輯 )知立神社社務所
    ・『知立神社古文書・永見氏家譜』 (第二輯 )知立神社社務所
    ・『新編知立市史1 通史編 原始・古代・中世・近世』
    ・知立町誌編纂委員会『知立町誌編纂資料. 第1 (知立神社古文書(抄))』

     
     
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