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第4話|彼の手が、初めて私に向けられた


    その日は、特別な日ではありませんでした。

    平日で、いつも通り仕事に向かった私たち。
    いつもと違ったのは、仕事終わりに職場の飲み会が予定されていたということだけ。

    私たちは職場の飲み会に参加しましたが、お互いに付き合っていることはオープンにしていなかったので、
    解散したあとは別々に帰路につきました。

    飲み会の解散後、私は仲良くしている女性の同僚たちと、少し立ち話をしてから、帰りのタクシーに乗り込みました。
    立ち話は、ほんの10分か、20分ぐらいだったと思います。

    同僚たちとの他愛もない会話はとても楽しくて、
    日頃感じていた少し息が詰まるような状況から、このときばかりは解放されたような気持ちでした。

    お酒を飲み、少しほろ酔い気分だったので、このときの私は少し気持ちが緩んでいたのかもしれません。
    普段なら頻繁にチェックしていたスマホを、しばらく見るのを忘れていました。

    帰りのタクシーに乗って1人になったとき、初めてそのことに気づき、
    慌ててスマホを手に取りました。
    開いてみると、彼から大量のメッセージと着信が。

    「どこいんの」
    「なんで連絡ないの?」
    「誰と抜け出してんの?」
    「おい」
    「電話出ろや」
    「返信しろや」

    やってしまった。
    一瞬で血の気が引き、バクバクという心臓の音が、全身に響きました。
    必死で呼吸を整え、急いで返信。

    「ごめんなさい。みんなと立ち話してて連絡気づかなかった。」
    「いまタクシー乗って帰ってる。もうすぐで着くよ。」

    しかし、彼の怒りはこれでは静まりません。

    「お前酔っぱらってんの?」
    「男といたんじゃねーよな?」
    「なんで連絡できねーの?」

    家が近づくに連れて、私の心臓の音はさらに加速し、震えていきました。

    そして、家の前に到着。

    タクシーを降りたその瞬間、
    彼の手が、振り上がった。

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    ここから先は、
    暴力や具体的な描写が関わる内容になります。

    自分自身を守りながら、
    そして、必要としている人にきちんと届けるために、
    以降は有料とさせてください。
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    モラハラ地獄を経験しました。束縛、暴言、DV… 紆余曲折を経て、現在は明るく幸せに過ごす3児のママです。 実際のモラハラ体験談はマガジンにまとめてあります📖kindle出版も実現しました✨ note収益化や在宅ワークのこと、子育ての話など、今の自分についても発信しています。

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