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おとぎ話診療所

    診療所に届いた数本のおとぎ話の絵本。
    月に一度、図書館からの依頼で、絵本の中にいる患者を診てほしいと頼まれている。
    絵本や小説の中にいる登場人物は、絵や文字だけの存在ではなく、私達と同じように生きているのだ。
    さて、今日はどんな患者が待っているのだろう?
    聴診器を絵本に当て、患者の元へ向かった。
    最初の患者は、ヘンゼルとグレーテル。
    お菓子の家の食べ過ぎで、腹痛を起こしたそうだ。
    二人にはお菓子の食べ過ぎに気をつけるよう言い、胃薬を渡した。
    次の患者は、シンデレラ。
    ガラスの靴で靴擦れを起こしたそうだ。
    シンデレラに塗り薬を渡し、ガラスの靴に靴擦れ防止パッドを貼った。
    次の患者は、乙姫。
    えっ?浦島太郎が地上へ帰ってしまったから、代わりに居てほしいって?
    丁重に断ると、乙姫は巨大魚に化け、口を開けながら私に迫ってくる。
    私は大量の睡眠薬を投げ、巨大魚を眠らせた。
    よし、今日の晩飯として食べることにしよう。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

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