メインコンテンツへスキップ
見出し画像

郷に入ったおしゃれ

    山に囲まれた自然溢れる小さい村。
    都会暮らしに疲れた私は、思い切って田舎に移住することにした。
    ここでのんびりと自給自足の生活を送るのだ。
    村の住人は、男女全員下着が丸見えのスケスケの服を着ていた。
    最先端のおしゃれ……いや、違うか。
    村長に挨拶しに行くと、やはりスケスケの服を着ていた。
    「早速だが、この服をここで着替えてもらうぞ。郷に入っては郷に従え、だ」
    渡されたのは、皆が着ていたスケスケの服。
    どうやら、この村のならわしらしい。
    私が服を脱いでいくたび、村長の頬が上がっていく。
    だが、トランクス一丁になると、村長の頬が一気に下がった。
    「女だと思ったが男だったのか……」
    私は髪が長いし、声が高いから女性と間違えられることが多い。
    「残念でしたね村長。ところで、どうして皆この服を着ているんです?」
    「身も心もオープンにするために……というのは嘘で、俺の趣味だ」
    ……私は移住する村を間違えたかもしれない。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

    あなたへのおすすめ