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世界一しょぼいタイムスリップ

    背中から伝わってくる柔らかい感触。
    目を覚ますと、俺は畳の上で寝ていた。
    ……頭が痛い。
    ゆっくり立ち上がり、周りを見渡す。
    ここは俺の部屋じゃない……どこだ?
    確か、俺はゲートを抜けて……。
    襖が開き、入ってきた忍者と目が合う。
    「貴様何奴!ここの者ではないな!」
    忍者は刀を抜き、俺に向けた。
    もしかして俺、江戸時代にタイムスリップしたのか?
    頭が痛むのは、タイムスリップの影響かもしれない。
    俺は壁に追い詰められ、背中が壁に当たる……と同時に壁が横に回転し、一瞬で外へ出た。
    ……外?
    回転した壁には、関係者以外立入禁止の貼り紙。
    不思議に思い、建物の正面へ向かう。
    入口の上の看板に“からくり忍者屋敷“と書かれていた。
    ……思い出したぞ。
    俺はストレス発散でテーマパークに来て、酒を大量に飲んでいた。
    泥酔状態になり、家と勘違いして裏口から入り、寝てしまったのだろう。
    俺は、一秒もタイムスリップしていなかった。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

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