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蘇生試験

    魔法学校から遠く離れた山奥の試験会場。
    蘇生試験を受けるため、大勢の魔法学生が会場に来ていた。
    合格すると、蘇生魔法を習得することが出来る。
    でも、誰かが蘇生魔法を使ったというのは聞いたことがない……なぜだろう?
    「では!試験始め!」
    先生の合図と同時に、配られた真っ白の紙に問題が一問だけ浮かび上がる。
    “君ならどうやって大切な人を蘇生する?“
    僕は「自分の命を使って蘇生する」と、直感で思ったことを書いた。
    「そこまで!では回答用紙を回収する」
    先生が手を挙げると、皆の回答用紙が宙に浮き、先生の元へ飛んでいく。
    「残念だが、全員不合格だ。なぜなら、蘇生は不可能だからだ。命は一度きり。家族や仲間、好きな人とは、悔いのないように日々を大切に過ごしてほしい。これを伝えるために試験を行った。皆、受けに来てくれてありがとう。気をつけて帰るんだぞ」
    悔いのないように……か。
    長い帰り道に、色々考えながら魔法学校へ戻った。


    たらはかにさんの企画に参加させていただきました。
    以下の記事に詳細あります。


     
     
    小説、音楽、ゲームが好き。 色んなものを見て、聞いて、感じて、不思議な世界を作りたい。 ショートショートガーデン、エブリスタでも活動してます。

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