
まだ見ぬ富山を観光してきた
富山県の有名な観光地には,立山黒部アルペンルートや雨晴海岸で有名な氷見がある.今回はまだ行ったことがなかった氷見のほうを観光しようと富山へ向かったものの,あいにくの立山連峰も見えない天気となってしまい,黒部へ行くには時間が足りないが,氷見で曇り空の下真っ白な海を見るのもちょっと…と思ったので,まだ見ぬ富山を求めて,富山県の南西部へ向かった.
Fly to Toyama✈NH315
今回は飛行機で富山へと向かった.ふだんは富山に行く際は北陸新幹線を使うので,初めての富山空港である.


空港の展望デッキといえば滑走路のほうを向いているものであるが,富山空港の展望デッキは滑走路とは反対側も展望でき,美しい立山連峰の山々を見ることができる.
今回はあいにくの天気であったものの,富山空港到着時点ではうっすらと雲の隙間から立山連峰が顔を出していた.


安田城跡
富山駅から西に進むと,国指定の史跡となっている安田城跡がある.安田城は,秀吉が佐々成政を征討するために使用した城であり,この城跡は,当時の遺構がほぼそのまま残っている,保存状態が良い城跡だそう.



建物はないので城らしさには少し欠けるが,本丸と二の丸の建っていた場所の土塁はきれいに残っており,たしかに遺構としてはきれいなものである.
このあとはさらに西へ進み,道の駅 万葉の里 高岡で昼食を摂る.この道の駅は1日10食限定とかで売られている爆盛シリーズが有名であり,たまたままだ残っていたので試しに注文してみた.このあと地獄を見るとは知る由もなく…

出てきたのを受け取ると,持ち上がらない.めちゃくちゃ重いのである.爆盛とはいえども,1000円もしないので大したことないと思っていたのに,この量である.後半は地獄であった…
ひみラボ水族館
高岡から氷見方面へ向かう途中に,廃校となった仏生寺小学校を富山大学の研究室がミニ水族館として再利用した,ひみラボ水族館がある.


規模は小さいものの,学校の教室の雰囲気を残したスペースに魚が展示されているのは少し面白い.
宮島峡
今度は南のほうへ進み,宮島峡という場所へ向かった.こちらは峡と聞いて想像するような深い谷ではなく,小さな川に落差の低い滝が複数続いている場所である.
この宮島峡は清流の里とも知られているそうだが,大雨の影響だろうか,水はあまりきれいではなかった.




この宮島峡のすぐそばには稲葉山という山があり,合わせて稲葉山宮島峡県定公園に指定されている.
稲葉山は牧場があることで知られているほか,標高347mと低いながらも景色がきれいである.晴れていれば立山連峰も望める筈であるが,この日はあいにくの天気であったため立山までは見れなかった.

倶利伽羅峠
宮島峡と場所を近くして,石川県との県境であり,倶利伽羅峠の戦いで有名な,倶利伽羅峠がある.実際に行ってみると,古戦場とされる場所こそあるものの,知名度の割には源平合戦の舞台であることを感じさせるものはあまり無いように感じた.



このあとはさらに南へ進み,福光の市街地にあるGelateria ZUCCAというお店でおやつにジェラートを食べた.地元の食材を利用したジェラートであり,甘さ控えめでさっぱりした味わいであった.

庄川峡
福光から東に進むと,庄川峡がある.宮島峡と同じく峡と名のつくこの場所だが,こちらは宮島峡とは異なり,立派な深い谷である.庄川とは岐阜の烏帽子岳を起点に富山湾へ流れる川であるが,その途中の小牧ダムがあるあたりが庄川峡である.


霧が出ており幻想的な雰囲気を醸し出していた

木々も川も深緑に染まった景色が美しい

この先に見える看板は観光客向けのようだが,立入禁止になる前のものであろうか.

このときはすでに営業時間外であった





庄川峡からの帰り際には,散居村展望広場という場所に立ち寄る.散居村というのは,その村の名前ではなく,広大な農地の中に民家が散らばって点在している集落の形態のことを言うそうである.
実際に,ここからは砺波平野に広がる田畑の中に農家が碁石のように散らばっている景色を望むことができた.さらに,立ち寄ったのがちょうど夕暮れ時であったため,水を張ったばかりの田畑に夕陽で染まった空が反射して,とても美しい風景を見ることができた.

ということで,あいにくの天気の中の富山観光となったが,正直なところ,氷見や立山のような有名な観光地以外はパッとしないなという印象を受けた.それだけ氷見や立山がすごい場所なのだろうけれども,それでも最後に訪れた庄川峡は,富山にこんな場所もあったのかと思わされる,幻想的な場所であった.