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留学中のアメリカ西海岸の都市 シアトルを観光した

     アメリカ・シアトルに留学に来てから4ヶ月近くが経過したが,寒い日々が続いており,アメリカの南側ばかり旅行して留学先であるシアトルはまだ観光していなかった。そんな中,4月も中旬になり,20度近くまで上がる日も増えてきたので,ようやくシアトル市内観光へ行ってきた。

    Pike Place Market

     最初に向かったのはシアトルで最も人気であろう観光スポットの Pike Place Market である。この市場はアメリカ最古の市場だそう。写真では正面入口や魚屋をよく見るので平屋の市場かと思っていたが,実際には海に面した斜面に建てられた複数階ある建物であり,想像以上に広かった。じっくり見ていたら半日は過ぎてしまうだろう。

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    Pike Place Market の正面入口
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    大きな鮭などの魚が並ぶ Pike Place Fish Market
    Pike Place Market と言えばこの店である
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    ちょうど注文の入った魚を投げる有名なパフォーマンスを見られた
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    魚屋以外にもファーマーズマーケットや土産屋など様々な店が集う
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    有名なガムの壁は建物の下の路地にあった
    これもアートなのだろうが衛生面が気になる
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    綺麗な海が見える
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    海が近くに見える屋外テラスもあった
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    屋外テラスからはシアトルのウォーターフロントを望める
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    有名なクラムチャウダーの店である Pike Place Chowder
    並んでいたが列の進みは速い
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    ここのクラムチャウダーは気になっていたので食べてみた
    魚介の旨味がしっかり効いていてとても美味しかった
    パンやクラッカーも付いてくるのが嬉しい
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    Pike Place Market の下には Waterfront Park がある
    晴れ空の下での海沿いの散策は心地よい

    Underground Tour

     次に向かったのは Pioneer Square である。
     この辺りは海抜が低く,汚水が逆流することが多かったそう。そんな中,この地域で大火災が発生し,多くの建物が焼け落ちてしまった。そこで,復興を進めるにあたって道路を埋め立て嵩上げすることにしたそう。これによって地下となった建物の元1階部分を見学できる Underground Tour が, Pioneer Square から出発する。

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    Pioneer Square にあるアメリカ先住民の彫刻作品の Totem Pole
    もともとは先住民から盗んだものがあったが,焼失したため正式に先住民に作ってもらったのがこの2代目だそう。
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    シアトルの地名の由来となった Chief Seattle の銅像もある

     今回は予約していなかったが,空きがあったので20分後に出発のツアーに参加できた。まずはツアーのオフィスの地下にある部屋で汚水の逆流や火災を経て街を嵩上げするに至るまでの経緯をジョークを交えながら解説の後,外に出て地下の世界へと向かう。

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    最初に向かったのはこの建物の地下
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    地上1階だった頃の窓やドアが残っている
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    上の写真の場所はこのイラストの赤丸部分に相当するそう
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    汚水が何度も逆流したトイレも保存されている
    このツアーで一番人気のフォトスポットらしい(笑)
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    もともとはホテルであった建物の外壁
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    もとホテルの1階部分はこの建物の地下に眠る
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    もともと銀行があった場所の横の歩道にはガラスの窓が埋め込まれている
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    ガラスの窓は地下に眠る昔の歩道に光を届けている
    地上から見るとガラスは紫色がかっており光が届くとは思えないが,意外にもしっかりと光が入っていて明るかった。

     ツアーは75分の予定であったが,実際には90分かかった。立ち寄った場所は4ヶ所だけだが,ガイドがたくさん話してくれたため,存分に楽しむことができた。こんなに多くの話をしてくれるのにツアー代は20ドルと割安である。

    International District

    Klondike Gold Rush National Historical Park

     ツアーの後は中華街や日本街がある International District へ行き,博物館巡りをした。最初に訪れた Klondike Gold Rush National Historical Park は,国立歴史公園と名が付くが博物館であり,カナダの Klondike という川で金が見つかったことでシアトルが中継地として栄えた当時の様子を紹介している。規模としては小さく,世界史が好きなわけでない私にとっては正直面白くなかったが,入場無料なのでシアトルにこんな時代があったということを知るのに立ち寄るのも良いだろう。

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    Klondike で金が採られシアトルにも持ち込まれたことが解説されている
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    ゴールドラッシュでシアトルにも作られた鑑定所での鑑定の様子の解説もある

    Wing Luke Museum

     次に訪れた博物館は Wing Luke Museum である。アジア系の移民の歴史について解説しているほか,アジア系アメリカ人のアート作品も展示している。日系や中華系に留まらず東南アジア系の移民に関する展示も多いが,日本人としては日系人に関する資料が興味深い。

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    日系人の Lauren Iida 氏によるペーパーカット作品
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    昔の日本旅券と外国人登録カード 貴重な資料である
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    昔の日本人街の地図
    今とは比べものにならない賑わいである
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    日本語の広告が載った新聞

    Chinatown

     かつて日系人で栄えたこの場所も大部分は中華街になっているが,その中華街も今は少し寂れている。サンフランシスコの中華街のように中国語が飛び交う姿は見られないのが残念だが,道路名に中国語が併記されていたりと異国感を愉しめる。

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    立派な中華門
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    中国語の漢字が書かれた看板が並ぶ
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    八角の匂いがするいかにも中華らしい商店があった
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    道路名に中国語が併記されていて面白い

    Japantown

     中華街から S. Jackson St. を挟んだ北側には僅かながら日本街が残っている。しかしこちらは中華街以上に寂しく,日系のお店も半分程度が潰れており悲しい。それでも,アメリカの中に日本文化が存在しているのが見られて面白い。

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    日本街側では道路名に日本語が併記されている
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    通り沿いに日系のお店が連なる
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    日系アメリカ人の小笹三郎氏が設計し堀氏によって経営された Panama Hotel は日本街で今も営業している

    Uwajimaya

     International District には日系スーパーの宇和島屋がある。このお店には留学中の今よくお世話になっている。日系スーパーといいつつ中華街側にあるが,日本人やアジア系の人のみならずアメリカ人でも賑わうグローサリーである。

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    アジア系食材が揃って便利な Uwajimaya Seattle
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    中には紀伊國屋書店も入っている
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    2階にはアニメグッズがありアニメ文化の浸透を感じる
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    英語版の漫画もたくさんあった

    Space Needle

     この日の締めはシアトルのアイコンでもある Space Needle である。1962年のシアトル万博に合わせて作られた塔だが,今も多くの観光客で賑わっていた。

    Kerry Park

     Space Needle へ行く前に,少し北にある Kerry Park へ行った。Space Needle を含むシアトルのスカイラインと Mt. Rainier が同時に見られる,シアトルのイメージそのままの光景が広がる。この日は天気が良く,とても美しい景色が見られて感激であった。

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    Kerry Park からの景色

    Chihuly Garden and Glass

     Space Needle の麓に着いたら,上る前に隣にある Chihuly Garden and Glass というガラス美術館に入った。タコマ出身の Chihuly 氏のガラス彫刻を集めた美術館であり,美術館にあまり興味の無い私もそのガラス作品を見てみたく入ったが,どの作品も優雅で美しく,来て良かったと思える美術館であった。

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    Space Needle の麓に到着
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    入口には早速結晶のようで美しいガラス彫刻
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    海をモチーフにした作品
    青がベースの塔の麓に海の生物がいるのが美しい
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    タコ かわいい
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    かめ かわいい
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    小舟にガラスが載るこの作品は日本の新島と生け花にインスピレーションを受けて制作したものだそう
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    自然とガラスが調和する庭

    Space Needle

     日没も近づき,ついに Space Needle に上った。エレベーターで約40秒かけて展望台まで上ると,その先にはシアトルの港と Mt. Rainier を背にシアトルの摩天楼が連なる美しい景色が広がっていた。
     展望台は2層で出来ている。エレベーターを下りた上層階はガラス張りの屋外デッキとなっており,外の風を感じながら景色を愉しめる。下層階はなんと動く展望台であり,床がゆっくりと回るので同じ場所に立っているだけで360度の景色が見られて面白かった。

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    Mt. Rainier を背にシアトルのビル群を見る
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    北側にはのどかな Union 湖と住宅街を望む
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    日が沈みシアトルの夜景を見る


     シアトルに留学に来てようやくのシアトル観光となったが,活気あふれる市場や美しい景色を堪能でき,こんなに良い場所に留学に来ていたのかと気付かされる一日であった。

     
     
    主に旅行記を投稿。いろいろなところへ旅行をしています。「日本最長片道きっぷの旅」実施中。総合旅行業務取扱管理者。

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