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準備ゼロ、打ち合わせゼロ。人生初のトークショー。

    こんにちは。たかっちです。

    今日もイベントレポの続きを書く。

    1メートルから、一気に飛ぶ


    前回の記事で、私は会場に入ってから5メートルしか進まなかった。

    受付でハグをして。

    カクテルを一杯頼んで。

    それで、記事が終わった。

    このペースでいくと、トークショーの話にたどり着くのは年末になる。

    さすがに、待たせすぎである。

    なので今回は、一気に飛ぶ。

    あの1メートルの先にも、たくさんの出会いと別れがあった。

    それは、またあらためて書きたいと思う。

    今日は、いきなり本番の話だ。


    開始時間は、誰も知らない


    トークショーの開始時間。

    私は、知らされていなかった。

    というか、たぶん誰も知らなかったと思う。

    当日のライブ感で始まる。

    そういうイベントだった。

    ライブ感。

    イベント前の記事で、私はこの言葉をこう説明した。

    準備していない人が、だいたい使う言葉だと。

    まさか、イベントそのものがライブ感で動いているとは思わなかった。

    準備していない私には、ぴったりの舞台である。

    当初は2階のスペースで始まると聞いていた。

    ところが2階はワークショップでにぎわっている。

    それなら、と外のスペースへ。

    椅子を寄せ集めて関係者が輪になった。

    ステージはない。

    照明もない。

    あるのは、寄せ集めの椅子だけである。

    メンバーを紹介する。

    MCは、スタエフで番組をされている、うりもさんと彩夏さん。

    主催の、コニシ木の子さん。

    そして、私。

    それから、私のファンのみなさん。

    、、、と私が信じている、ギャラリーのみなさん。


    打ち合わせは、何ひとつない


    事前の打ち合わせは、何ひとつなかった。

    うりもさんと彩夏さんとは、会場で最初に軽くご挨拶しただけである。

    台本もない。

    段取りもない。

    あるのは首から下げたパンツだけだ。

    その状態でトークショーが始まった。

    しかも私はスタエフに出るのが人生初である。

    彩夏さんがスマホを輪のまんなからへんに向けてくれる。

    みんなの声を拾えるように、という工夫だろう。

    ここで私は思い出していた。

    数時間前の受付で。

    私の「はじめまして」は、コニシさんに届かなかった。

    声が小さすぎたのである。

    同じ失敗はしない。

    私は、まんなかのスマホに向かってしっかり声を届けにいった。

    「はじめまして。たかっちと申します」

    届いた。

    たぶん、届いた。


    失敗していい場所は、緊張しない


    ふだんの私は、わりと緊張するタイプである。

    人前で話すとなると前の晩から胃のあたりがざわざわする。

    ところが、この日は。

    まったく緊張しなかった。


    理由は、たぶん2つある。

    ひとつは酔いである。

    駆けつけで頼んだジンバックが、まだ体のどこかで働いていた。

    もうひとつは、このフェスのテーマだ。

    「失敗」。

    失敗していい。

    むしろ、失敗したほうが盛り上がる。

    人は失敗しちゃいけないと思った瞬間に、体がかたくなる。

    逆に失敗してもいいと思えた瞬間に、肩の力がすっと抜ける。

    あの輪の中は最初から失敗が歓迎されている場所だった。

    だから、緊張する理由がなかった。


    知的な話は、木っ端みじんになった


    実はひとつ、ひそかに決めていたことがある。

    パンツしか用意していない私でも、ちょっとくらいは知的な話をしよう。

    パンツの奥にある、人生の哲学的な何かを語ろう。

    トークショーのテーマは「パンツの哲学」なのだから。

    そう思っていた。

    始まって数分。

    その決意は木っ端みじんになった。

    うりもさんと彩夏さんが、うますぎるのだ。

    人の話を引き出すのが、とにかくうまい。

    気がつけば私は聞かれてもいない息子の思い出まで、べらべらしゃべっていた。

    哲学は、どこかへ行った。

    残ったのは、パンツだけである。


    それに、ギャラリーのみなさんのガヤが最高だった。

    誰かが話す。

    誰かがツッコむ。

    誰かが笑う。

    また誰かが、かぶせてくる。

    トークショーというより居酒屋トークだった。

    前の晩、私はパパたちと4次会まで飲んでいた。

    あの続きの、5次会に来たような心地よさがあった。


    30分は、数分だった

    終わってみれば、あっという間だった。

    体感では数分。

    ところが時計を見ると、約30分たっていた。

    前回の記事で、私はコニシさんとのハグについてこう書いた。

    体感で30分くらいあった、と。

    ハグは数秒が30分に感じた。

    トークショーは30分が数分に感じた。

    時間というのは楽しいときほど縮むらしい。

    ハグも楽しかったはずなのだが。

    当日の様子はスタエフで聴けます。

    ラジオだと思って、通勤中や家事をしながら聴いてもらえたらうれしい。

    スタエフにパンツは、映りません。

    音声なので。


    お気に入りのBGMも一緒にどうぞ。


    「失敗した」と書かれていた


    あとから、MCの彩夏さんがイベントレポートの記事を書いてくれていた。

    その中で、私たちのトークショーはこう紹介されていた。

    たかっちとコニシさんのトークショーのはずが、私がパンツをぶら下げてきたおかげで、失敗した。

    、、、失敗した。

    一瞬、ドキッとした。

    でも、思い出してほしい。

    このフェスのテーマは「失敗」である。

    つまり。

    大成功である。


    脱げないけれど、被れる


    このトークショーで、私はひとつ決めた。

    私もスタエフをやろう。

    文章を書くのとは、まったく違う楽しさがあった。

    声で話して、すぐに誰かが笑ってくれる。

    その気持ちよさを知ってしまった。

    ちょっとは自分の殻を破れただろうか。


    パンツは、脱げない。

    でも、被ることはできる。


    新しい挑戦を、続けていきたいと思う。


    聴き返して、気づいたこと


    ただ、あとから収録を聴き返すと反省点はたくさんあった。

    あそこで、ああ言えばよかった。

    ここで、こう返せばもっと面白かった。

    そんな場面が、いくつもある。

    それから、うりもさんに聞きたいことがあった。

    必ず聞こうと思っていた。

    聞けずじまいだった。

    楽しすぎて、忘れていた。ゴリ、、、、


    でも。

    最大の反省は、それではない。

    最大の反省は。



    パンイチを、披露できなかったことである。


    準備は、万全だった


    これでも私はフェスが始まるまでの記事で、ずいぶんパンイチをあおってきたつもりだ。

    みなさんも、少しは期待していたのではないかと思う。

    思いたい。

    それに、準備は万全だった。

    思い出してほしい。

    当日の朝。

    二日酔いの頭で、シャワーを浴びた。

    ひげを剃った。

    体のムダ毛まで、整えた。

    勝負パンツも、とっておきのブルーのJuana de Arcoを穿いていた。

    トークの準備は、何ひとつしていない。

    でも、脱ぐ準備だけは完璧だったのだ。

    完璧だったのに脱がなかった。

    ちなみに、MCの彩夏さんの記事にはこう書いてあった。

    最後にパンツを被れなかったことが心残りだと。

    私は脱げなかったことが心残り。

    彩夏さんは被れなかったことが心残り。

    心残りの方向が上と下で分かれている。

    トークショーを一緒に盛り上げてくれたみなさん。

    うりもさん、彩夏さん、コニシさん、そしてガヤのみなさん。

    本当に、ありがとうございました。

    あの輪の中で笑ってもらえたことは、たぶん一生忘れないと思います。

    イベントレポは、まだまだ続きそうです。

    1メートルの先の話も、ちゃんと書きます。

    たぶん。


    P.S.実はいま、困っていることがある。

    当日の朝のムダ毛処理で乳首まわりの毛を少し剃った。

    それ以来、乳首まわりがひりひりと、むずがゆい。

    当日はまったく気にならなかった。

    なのに次の日から、ずっと気になっている。

    気づくまでは何も感じない。

    気づいた瞬間からずっと気になる。

    前うしろ反対に穿いたパンツと、まったく同じである。

    脱がなかったのに、脱ぐ準備のツケだけはちゃんと回ってきた。


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    製造15年→Web転身の40代パパ|日常のモヤモヤに心理学で名前をつけてます|娘の正論に日々論破される担当|たまにパンツで料理します🍳|共同マガジン「みんなの成長ラウンジ」運営

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