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Photo bymitsuruamano

ネタがない

    takewoodyです。
    今週の「アマノ文筆クラブ」第29回目のお題は「ネタがない」です。 

    ◆ネタがない《ショートショート》(747文字)

    日々、どの世界でも、常にネタ探しをしています。
    人は、現状維持にすぐに飽きてしまう。
    良い! 好き! と思ったものでも長くは続きません。

    人の嗜好も変わるし、思考も変わる。
    好きな物も、好きな人も、変わる。
    小学校の友達が大人になっても続くことはほぼない。
    初恋の人と結婚することもあまり聞かない。

    そして、今のNet時代の情報量は半端ない。
    1日の情報量が、江戸時代の1年分ともいう。
    そして、情報も数日で古い!と言われる。
    次から次へと、新しいものが追及され変化が目まぐるしい。

    だから、人は、ネタ探しを追い求め
    そのネタ探しで困窮してしまう。
    そんな時代に我々は生きている。

    常に新しく刺激を求め、ネタを求め続けている。
    それなのに、幸福感が増すか?と言われればそうでもない。
    人生に思い悩む人は、きっと江戸時代の人より多いだろう。
    こんなに便利で何でもある時代なのに、人の幸福感は下がっている。
    それは、常にネタ探しをして、新しいものでないと受け入れられない
    現代なのかもしれない。

    そんなネタ探しに疲れた時は、
    以外にも、シンプルなものが良かったり落ち着いたりする。

    ネタのないシャリだけの寿司はご法度だろう。
    食べ放題で、ネタだけ食べて、シャリを残す輩もいる。
    シャリがメインでないのはわかるが、シャリがあってこそ寿司になる。

    コンビニのおにぎりの種類も多くなっている。
    この新作のおにぎり美味くて良い!
    と思っても、3カ月後に消えてなくなるケースも多い。

    ネタなしの塩むすびを初めて見た時は
    ネタがないおにぎりなんて誰が買うの?
    と思ったら、意外にもそこそこ売れるので未だ店頭では健在だ。
    そんな私も、シンプルな塩結びを購入してみたら
    シャリだけなのに、なんか美味しく感じた。

    ネタがないことに苦しんだ時は、
    ネタなしを味わうといいのかもしれない。

    おわり

    #アマノ文筆クラブ    #甘野充さん企画  
    #ショートショート    #ネタがない

    ◆あとがき(編集後記)

    今回は、とくに落ちがない感じになったが楽しく書くことができました。
    空想の世界、小説の世界を楽しんで頂ければ幸いです。
    最後まで、お読み頂きありがとうございます。
    ではまた。

    ◆takewoodyの【ショートショート】

    過去に書いたすべてのショートショートのマガジン作りました。
    現在、34作品になりました。こちらの作品も読んで頂けると嬉しいです。


     
     
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