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webtoonには夢がある!

    はじめましての人もそうでない人もこんにちは!
    漫画大好きっ子42歳。ナンバーナインの小林です。

    先日「もう一度、漫画のど真ん中へ」という記事を書きました。

    今回はその続きとして、ナンバーナインが注力しているwebtoonの話をしたいと思います。

    というのも本日(2026年10月22日)発表がありましたが、ナンバーナインはLINE Digital Frontier株式会社さんと協力して、自社のオリジナル作品を世界へ同時に届けるプロジェクト「Global Drop」に参加するからです。

    突然ですが、みなさんは今の日本のwebtoonをどう見ていますか?

    昔に比べて正直盛り上がりに欠けている。webtoonの制作スタジオは減っている。webtoonのブームはもう終わったんじゃないか。そういった少し否定的な空気や意見が多少あるんじゃないかと思います。

    事実、全盛期には毎月のように新しい会社がwebtoonに参入し、最終的には100社以上あったwebtoonの制作スタジオの数は減っていると思います。

    では日本のwebtoonは終わってしまったのか?

    僕の意見はNOです。webtoonにはまだまだ夢がある。

    このnoteはポジショントークではありません。名実ともに国内トップクラスのwebtoon制作実績があるナンバーナインだからこそ話せるwebtoonの今後の展望と未来についてお話したいと思います。

    市場は微増。制作スタジオは減少。

    事実として、電子コミックの市場はまだ伸びています。ただし、かつてのような急成長ではありません。伸び率は鈍っていて微増に近い数字です。

    インプレス総合研究所の調査では、2025年度の電子書籍市場は前年度比2.1%増の6,846億円。出版科学研究所の調査では、2025年の電子コミックは前年比2.9%増の5,273億円です。市場自体が消えたわけではありません。

    一方で、制作の現場では新規参入企業のwebtoon撤退や部門解散の話が増えているのも事実です。日本のwebtoonは苦戦している、盛り上がりに欠けているというニュースもありました。

    webtoon市場は微増ながら確実に成長しています。
    でも日本国内の制作スタジオの数は減っています。

    この2つが同時に起きているのが、今の日本のwebtoonの正しい現状です。

    だからといって、webtoonが終わったとは僕はまったく思いません。
    終わったように見えるのは、単純にヒット作が足りないからです。

    webtoon comicsという新たな希望!

    webtoonにまだまだ夢がある理由の1つ目はwebtoon comicsです。

    縦読みフルカラーのwebtoonだけが売り場ではありません。webtoonを版面漫画化した(webtoonのコマ割りを横に組み直し電子コミック化した)webtoon comicsがちゃんと売れています。

    ナンバーナインの話をすると、webtoon comicsの月間ストア売上は5,000万円を突破しました。縦(webtoon)の課金だけでなく、横(従来の電子コミック)のストアでもしっかり売れています。

    1作品で2つの売上基盤を持てる。これがとても大きいです。

    ナンバーナインの看板作品である『神血の救世主』や『俺だけ最強超越者』もwebtoonで先行配信した後に、webtoon comicsとして130以上の電子書籍ストアで配信しています。

    2026年10月現在、連載媒体としてLINEマンガさんで先行配信しているwebtoonの売上とwebtoon comicsの売上を比較するとwebtoon comicsの売上の方が大きく成長しました。

    今後webtoonは連載媒体(先行配信)の売上とwebtoon comicsの2つの収益を売上の柱として戦略を立てる時代に突入します。

    1話の原稿料は当然変わらないので、純粋にヒットした際の利益率の大幅な向上に繋がります。(厳密にいうとwebtoon comics化するための制作費が発生しますが、しっかりと売れてくれれば利益率は大幅に向上します。)

    従来の横読みの漫画をwebtoon化しても、同じようにはうまくいっていないのが正直なところだと思います。でも縦(webtoon)で売れた作品を横(版面漫画化)にすると市場がある。これが僕の見立てです。

    漫画市場の売上規模を見ると一般的な漫画の方が当然大きいです。2024年のコミック市場は紙と電子を合わせて7,043億円。そのうち電子が5,122億円、紙が1,921億円です。電子コミックの中でも、webtoonの市場は2024年度時点で約1割とみられていました。残りの9割は、これまで通りの漫画です。

    つまりwebtoonで当たった作品は、より大きな横の市場でもう一度売れる可能性がある。webtoonだけで終わらせない。webtoon→webtoon comicsの2つの形式で同じ作品を配信できるのが非常に強いです。

    しかも忘れてはならないのが、webtoonは週刊連載をしているという点です。これがwebtoon comicsの肝となるポイントですが、ちゃんと週刊連載しているからこそ2〜3ヶ月に1巻のペースでwebtoon comicsも配信が可能であり、巻数が積み重なるから様々なセールや販促施策を打てるのです。

    一人で週刊連載を続けることは至難の業です。そういう意味でも商業誌で週刊連載を続けている漫画家さんたちは本当にすごいです。スーパーリスペクトです。

    webtoonは待てば無料という連載形式のため、週刊連載することが前提のビジネスモデルです。そしてビジネスモデルの肝となる週刊連載を安定して実現するためにチームによるスタジオ制で制作しているのです。

    グローバル展開はこれからが本番!

    webtoonにまだまだ夢がある理由の2つ目は、グローバル展開です。

    webtoonは最初からフルカラーで、縦読みのスタイルがスマホ向けです。横読みの漫画に比べて、海外の読者へ渡しやすくローカライズの負荷が違います。

    そしてLINEマンガのような、グローバルで展開しているプラットフォームの存在が大きいです。LINEマンガは、世界規模のwebtoonサービス網の一員として日本で展開していて、そのグローバル全体の月間利用者数はおよそ1億5,000万人(2025年3月末時点)です。

    日本の作品を、最初から世界の売り場に載せられる環境がwebtoonにはすでにあるんです!

    日本のアニメは今、海外でめちゃくちゃ当たっています。日本動画協会によると、2024年のアニメ産業の海外市場は2兆1,702億円。国内の1兆6,705億円を上回っています。『鬼滅の刃』も『チェンソーマン』も、全世界同時に話題になる時代です。

    この先、グローバルの漫画市場は日本アニメの盛り上がりに引っ張られてまだまだ伸びると僕は見ています。逆にいうとグローバルの漫画市場はアニメ次第な部分も大きいです。でも日本のアニメは世界一ィィィィーーーーッ!

    間違いなくアニメの市場はグローバルで大きくなると考えていますし、アニメ化された漫画の売上はグローバルで見てもどんどん大きくなっていくはずです。

    webtoonはグローバルへの入口として非常に優れたコンテンツなのです。

    逆に考えるんだ。 「いまがチャンス」だと考えるんだ。

    じゃあ、なぜ今の日本のwebtoonは盛り上がりに欠けるのか?

    webtoonという新しいエンターテインメントが悪いのではないと僕は考えています。今の日本のwebtoonに盛り上がりが欠けているのは単純にヒット作が少ないからです。

    ヒット作はwebtoonだから生まれるわけでも、従来の横読みの漫画だから生まれるわけでもありません。単純に、純粋に、ヒット作は簡単には生まれないんです。これが真理であり、エンタメビジネスの難しいところです。

    こんなシンプルな真理(ヒット作は簡単には生まれない)を知らずにwebtoonが流行っているからと参入したスタジオさんが撤退しているのは自明の理ですよね?

    だからこそ、ヒット作が出るまでやり続けることが大事です。

    僕の見解では、第一次webtoonブームを牽引したのは『ReLIFE』です。comico発、夜宵草さんの作品で、日本の縦読みが初めて広くヒットした作品でした。

    そして第二次webtoonブームを牽引したのが『俺だけレベルアップな件』です。2020年に韓国発の作品が日本で月間ストア売上1億円を突破し、2024年のアニメ化で世界的なブームになりました。

    『俺だけレベルアップな件』のアニメはクランチロール・アニメアワード2025でアニメ・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。すごい!

    結局、ブームを牽引するのは作品です。

    形式やビジネスモデルの話をしているうちに一番大事なことを見失います。エンタメビジネスの本質は何か?それは面白い作品(売れる作品)が出れば、読者は自然とついてくるということです。

    そして第三次webtoonブームは、ナンバーナインの作品で牽引していきたい!!

    そのために僕たちは今日も頑張っているのです。

    IP展開とメディアミックスについて

    第三次webtoonブームをナンバーナインの作品で牽引するために必要なのがメディアミックス展開です。もっというとアニメ化です。

    第二次webtoonブームが2020年の『俺だけレベルアップな件』の月間1億円突破のニュースで始まりアニメ化によって黄金期を迎えたように、国産webtoonを原作とした大ヒットアニメが出たときに第三次webtoonブームが来る。

    僕はそう予想しています。

    だからヒット作をつくる必要がある。webtoonだから、横だからではありません。ただ単純にヒット作をつくるだけです。そこから逃げない。

    単純に、純粋に、ヒット作をつくるのはとても難しいです。10本に1本あたるかどうかもわかりません。それでも、逃げずにヒット作をつくることに挑戦し続ける。

    ナンバーナインは、そういった会社であると決めています。

    webtoonを一緒につくりませんか?

    webtoonには夢がある!

    制作スタジオが減っている今だからこそ、webtoonをやり続けることに価値があると思っています。男性向け作品で日本一の実績を持つナンバーナインだからこそ続ける意義があると考えています。

    縦と横の2つの売り場がある。
    グローバルに出せる。

    あとは、作品だけです。

    日本のwebtoonを牽引するヒット作を、一緒につくりませんか?
    本気の本気で少年漫画のジャンルに挑戦しませんか?


    作家さんも、編集も、制作スタッフも、まだまだ仲間が足りていません。

    日本のwebtoonの未来を、待ち遠しい未来(あした)を一緒につくることに挑戦しませんか?

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    株式会社ナンバーナイン代表取締役社長 / コンテンツプロデューサー / 大切な事は全て漫画から教わりました!情熱こそ全てであり最優先。魂が震える作品が好きです。株式会社人狼、株式会社アントレース、株式会社サーチフィールド創業者。サウナと漫画と会社経営が得意領域です。

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