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『最高のプロポーズ』

     今回のSG研合宿では、さまざまなボードゲームをみんなで楽しみました。その中でも、特に印象に残ったゲームが『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』です。

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     タイトルだけを見ると、「プロポーズ」というテーマなので、恋愛系のゲームかな?と思う人もいるかもしれません。しかし、実際に遊んでみると、男女問わず、とにかく笑えるゲームでした!

     このゲームでは、手札にあるたくさんの言葉のカードを組み合わせて、即興でプロポーズの言葉を作ります。そして完成したプロポーズを、目の前にいる相手に向かって実際に読み上げるのです。このゲームのポイントは、手札にある言葉を自由に組み合わせられることです。最初から「こんなプロポーズにしよう」と考えているわけではないので、カードを並べているうちに、「なんでこの言葉とこの言葉が一緒になるんだ……?」という謎の文章が完成していきます。

     例えば、「君」「太陽」「気持ち」「確実に存在する」など、一見すると普通に使えそうな言葉も、組み合わせ次第では妙に壮大なプロポーズになります。さらに、ゲームには普通の言葉だけではなく、思わず笑ってしまうようなカードもあり、真剣に最高のプロポーズを考えているはずなのに、完成した文章が面白すぎるという事態が頻発しました。そして、このゲームの一番面白いところは、作ったプロポーズを実際に読み上げるところです。カードを並べているときは「これは結構いい文章ができた!」と思っていても、いざ相手の目を見て声に出してみると、想像以上に恥ずかしかったり、逆にあまりにも面白かったりします。周りで聞いている人も、「そんなプロポーズある!?」と大笑い。誰かが面白い組み合わせを作るたびに、その場全体が盛り上がりました。

     特に印象的だったのは、参加者それぞれの発想の違いを楽しめたことです。同じカードを持っていても、組み合わせ方や読み上げ方によって全く違うプロポーズになります。「そのカードをそう使うの!?」という意外な発想が次々に飛び出し、普段のゲームとはまた違った面白さがありました。

     また、「プロポーズ」というテーマから想像するような甘い雰囲気になるわけでもありません。むしろ、変な文章をいかにそれらしく読み上げるか、いかに面白い組み合わせを作るかという、ちょっとした大喜利のような感覚で遊べます。そのため、恋愛をテーマにしたゲームが好きな人だけでなく、普段あまりこういったゲームをしない私でも楽しめました。

     実際、合宿では男女関係なく本気でカードを選び、完成したプロポーズを真剣な顔で読み上げ、そして全員で大笑いする……という光景が繰り返されました。
     「プロポーズ」という一見ハードルが高そうなテーマからは想像できないほど、気軽に遊べて、みんなで盛り上がれるゲームです。

    真剣に考えれば考えるほど面白い。

     そんな『たった今考えたプロポーズの言葉を君に捧ぐよ。』は、今回のSG研合宿で特におすすめしたい一作になりました。ボードゲームには、勝ち負けだけではなく、その場にいる人の発想やリアクションそのものを楽しめるゲームもあるのだと改めて感じました。次に遊ぶときは、今回以上に「最高のプロポーズ」を作れるよう、ぜひリベンジしたいです!

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    2026年9月16日
    寄稿者:たるたる(信州大学シミュレーションゲーム研究会)


     
     
    <テイルノーツ>は、セルバン白雲館における記録係の総称です。 テイル<Tale>は、物語やセッションの軌跡、ノーツ<Notes>は、手帳や記録を意味します。 ここでは、セルバン白雲館に宿泊された方が執筆された「ゲームレビュー」や「リプレイ記録」を公開します。

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