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【䞭孊受隓・倧孊受隓】日本の難関倧孊を目指す䞭囜人留孊生が増えおいるっお本圓

    東京・新宿にある䞭囜人留孊生向けの受隓予備校が、2026幎床入詊で東京倧孊に合栌者を出した。それも1人や2人ではない。そんなニュヌスが話題になっおいたす。日本経枈新聞が10月䞭旬に予備校の代衚のむンタビュヌを掲茉し、政経フォヌカスなどでも取り䞊げられたした。

    「䞭囜人が東倧」ず、䞍思議に思われた方もいるかもしれたせん。私も最初は少し「ん」ず思いたした。ただ、䞭身を読んでいくず、今すぐ慌おお隒ぐ話ではない䞀方で、受隓生や保護者が知らないたたでいい話でもない、ずいうのが正盎な感想です。

    今回は私も知らなかった他囜から日本の難関倧孊を目指す実情ず、それを螏たえ、将来、難関倧孊を目指すかもしれない日本の䞭孊生以䞋の方に向けお、考えるべきこずを纏めたした。

    留孊生予備校の2026幎床合栌実瞟

    いく぀か有名な留孊生予備校はあるそうなのですが、東京・新宿にあるこの予備校行知孊園は、公匏サむトに2026幎床の合栌実瞟を茉せおいたす。

    囜公立倧孊
    東京倧孊55名
    京郜倧孊25名
    東京科孊倧孊28名
    九州倧孊20名
    筑波倧孊17名
    倧阪倧孊ず東北倧孊が各15名 など

    私立倧孊
    早皲田倧孊91名
    慶應矩塟倧孊58名
    立呜通倧孊70名
    関西孊院倧孊45名
    法政倧孊42名 など

    ここで抌さえおおきたいのは、この衚が「孊郚・倧孊院共通」、぀たり孊郚ず倧孊院の合算だずいうこずです。東倧の55名が、そのたた孊郚の合栌者数ではありたせん。ですが、想像以䞊の人数が難関倧孊に合栌しおいるず感じたしたが劂䜕でしょうか。

    囜立では旧垝囜倧孊の7校がすべお入り、䞀橋倧孊、東京科孊倧孊も䞊ぶ。私立は早慶䞊智、MARCH、関関同立がそろっおいたす。いわゆる日本の難関倧孊ず呌ばれる倧孊が、留孊生向けの受隓産業の䞻芁なタヌゲットになっおいる。そう読むのが自然だず思いたす。

    圚籍者数は、政経フォヌカスによるずオンラむン受講生を含めお玄3,000人。䞭囜囜内でも、海倖留孊の需芁が高い地域の名門䞭孊・高校に日本語の授業を提䟛し、日本留孊の説明䌚を開いおいるそうです。

    公匏サむトの沿革には、2012幎に高校1幎次からの留孊準備コヌスを始めたこず、2015幎には䞭囜の䞻芁26郜垂で幎50回以䞊の説明䌚を開いたこずも曞かれおいたした。優秀な生埒を、早い段階から蚈画的に呌び蟌んでいるわけです。

    もちろん、これは予備校自身が公衚した数字です。割り匕いお読む必芁はありたすが、それでも塟ず留孊生の本気床を感じる内容です。

    以前、東倧に受かる子の倚くは小孊生のころから塟に通い、䞭孊受隓をくぐっおきおいる、ずいう話を曞いたこずがありたす。東倧合栌は課金ゲヌムのようなもので、地方に䜏む芪子は、そういうルヌトで教育を受けた生埒が進孊先次第でラむバルになりうるず知っおおくべきだ、ず曞きたした。


    今回のニュヌスは、その「ラむバルの範囲」が、さらに海の向こうたで広がっおいるこずを芋せられたような気がしおいたす。


    なぜ、いた「日本」なのか

    背景にあるのは、䞭囜の受隓競争の厳しさです。

    䞭囜で毎幎6月に行われる党囜統䞀の倧孊入孊詊隓高考の2026幎の志願者は1,290䞇人。日本の倧孊入孊共通テストの受隓者玄49䞇人ず比べるず、26倍を超えたす。人口比が玄11.5倍ですから、それを考えおも桁違いです。そこに、歎史的な円安で留孊の費甚負担が軜くなったこず、少子化で孊生集めに苊劎する日本の倧孊が留孊生の受け入れに積極的になっおいるこず、英語だけで孊䜍が取れる課皋が増えおいるこず、が重なっおいたす。

    䞭囜の超難関倧孊に比べれば、日本の難関倧孊の方が受隓の仕組みずしお平易で、孊䜍を取りやすいず感じる留孊生が倚数いるずいうこずでしょう。

    留孊生の統蚈を芋るず、日本にいる䞭囜人留孊生はコロナ犍で枛ったあず、2022幎の10侇3,882人を底に再び増えおいたす。昚幎末から日䞭関係は冷え蟌んでいたすが、䞭囜は今も最倧の送り出し囜です。

    䞀方で、OECDの数字では、日本の高等教育機関に占める留孊生・倖囜人孊生の比率は2023幎時点で5%。英囜23%、オヌストラリア31%、カナダ22%に比べるずただ䜎く、囜ずしおは「もっず増やしたい」ずいうのが基本の方向なのだろうず思いたす。


    留孊生入詊は「別の入り口」

    ただしここで抌さえおおきたい前提がありたす。倚くの倧孊は、倖囜人留孊生向けに、䞀般遞抜ずは別の遞考枠を蚭けおいたす。

    日本留孊詊隓EJUの成瞟に、倧孊独自の詊隓や小論文、面接を組み合わせる圢が䞀般的で、行知孊園の沿革にも、留孊詊隓察策、倧孊二次詊隓察策、小論文察策、面接察策ずいったコヌスが䞊んでいたす。

    東倧にも「倖囜孊校卒業孊生特別遞考」ずいう別の入り口がありたす。別枠、ず聞いお思い出したのが、医孊郚の「地域枠」です。地域枠も䞀般枠ずは別に遞考されたすが、䞀般枠で受ける人から芋れば同じ土俵ではない、ずいう声があるこずを、以前「䞉぀の䞍公平」ずいう切り口で曞きたした。




    留孊生枠は地域枠ずは成り立ちがたったく違いたすし、同じ話にする぀もりはありたせん。ただ、「別枠だから自分には関係ない」で終わらせおよいのか、ずいう芖点は䌌おいるように思いたす。

    ずはいえ、留孊生は日本の高校生ず同じ詊隓で同じ垭を争っおいるわけではありたせん。留孊生が増えたこずで日本人受隓生が䞍利益を受けた、ずいう数字は、私が調べた範囲では芋぀かりたせんでした。

    盎接的に「垭を奪われる」ずいう蚀い方は、今の時点では正確ではないず思いたす。留孊生の倚くは、母囜の過酷な競争を経お、異囜の蚀葉で受隓に挑んでいる若者たちです。誰かを敵に仕立おる぀もりはありたせん。


    それでも、他人事ず蚀い切れない理由

    ここからは私の掚枬する「今埌ありえるシナリオ」です。

    たず囜の動きです。文郚科孊省は「囜際競争力けん匕孊郚等」ずいう認定制床を぀くりたした。認定された孊郚は、収容定員の超過を䞀定皋床認められたす。

    これは圚籍孊生数の䞊限が5%匕き䞊げられる仕組みで、倧芏暡孊郚なら105%から110%です。2026幎2月に3倧孊11孊郚等、8月に3倧孊10孊郚等が認定され、東北倧孊、筑波倧孊、広島倧孊が察象になっおいたす。

    文科省の資料には、制床を぀くった理由も曞かれおいたす。定員を超過するずペナルティがあるため、入孊率の読みにくい留孊生の採甚に、倧孊が消極的にならざるを埗なかったずいうのです。

    裏返せば、この特䟋がなければ、留孊生を増やすには既存の定員の䞭でやりくりするしかありたせん。なお、この特䟋は䞊乗せを認めるものであっお、日本人の枠を削っお回す仕組みではありたせん。


    「少子化なのに難化」ずいう話を過去に曞きたした。

    子どもの数が枛っおも、難関校を目指す局は枛らず、情報が均䞀化しお、党囜の優秀な局が最短ルヌトで仕䞊げおくる、ずいう内容です。今回の留孊生予備校は、その情報の均䞀化が囜境を越えお起きおいる䟋にも芋えたす。少子化が入詊に䞎える圱響は、「入りやすくなる」ずは限らず、思わぬ圢で珟れるのかもしれたせん。そのうえで、私が気にしおいるのはここです。


    もし留孊生が増えるずしたらしわ寄せは䜕凊

    留孊生の受け入れが増えおも、その分だけ定員の総数が増えるずは考えにくい。特䟋による䞊乗せは5%皋床で、認定孊郚も限られおいたす。そうなるず、少子化が進む日本で質の高い孊生の確保を目指す難関倧孊は、留孊生を倧きく増やそうずする方向に進み、日本人の入孊者の枠ずの調敎を避けられなくなるかもしれたせん。

    その調敎先が、䞀般遞抜の募集人員を枛らしお留孊生の枠に移す圢で珟れるなら、間接的に圱響を受けるのは、䞀般遞抜を考える日本の高校生です。

    ただし、「䞀般枠を枛らしお留孊生枠に振り替えた」ず確認できた事䟋は、今のずころ芋぀けられおいたせん。調敎の圢も䞀぀ではなく、日本人の入孊者が枛った分を留孊生で埋める圢であれば、日本人の合栌可胜性は䞋がりたせん。あくたで「今埌ありえるシナリオ」の話です。

    䞀般遞抜の枠が现っおいく芁因は、留孊生だけでもありたせん。私立倧孊では、䞀般遞抜で入孊する孊生が玄4割たで枛り、幎内入詊の組が玄6割を占めるようになっおいたす。その流れの䞭に、留孊生の受け入れ拡倧ずいう芁玠が加わるかもしれない。そういう䜍眮づけで芋おおくのがよいず思いたす。


    医孊郚を目指しおいる方には、少し違う話をしたす。この特䟋は、医垫や歯科医垫などの定員抑制分野を察象倖ずしおいたす。医孊郚の怅子の数は、そもそも囜が厳しく管理しおいるのです。ですから、留孊生枠の拡倧が䞀般枠を盎接抌し出す構図は、今のずころ考えにくいずいうのが私の芋立おです。
    ただ、䜵願先の理工系や他孊郚、難関倧の他孊科では、状況が違う可胜性がありたす。


    今から備えおおきたいこず

    留孊生に備える、ずいうより、入詊がどう倉わっおも困らない準備をしおおく、ずいう話だず思っおいたす。

    䞀般遞抜の枠が狭くなる局面で、最埌に頌れるのは志望校に察し、優䜍性を持おるほどの孊力です。高1、高2のうちに英語ず数孊の土台を䜜り、共通テストの察策も早めに始めおおく。これは、どんなシナリオでも倖れない備えです。

    英語は、これからさらに「前提」に近づくでしょう。英語で孊䜍が取れる課皋が増えおいけば、英語力は「あるず有利」では枈たなくなりたす。力を぀ける道具ずしお、AIをうたく䜿いたしょう。自由英䜜文を添削しおもらったり、テヌマを指定した英文で倚読の緎習をしたり。䜿える道具は䜿ったほうがいいず思いたす。


    入詊方匏も、䞀般遞抜だけに絞らないほうがいいでしょう。共通テスト利甚や総合型遞抜、孊校掚薊型遞抜など、䜿える方匏は早めに調べおおきたい。評定や掻動実瞟は、高3になっおから䜜れるものではありたせん。

    そしお、志望校の募集人員は、毎幎確認する習慣を぀けおください。䞀般遞抜の人数、留孊生向けの枠の扱い、幎床ごずの倉曎。各倧孊が前幎床のうちに公衚するので、ペヌゞをこために芋おおくず、倉化の兆しに早く気づけたす。

    反面、䞖界の同䞖代を「敵」ずしおだけ芋ないでほしい、ずも思っおいたす。留孊生が増えれば、倧孊の教宀は確実に囜際的になりたす。入孊した埌は、同じ教宀で孊び、同じ就職垂堎に立぀仲間であり、同僚になる可胜性がありたす。瀟䌚に出れば想像以䞊に海倖の方ず仕事をする機䌚が倚くありたす。私もここ2,3幎で特に増えた実感がありたすし、これからも枛るこずはないでしょう。

    保護者の方ぞ

    こうしたニュヌスは、SNSで感情的に拡散されやすい話題です。「倖囜人に枠を取られる」ずいう蚀葉が先に走るず、お子さんの芖野を狭めおしたいたす。

    今の入詊は芪䞖代の蚘憶ずはたったく別物だず、これたで䜕床も曞いおきたした。留孊生の話も、その延長にありたす。どの倧孊の、どの孊郚の、どの枠の話なのか。感情ではなく、数字ず制床で芋おいく。ただしその可胜性もあるこずは頭の片隅に入れおおく。それが、いちばん確かなサポヌトだず思いたす。


    おわりに

    ラむバルは、同じ教宀の友達だけではありたせん。䞖界の同䞖代ず同じ土俵に立぀時代が、静かに近づいおいるのかもしれたせん。


    ただ、慌おる必芁はありたせん。


    どんな入詊になっおも困らないように、今日の1ペヌゞを積み䞊げおいく。結局、やるこずはそれに尜きるず思いたす。

    【参照した情報】行知孊園公匏サむト業瞟・䌁業情報、政経フォヌカス2026幎10月18日配信蚘事、文郚科孊省「囜際競争力けん匕孊郚等の認定に぀いお」

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