
「こんなはずじゃなかった」を防ぐ国公立医学部の選び方。ストレート卒業率は同じ国公立でここまで違う
医学部医学科のゴールは国家試験の合格であり、卒業する事です。
もし選択権があるなら、私なら間違いなく進級が楽な方を選びます。
国公立医学部に2019年度に入学した人たちが標準の6年で卒業できた割合を見ると、最も低い大学で75.8%、最も高い大学で97.4%でした。
同じ国公立医学部でも、約4人に1人がストレートでは卒業できていない大学がある一方で、ほぼ全員がストレートで卒業していく大学もあります。
しかもこの差は、偏差値の順番とは一致しません。
せっかく合格したのに、入学後に「こんなはずじゃなかった」となるのは、本人にとっても、支える親にとっても本当にきついことです。
国公立医学部に進んだ子を伴走した親として、もし選べるなら、私は間違いなく進級が楽な方を選びます。
この記事では、次のことをお伝えします。
・進級が厳しい国公立医学部トップ10と、緩いトップ10(大学名と数字)
・偏差値順にならない理由と、数字を見るときの注意点
・我が家の子の実際の進級事情
・私立医学部の進級について、聞こえてきた話
・出願校を決める前に、親子で確認したい4つのこと
行きたい大学がすでに決まっている方は、その気持ちが最優先です。
一方で「国公立医学部ならどこでもいい」と腹を括っている方には、数字が選択の助けになるはずです。
進級が厳しい国公立医学部 トップ10
2019年度に入学した人が、標準の6年で卒業できた割合(ストレート卒業率)です。低い順に並べています。
1位 山形 75.8%
2位 島根 76.2%
3位 九州 79.5%
4位 琉球 81.1%
5位 北海道 81.2%
6位 奈良 81.6%
7位 高知 81.7%
8位 熊本 81.9%
9位 群馬 82.1%
10位 山梨 82.4%
進級が緩い国公立医学部 トップ10
同じ指標で、高い順に並べています。
1位 金沢 97.4%
2位 鹿児島 97.0%
3位 名市 95.8%
4位 山口 94.0%
5位 東大 93.6%(同率)
5位 大阪公 93.6%(同率)
7位 京大 93.3%
8位 神戸 93.2%
9位 和歌山 93.0%
10位 三重 92.8%
出典:文部科学省「各大学の医学部医学科の入学状況及び国家試験結果等」(令和元年度入学者)をもとに作成