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【大学受験】出願戦略のヒント~国公立医学部志望で共通テストに失敗した人が共通テストリサーチを見て考えること

    共通テストリサーチが発表された。
    判定やボーダー、母数などを見て、頭から煙が出るほど考えている方も多いだろう。共通テストを成功した人はまだいい。問題は共通テストに失敗した人だ。

    ここで注意したいのが、医学部志望で共通テストを失敗した場合、無条件で「志望校を下げよう」「偏差値を下げるべきだ」という発想である。昨年、我が子もそうだったのでよく判る。基本的には理解できるし、誰もがそう思うだろう。だがちょっと待って欲しい。誰もがそう思うから、その結果、例えば昨年の国公立医学部の倍率が愛媛大8.7倍、富山大7.9倍とかいう高倍率になるのではないか。ここで少し発想を変えてみよう。ただし以下の話は「2次力がある」前提の話だ。

    本当に2次力があるなら、偏差値は下げなくていい説

    共通テストで失敗したということは、共通テストで出来てしまった50点100点の差を、2次で挽回できる大学へ出願したくなる。それはきっと正しい。では2次比率が高い大学=共通テスト比率が一番低い国公立医学部は何処か、ご存知だろうか。正解は次の大学だ。

    東大理3と京医が同率1位で2次比率80%

    2次で最も挽回できる大学へ出願するという戦略が正解であれば、理3や京医へ出せばいい。2次比率が80%もあるからだ。2次比率が一番高いということは、2次で1番ひっくり返せる可能性が高いということ。何も間違っていない。本当に2次力があるなら絶対それが正解だ。なお、足切りは加味していない。

    流石に理3と京医はちょっと・・・

    ただ実際問題、多くの人は「んなわけ」となる。そりゃそうだ。明らかにレベチだし、そこまで突き抜けた2次力をお持ちなら共通テストの失敗程度で悩んでないし、このタイトルの記事を読んだりはしない。では東大理3と京医の次はどこだろう。
    以下が国公立医学部で2次比率が高いTOP10である。情報が古い場合はご容赦いただきたい。

    1.東京大学 80%
    1.京都大学 80%
    3.東北大学 79.2%
    4.大阪大学 75%
    5.金沢大学 70%
    6.千葉大学 69%
    7.岡山大学 68.8%
    8.名古屋市立大学 68.6%
    9.東京科学大学 66.7%
    10.広島大学 66.7% 
    ---(参考)--- 
    愛媛大学 58%
    富山大学 41.2%

    TOP10を見て、気がつくことはないだろうか。2次比率が高い大学とは概ね「偏差値が高い」大学なのだ。旧帝大、旧六医、都市部で人気の大学が並び、恐らく多少の「高嶺の花」感、共通テストで失敗した人が手を出しにくい学校名が並んでいるように見えないだろうか。このあたりの大学の倍率は概ね3倍程度で安定をしている。受験生の多くは2次力自慢で、中でも共通テストを失敗した受験生はブンブン腕を回して、ひっくり返そうとする猛者が集まる学校ではある。しかし仮に共通テストがボーダーから-50点程度の差であれば、数学や理科の小問1問2問で捲れる可能性があるのは魅力的なはずだ。

    一方で、2次で逆転したいという理由で、愛媛大や富山大へ出願するのは少々筋が通らないとも言える。確かに愛媛大や富山大は前述の大学よりも偏差帯は低いので組みやすい可能性はある。だが2次比率が半分前後、しかも高倍率。共通テストを失敗した2次力自慢が本当に突破しやすいのはどっちだ?と思えないだろうか。

    我が家の判断

    共通テストの失敗から弱気になるのは判る。しかし理詰めで考えていくと、戦略として偏差値を下げるばかりが正解じゃないことが言えないだろうか。
    もちろん相応の2次力がある前提にはなるが、共通テストで失敗しているのだから、ある程度の条件付きは受け入れるしか無い。あとは問題との相性。この中で自分と相性がいい大学があればしめたものだ。

    我が子も、共通テスト失敗後、志望校は変えたが偏差値は下げずに出願した。そして合格した。あくまで一例にすぎないが、子どもの同期には似たような生徒、共通テスト失敗の2次力自慢勢が沢山いるのだ。

    最後に

    是非そんな目線で志望校を探してみてほしい。大切なのは偏差値ではなく、次の3つだ。

    1.問題との相性
    2.配点比率
    3.自分の2次力を信じること

    共通テストを失敗したとて、共通テストの点数が今の自分の実力を表すものにはなっていないはずだ。本来もっと出来るはず。戦えるはず。自分がこれまでやってきた事に自信を持って、出願校を決めて最後まで戦ってほしいと思う。

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