
医学部合格に繋がった「親の子どもにできる勉強のサポート」とは?
成績が悪いとき、親が言いがちな言葉
テストや模試で思うように結果が出なかったとき、子どもの頃こんな風に言われた記憶はありませんか?
「なんでこんな問題を間違えるの?」
「どうしてできないの?」
「もっといい点を取らないとダメでしょ」
私はまさにそう言われてきた一人です。
そしてそのたびに心の中で思っていました。
「じゃあお父さんお母さんが解いてみてよ。
どうせできないのに文句ばっかり言わないで!」
この気持ち、子どもにとっては自然な防衛反応なのです。自分より理解していない人から一方的に責められれば、反発心や嫌悪感が芽生えてしまいます。大人なら受け流せても、子どもにとっては難しいでしょう。これが「反抗期の火種」になってしまうことも少なくありません。
親が本当に伝えるべきこと
ではどうすればよかったのでしょうか?
逆の立場で考えると、子どもにはこんな気持ちがあります。
「できる人からのアドバイスなら聞いてみよう」
「教えてもらえるなら納得できる」
実際に私も、塾の先生から同じことを言われても、素直に耳を傾けることができました。先生だからではなく、「教えられる力を持っている人」だから聞けたのです。
ここに大切なヒントがあります。
「できる人」とは、ただ解ける人のことではなく、「教え方を知っている人」 のことです。
具体的にはこんな視点を持てる人です。
子どもがどこまで理解できているのか
どこでつまずいているのか
なぜその解き方を選んだのか
その考え方がなぜ間違っているのか
正しくはどう考えるのか
類似問題で再現できるか
答えをただ教えるのではなく、考え方の筋道を一緒に辿ること。この経験が他の教科や場面でも応用できる学びに繋がっていきます。
我が家で実践したサポート法
我が子の場合、私が実践したのは「子どもが間違えた問題を親自身が解く」ことでした。
親がまず解いて理解する
その上で「解き方」ではなく「考え方」を伝える
基礎学力を固めるうえでは、このアプローチがとても有効だったと思います。時間も手間もかかりますがお金はかかりません。
結果、子どもは「どう考えるか」を自分で整理できるようになり、やがて「自調自考(自ら調べ、自ら考える)」力を育んでいきました。最終的には医学部合格という成果にも繋がりましたが、それ以上に「自分で考える姿勢」を土台にできたことが一番の収穫だと感じます。
もちろんこれが正解というわけではありません。他のご家庭にはもっと効率的な方法もあるでしょう。ただ「親の関わり方次第で、子どもは学び方を身につけられる」という一つの実例として参考にしていただければ嬉しいです。
ちなみに「自調自考」は渋谷教育学園グループの校訓ですが、ご縁はなくとも私はその言葉に強く共感しています。まさに子どもに育んでほしい力だと思うからです。
このnoteが、これからの進学について考える親御さんにとって、少しでも参考になれば嬉しいです。 ~太楼~