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Photo byekakinonakagawa

警察県「毎ショ」


    日本全国に犯罪が増えて警察を悩ますこの頃、警視庁は、警察県を設けることになった。この県は、全国から選りすぐりの警察官を集め、犯罪防止の極意を学ぶためのもの。この中に一人の名物警官がいた。ずっと交番勤務だったが、地域内での犯罪はゼロ。交通事故もゼロとして来た両津三吉と言う者だった。
    彼にかかれば、どんな犯罪も見抜き、姿を見ただけで悪い奴らは、蚊取り線香のように犯罪を止めるという防止効果抜群のセンスも持っていた。
    そして何より両津は、鼻が効いた。
    犯罪の匂いに敏感な特技も持ち合わせていたのだ。
    今日も両津は、犯罪防止の一躍を担った。

    このように警察県は、両津三吉を手本とした彼の操作方法を学ぶ場ともなった。

    ある日、両津三吉は、犯罪の匂いを嗅いだ。オレオレ詐欺の現場を見つけたのだ。だが、此処は警察官しか居ない。警察官がオレオレ詐欺に手を出したことに両津の鼻は、膨れた。

    「おい!お前たち、何をしている?」

    両津に見つかった奴らは
    「演習を行っています」と答えた。
    両津三吉は、ガハハと笑い自転車で去っていくのだった。

    ねぇ、この国、大丈夫?




     
     

    てみ

     
     
    書くことが好きです。映画感想文、読書感想文、短歌、小説、体験談、エッセイなど書いています。宮沢賢治、新美南吉の童話好きです。柳田國男の「遠野物語」は大好きです。初noteは、20240222です。

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