
ガチャピンを忘れない#青ブラ文学部
子どもが小さかった頃、朝いちばんにテレビをつけると、緑色のガチャピンが画面にいました。赤色のムックとともに。
スキーに挑戦したり、海にもぐったり、あの小さな体でなんでもやってのけるガチャピンを、子どもは目を丸くして見つめていました。


番組の音楽が流れると、テレビの前にちょこんと座るその後ろ姿を、私は台所から眺めていました。
あの時間だけは、朝の慌ただしさが少しやわらいだ気がします。
大きくなった今は、ガチャピンは、夕方の番組内の天気予報に登場しています。
そして、テレビの前で真剣に見入っていた子どもたちの小さな背中が思い出されます。
ガチャピンは、親子で迎えた朝のささやかな記念写真のように、心の中に残っています。
........ムックは、どうしてるのかなぁ。