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Photo byphoto_kotoba

つくし上位互換(毎ショ)


    世界が終わったのは、つくしが「意思」を持った日だった。

    ある日、道ばたのつくしが急に立ち上がり、こう叫んだ。

    「我、つくしΩ(オメガ)!人類の次なる進化体なり!!」

    その瞬間、全人類の髪がつくしに変わった。ツヤツヤ、ポキポキ、胞子全開。SNSは悲鳴で埋まり、流行語は「つくしってる?」に。
    もちろん生活も大混乱。お風呂にさえ入れない。というか許されない。

    政府は慌てて対策チームを結成したが、彼らも1時間後には『つくし防衛隊』として土の中に潜って、土から生える任務に就いていた。

    だが、世界中で混乱は続く。
    もうどうしようもないほどに、つくしだらけで、森は無くなり、都会のビル群も傾いて住む人もいない廃墟になった。
    そこへ、いざこざが始まる。
    つくしでも、地域差が出て来たのだ。

    このままでは世界戦争が始まるのではないかと危惧されるようになった。

    つくしΩは静かに微笑む。

    「争いはやめよう。ただ、みんなで春になろう。」

    そして地球は、一本の巨大なつくしになった。


     
     

    てみ

     
     
    書くことが好きです。映画感想文、読書感想文、短歌、小説、体験談、エッセイなど書いています。宮沢賢治、新美南吉の童話好きです。柳田國男の「遠野物語」は大好きです。初noteは、20240222です。

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