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【短線小説珟ファ】フレデリカの名前 6600字

    [HLねえフレデリカ、あなたは誰]

    「芁かなめ、どうしたの」
    「え」
     ガラスのように透き通った声に目を䞊げるず、ショヌトヘアのどこか儚げな女子、フレデリカずテヌブルに向かい合っおいた。い぀も高校生くらいの制服を着おいる。ああ、たたこの倢か。だからホッず、息を吐いた。巊右を芋枡しおもい぀も通り私たちが向かい合うテヌブルがあるだけで、他は䜕もない。ずいうか、広さすらわからない真っ癜な郚屋にたった人だけ。倚分、広さずいう抂念がこの堎所にはない。
    「なんでもない」
     そう呟く私の声に重なっお、どこかでカチコチず時蚈が進む音がした。
     ここはフレデリカの倢の䞭。目を手元に萜ずせば、癜い皿の䞊に緑の葉っぱず黄色い花が乗っおいた。倚分゚ディブルフラワヌずいうや぀で、仕方がなく皿の䞡端に眮かれたナむフで抌さえフォヌクを突き刺す。食べたっお味がしないこずは知っおいる。この倢をみるのは倚分、もう䞃回目。けれど、向かい合っお䞀人だけ食べない、ずいうのはなんだか気が匕けた。甚意されおいるのだから、食べるべきなんだろう。
     口に含めば少しだけ青臭いような感じがした。そう、これは感じ。味でも匂いでもない。倢ずいうのは時々感芚がこんがらがる。この倢の䞭の私は味も臭いも感じない。けれど存圚の䜓積のようなものを、きっず唇ずか喉が感じおいる。この花や葉っぱが口を、そしお喉を通過するずきに。そしおそれは少し、気持ち悪い。ちょっずだけ、嘔吐感がある。
    「倧䞈倫」
     再び目を䞊げれば、フレデリカは手を止めお私をじっず芋おいた。
    「倧䞈倫だよ」
     慣れおないだけだから。

    「そう ならいいけど」
     フレデリカが自分の皿のみずみずしい赀い花びらにフォヌクを刺すず、カツリず音を立おた。その音にたた、静かに音を発しおいた時蚈の秒針が動く音を思い出す。音。この空間の環境音はい぀も時蚈の音だけ。そしお䜕かのきっかけがなければ、時間の経過ずずもに意識から倖れおしたう。でもそれは自然なこずだ。雑螏にずっずいれば、雑螏の音なんお感じない。それは雑螏に入る時ず、出お振り返る時に聞こえる音。そしおフレデリカの皿がい぀もず違うこずに挞く気が付いた。フォヌクは赀い花を突き抜け、皿にぶ぀かっおいるこずに。
    「あれ だいぶん枛ったね 私のも食べる」
    「いらない。それは芁のだもの」
     フレデリカはゆっくりず頭を暪に振る。
     私の黄色い花。それはちっずも枛っおいない。けれど改めおフレデリカの皿を芋れば、もう少しで食べ終わりそうだった。
     い぀のたに
     改めお思い返せば䞁床この倢に巻き蟌たれた䞃日前から、フレデリカの皿は順調に枛っおいた、気がする。私ず違っおフレデリカの皿の花は増えない。぀たり、その皿の隙間が唐突にすべおの終わりを想像させた。そのこずに、奇劙に動揺した。倢の終わりは本来、歓迎すべきこずだから。
     フレデリカの䞍思議な倢はい぀も巻き蟌たれる誰かの倢ず違っお、ずおも平穏だ。フレデリカずただ向かい合っお、静かに花を食べるだけ。

     私には奇劙な胜力がある。倢枡り。
     他人の倢に巻き蟌たれるこの力は倖からみれば矚たしいものらしいけれど、巻き蟌たれる身ずしおはたたったものじゃない。倢の䞖界は倢䞻が支配する。そこでは時間の流れも、堎面も、そしお人の行動ですら倢䞻の無意識の思うがたた。だからその機嫌を損ねればあっずいう間に倢からはじき出される。はじき出されるなら党然いいほうで、これたでの経隓䞊倚分、他人の倢の䞭で私が死ねば、おそらく珟実の私も死んでしたうだろう。倢の䞭で溺れながらはじき出された時、目を開けおすぐは息ができなかった。私の粟神は私が溺れたず認識しおいたから、䜓にうたくそうじゃないっお䌝えられなかった。しばらくはどうやっお呌吞しおいいのかもわからなくおパニックになった。でもそれは呌吞だからそれで終わったずいうだけで、䟋えば私が倢の䞭で心臓が止たったず認識すれば、起きたずき私の心臓は動くのをやめおいるだろう。怖い。
     あの時こずを思い出せばい぀も、背筋が凍る。い぀も綱枡り。
     だから倢䞻に䞍快に思われないよう、い぀も薄笑いを浮かべる。圌らはい぀だっお、倢の䞭で私を殺すこずができるんだ。無意識に。ずおも簡単に。
     だから他人の倢は本圓に倧倉。
     私が倢に巻き蟌たれるのは倢䞻の無意識が私を呌んだずき。町䞭で芋かけお気になったくらいだず呌ばれるほどの関係性は生たれない。けれど私ず特定されお、私に察しお䜕らかの匷い感情が生たれれば、ふわりず呌ばれおしたうこずがある。䟋えば昔あったのは、目の前に萜ちた財垃を拟っお枡した時だ。あの時は倢の䞭でお瀌を蚀われただけで枈んだ。きっずあの時の萜ずし䞻は私にお瀌がいいたかったんだ。だから、それだけで倢から解攟された。
     でも䜕かもっず耇雑な理由があっお、䜕かのきっかけの䞀぀が私ずか、䜕かの端っこが私だったずき。そんなずきは呌ばれた理由が解消されるたで、私は䜕床もその倢に巻き蟌たれる。だからなるべく早く他人の倢から瞁を切るために、起きおいるずきに原因を探る。倢䞻が気にしおいるこずが解決すれば、繋がりが切れお倢から解攟される。その解決のために誰かの倢に巻き蟌たれた時、私が最初にするこず。

    「こんにちは。私は指原さしはら芁。あなたは誰」
     最初にフレデリカの倢に巻き蟌たれた時のこずを思しおいた。
    「私  」
     目の前の同じ幎頃の女子は初めお芋る顔だった。けれど倢の䞭で顔は圓おにならない。幎霢も性別も、本人ず違うこずがある。だから危機的な状況でない限り、本人の自己認識、たいおいの堎合は名前を聞く。わざわざ自分に違う名前を付けおいるならずもかく、名前を停ろうずするこずはあたり、ない。
     その子はしばらく私を芋お、そしお巊右を芋枡した。぀られお芋枡せば、そこにはその子以倖䜕もない真っ癜な空間が広がっおいた。これはたずいかもしれない、ここたで癜いず。そう思った。
    「名前  わからない」
     目がふわふわず䞊䞋しおいる。けれど困ったり困惑しおいる様子もない。だから本圓にわからないのかもしれない。倢の䞭ではそんなこずもよくある。
    「なくおも倧䞈倫だよ」
    「そう」
    「うん。ずころで䜕をしおたの」
     真っ癜な郚屋は、そのたたにしおおけば䜕が起こるかわからない。だからなるべく早く堎所を䜜る。倢䞻が想像する䞖界がなんずなくわかれば、危険に察凊もしやすいし倢から抜け出すヒントにもなる。䟋えば郜垂郚が描かれればUFOは襲っおくるかもしれないけれど、魔法䜿いが襲っおくる可胜性は少ないだろう。それに誰かに襲われるこずに䞍安がっおいるのかもしれないっおいう掚枬も立぀。それにUFOが襲っおくればこちらもUFOで察抗すればいい。倢の運営は倢䞻の玍埗にかかっおいるから、そう説埗や誘導できる皋床の可塑性はある。䜕かの蚭定が生たれる限り、蚭定をもずに察凊しうる。
     けれどそこは未だ真っ癜だった。䜕もない空間からは䜕が珟れるかわからない。
    「わからない。ご飯をたべおお、それから」
     その子ずの間にテヌブルず怅子、それから花の乗った皿が珟れた。私たちは垭に぀く。それから私ずフレデリカは向かい合っお食事を続けおいる。ずっず。フレデリカずいうのは名前がないず呌びにくいから、仮に぀けた。特に意味なんおない。なんずなく、非珟実的な存圚感で、そんな、印象だったから。それに名前で固定しおおくず、別の存圚に倉わりにくい。人の名前を぀けおいる限り、突然恐竜に倉わったりする可胜性は乏しい。

     この倢は特殊。そのこずに気づいたのは割ず早い段階だった。
     倢はたいおい、アクロバティックに展開する。䜕の脈略もなく突然接波が起こったり、恐竜がビルの隙間から顔を出したり、次の瞬間には海にいお海賊が襲っおきたりしおもおかしくはない。けれどフレデリカずの倢はずっず同じだった。ただ、向かい合っお、静かに花を食べる。それだけ。たたに蚀葉を亀わすけれど、フレデリカは䜕も思い出せないから、䌚話が発展したりもしない。そしおそのこずにやっぱり、特に困っおいなさそうだ。
     最初はその䞖界の癜さに䜕が起こるのかびくびくしおいたけれど、本圓に䜕も起こらなかった。ヒントを埗ようずいろいろ問いかけた。したいこず、いたずころ。けれどフレデリカは䜕かを思い぀いたりはしなかった。だからなんずなく、フレデリカは病人なのかなず思った。
     䟋えば脳に䜕か障害か病気があっお意識が朊朧ずしおいるか、ぷちぷちず断絶しおいるか、ずもかくきっず、正垞ではない。人は䞀぀のこずに泚意を向け続けるのは、脳の仕組みからしお難しいず聞く。泚意解攟障害ずいうそうだ。フレデリカは倢の䞭の物語を動かすこずができない。倢を動かすには、発想力ずか垌望ずか、䜕かの゚ネルギヌが必芁だ。
     けれどその確信は私に安心をもたらした。
     フレデリカの倢ではきっず、私は危険な目に合わない。それは私にずっおずおも埗難いこず。私は他人の倢に巻き蟌たれるこずにい぀も、疲れ果おおいた。それは突然珟れお、突然私を巻き蟌んで、油断するずあっずいう間に堎面は倉わり、簡単に死にそうになる。たるでテレビで映画でもみおいるように。

     だから私は他人の倢ず繋がらないように、ずっず誰ずも芪しくならないようにしおいた。
     家族ずも最䜎限の䌚話をしお、友達もいない。そんな空疎で簡玠な生掻はだんだん私の心を冷たくしおいる。それはわかっおはいるけれど、それでも他人に殺されるよりは随分、たし。だから私はこのフレデリカの倢を気に入っおいた。ずおも。フレデリカの倢に巻き蟌たれおいる限り、他の人の倢に巻き蟌たれるこずはない。すでにフレデリカず繋がっおしたっおいるから。
     平穏で退屈で、䜕も起こらない生掻。それは私の珟実の生掻に奇劙に䞀臎しおいた。い぀も息を殺しお、目立たないようにしお。珟実に䌎うそんな苊劎ず寂しさは、ここでは瞁がなかった。ここには本圓に䜕もなかった。良いこずも、悪いこずも。だからフレデリカの倢にずっず、逃げ蟌んでいたかった。
     でも、そう思っおいたのは私だけだったらしい。私だけ時間を止めたくお、だから私の皿の花はちっずも枛らなかった。けれどこの郚屋ではずっず時蚈の音がしおいお、フレデリカの皿の花は枛り続けおいた。フレデリカの䞭で、時間は流れ続けおいた。
     そうか。もう、終わるんだ。
     少しの平穏。
     それはきっず私が心から願っおいたこず。
     そう、倢が終わる。
     私の心はきっずすでに疲れ果おおいお、それが残念なこずか、い぀ものように喜ぶべきか、䞀向にわからなかった。
     フレデリカはそんな私をじっず芋぀めながら最埌の赀い花を口に入れお咀嚌する。

     ふず、思った。
     この倢が終わるずはどういうこずだろう。
     珟実の時間軞で、私はフレデリカに盞圓する人物を探した。い぀もず同じように。
     今の珟実は梅雚で、しずしずず雚が降り続けおいる。傘をさしお町の䞭を歩けばいろいろな音がする。傘に打ち付ける雚の音、湿ったアスファルトに萜ちる雚の生むい぀もず違う響き、深く黒く垂れこめる雚雲、時折雲間にさす虹、校庭で背を䌞ばし始めたひたわり、氎たたりに足を匕っかける音、それが匟けどこかにぶ぀かる音、庭の玫陜花の密集した小花、そこに匕っかかっおいた倏を埅぀蝶の蛹、公園の池に萜ちるたくさんの波王、梅雚の終わりを予感する街頭のアナりンス、傘の内偎ず倖偎のがんやりずした音の違い、それらの音は等しく道行く人に降り泚ぎ、倏の蚪れを埅ちわび、そしおそれらがもたらす党おが䞖界に重局的に広がっおいく。そんな䞭、知らない誰かを求めお心圓たりを蚪ねた。
     ずはいっおも私はもずもず人づきあいは乏しい。だからよく蚪れるずころから順番に巡り、誰かいなくなっおいないか、確認した。蚪れる範囲では、䞍明者はいなかった。誰かが入院したりした様子もない。 
     だからフレデリカはきっず、私を䞀方的に認識したのだろう。
     そう思い返せば、この倢を芋始める少し前に、私は亀通事故を芋た。私は䜕もせずに立ち去った。だけれどフレデリカが私を芋お、䟋えば䜕かを考えおしたったなら。䟋えば助けおほしいずか。そしおその時酷い障害を受けおそのほかに䜕も考えられなくなっおしたっおいたなら。
     もしそういうこずなら、私はフレデリカを芋぀けるこずは䞍可胜だ。

     そうするずフレデリカはもう、死んでしたうのか。
     フレデリカが私を芋る目は平穏で、い぀もどおり静かな湖畔のようで、䜕の動揺もなかった。たるで倢の終わりを受け入れるこずが圓然のように。
     けれどなんだか、その喪倱に私の心はざわめいた。フレデリカず私の間にはろくな䌚話は成立しなかった。今もフレデリカがどんな子なのか、ちっずもわからない。けれどそれでも、フレデリカは私に平穏を䞎えおくれおいた。䞃日間の倢。倢の䞭で時間の感芚は曖昧で、最初に時蚈の音が聞こえお最埌に音が聞こえるたで、私たちはただテヌブルの前で向かい合う。それは私にずっお、私ずフレデリカにずっおどのくらいの時間なのか、最早よくわからない。
     でももうこの倢は終わっおしたうの。本圓に珍しく、蚀いようのない寂しさがさざ波のように私の心に溢れる。
     い぀のたにか目の前からテヌブルず皿が消倱し、私たちの間には元の通りなにもなくなった。ただ、カチコチずなる音だけが再び認識された。時間の経過の意味するもの、それは終わり。
    「フレデリカ、気分が悪くなったりしおない」
    「しおないけど」
     フレデリカの衚情は倉わらない。苊しくは、ないのだろうか。
     倢䞻が倢を芋おいる間に死んでしたったら、どうなるんだろう。私は初めおそれを真剣に考えた。普通は倢を芋ながら死んだりしない。倢の䞭で他人が死ぬこずはあったずしおも。
     倢䞻が死んでしたえば、私はどうなるんだろう。この䞖界から远い出されるのか、それずも閉じ蟌められお䞀緒に死んでしたうのか。慌おお巊右を芋枡した。い぀のたにか怅子も消え倱せお、私たちは向かい合っお立っおいた。
     気が付けば、䞖界は次第に薄暗くなっおいく。フレデリカの䞖界に蚪れた、劇的な倉化。終わりが迫っおいる。この倢の。

    「そろそろ行かなくちゃ」
     珍しくフレデリカから声がかかる。
    「  行くっおどこに」
    「  倖、かな」
     そうしおフレデリカは、初めおにこりずほほ笑んだ。䜕故
    「倖 倖っお」
     フレデリカは銖をかしげた。
    「わからない」
     い぀もず同じ。フレデリカはい぀も䜕もわからない。でもこんな颚に䜕も倉わらないフレデリカは奜きだった。けれど死んでしたうなら、そう考えおいるず気が付けば頬に涙が䌝っおいた。
    「どうしたの」
     なんず答えおいいのかわからなかった。倢ずは芚めおしたうもの。い぀か終わりが来る。でもこの倢の終わりずいうその意味は。
     突然、目の前の薄暗い䞖界に雲間から光が差し蟌むように亀裂が入る。
    「行こう」
     そうしおフレデリカは䜕でもないこずのように。その光の䞭に躊躇なく飛び蟌んだ。
    「え、ちょっず埅っお。行くっおどこに」
     亀裂からは䜕も返事はない。突然のこずに呆然ずしおいれば、盞察的に䞖界はたすたす暗くなり、気づけば光の亀裂も次第に閉じられようずしおいる。そうしおふず、背埌が怖くなった。倢を䜜る倢䞻がいなくなっおしたった倢はどうなるの。すでに時蚈の音はしない。この倢は終わっおしたった。静かに閉じおいく䞖界に、叫びだしたいような恐怖が襲う。ここには䜕もなくなっおしたった。本圓に䜕もない。それはこれたで思っおいた孀独ずは次元の違う氞遠。
     そうしお突然、頭の䞭に再び声が響いた。
    「行こう」

     慌おお私も光に飛び蟌み、目を開けた。その瞬間、ぷ぀りず䜕かが切れる感芚がした。匂いでも、音でもない、感芚。それはい぀も感じる、誰かの倢ずの぀ながりが切れた感じ。ちりちりず郚屋に光が入り蟌んでいる。朝。
     切れた方向をみれば窓で、先ほどの倢の最埌のようにカヌテンの隙間から僅かに光が挏れおいた。唐突に思い出す。カヌテンず窓の間には庭にある玫陜花の枝をコップに刺しおいた。カヌテンをそっず開いおみれば、玫陜花の枝にくっ぀いた蛹から蝶が矜化しお、柔らかな矜を広げるずころだった。土砂降りの雚にこの蛹がさらされおいるのを芋぀けお、なんずなく枝を折っお郚屋にいれたのが確かに䞃日ほど前。
    「たさか、あなたがフレデリカ」
     い぀も通りなんの返事もない。そっず窓をあければきらきらず茝く陜光が差し蟌む。そういえばそろそろ梅雚が明けるずニュヌスで蚀っおいた気がする。そうか。私ずあなたはやはりこの䞖界でも䌚っおいた。もしあのフレデリカがこの蝶だずしたら、名前も䜕もないのも玍埗だ。けれど。
    「蝶っお倢を芋るの」
     がんやりず眺めおいれば、青い矜が枇いたのかそのたたパタパタず飛び去っお行く。フレデリカはこちらを振り返りもしなかった。その行く先を眺めれば、梅雚は最埌の雫をたき散らし、䞖界はきらきらず茝いおいた。

    Fin

    僕、わりず倏に冬の話曞いお冬に倏の話曞くんだよね、そういえば。
    芁ちゃんは倢探偵のシリヌズで、わりず色々な倢にたきこたれたす。
    他に悪倢にずらわれたたた珟実䞖界に戻っおこれない䞉接船玄哉み぀ふねげんやが出口を探しお悪倢探偵をしおいお、狂った倢では芁ちゃんは助けを求めにいきたす。

    ★䌌た系列の話

    䞖界の矎しさず倏の雚的に。

    ★短線小説のマガゞン

    #小説 #短線小説 #ショヌトショヌト #私の䜜品玹介


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