
「どうする家康」第47回「乱世の亡霊」 少女の無垢な願いが呼ぶ乱世の悲劇
はじめに
乙女心…この言葉を聞いて何をイメージされるでしょうか?甘酸っぱさ、いじらしさ、恥ずかしさというストレートなものでしょうか?それとも複雑、面倒、わからんとネガティブなものでしょうか。乙女心は、人類の長きに渡る謎です。四大文明期のエジプトのヒエログリフにも、そのいじらしさや厄介さが描かれているとか。
いずれにせよ、乙女心を抱える当人たちにも、乙女心に疎い私のような周りの人々にも持て余すものではあるようです。
その乙女心をある意味、純粋に保存し、それゆえに拗らせてしまったのが茶々です。一般人であれば、大きな問題にはならないでしょうが、彼女は天下人の息子を産んだお袋さま(大野修理)、彼女の言動は天下を巻きこんでしまう。その顛末が、47回の軸になっています。
一方、今回は、冬の陣の和睦から夏の陣への開戦に至るまでが描かれました。何故、一旦は収めた矛を再び抜くことになるのか。そこには、古今東西言われてきた、戦は起こすより収めるのが難しいという問題が横たわります。
そこで、今回は茶々の乙女心の正体とそれが招いたことが、夏の陣へ突き進む豊臣家の人々とどう関わっていくのかを考えてみましょう。そして、その現実を家康がどう受け止めるかが最終回の鍵になってくるでしょう。