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「どうする家康」第40回「天下人家康」 家康を天下人へと導く秀吉の負の遺産たち

    はじめに

     今回は、合議制と三成に託したい思いと、実力者による天下一統しかない現実感覚との間に揺れる家康の葛藤が描かれました。そして、それゆえのどういう事態にも対応できるような家康の二枚舌の言動は、結局、三成の不審を確信に変え、取り返しのつかない決裂を生むことになります。

     一方でこの決裂は、家康だけの問題ではなく、理想しか見ない三成の四角四面の融通の利かない性格も大きく作用しています。更に言えば、この三成の性質は、時に周りに利用され、時に周りとの軋轢を生みました。これは、家康がおらずとも合議制が瓦解したことを意味しています。

     つまり、家康に天下人になることを決断させた、彼をそこまで追い込んだのは、期待に応えなかった三成なのです。

     そこで今回は、合議制を守ろうとしながら自らそれを瓦解させていく三成の言動、そしてそれを静観した家康の心情を追いながら、家康が秀吉の死後、どう諸将の信頼と大義名分を得て、事実上の支配者になっていったのか、その立ち回りと家康の決意とは何かを考えてみましょう。


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    青江

     
     
    非常勤講師で糊口をしのいでいる泡沫研究者。専門は現代文学で小説の映画化について。趣味は実益も兼ねて映画鑑賞。A~Z級、ジャンル、国籍問わず色々観てます。 執筆、講演などお仕事依頼は以下のアドレスへ。 t-turuta@auecc.aichi-edu.ac.jp

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