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「どうする家康」第22回「設楽原の戦い」 天下人、信長の築く過酷な世界の真実とは?

    はじめに

     第22回は有名な設楽原の戦いです。一般には長篠の戦いとイコールで結ばれるほど知られるのは、鉄砲を組織的に使うことで戦国最強を謳われた武田を打ち破ったから。信長の先見性が戦を変えたような逸話にすり替えられ、信長伝説の一端を担っています。
     本作でも彼だけが「武田を滅ぼす」と明言し、他の誰もが呆気に取られる軍略として描かれました。謂わば、信長こそが今回の話の中心にいます。「どうする家康」…と聞くまでもなく屈服以外の選択肢のない家康は、前回以上に見せ場がありません。

     それでは、第22回は信長を中心に据えて何を描こうとしたのでしょうか?本作での、設楽原の戦いの流れと描かれ方からは、時代の転回点というよりも、その戦を支配した天下人、信長の覇道、その先が目指す世界を見せようとしているように思われます。

     そこで今回は、本作での設楽原の戦いが象徴したもの、そしてそれがキャラクターたちにどう影響していったのか、ということを考えてみましょう。悲劇の歯車が高速回転し始めます。

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    青江

     
     
    非常勤講師で糊口をしのいでいる泡沫研究者。専門は現代文学で小説の映画化について。趣味は実益も兼ねて映画鑑賞。A~Z級、ジャンル、国籍問わず色々観てます。 執筆、講演などお仕事依頼は以下のアドレスへ。 t-turuta@auecc.aichi-edu.ac.jp

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