
【サウジアラビア旅行記⑤】砂漠に輝く鏡の殿堂マラヤと、アドレナリンが出る添乗員さん
砂漠の蜃気楼、マラヤ・コンサートホール
時を止めたアル・ウラ旧市街
巨象の如きエレファント・ロック
アドレナリンが出る添乗員さん
砂漠の蜃気楼 : マラヤ・コンサートホール
ランチの後は、現代サウジの象徴ともいえる「マラヤ・コンサートホール」を訪れます。

ここは9,740枚の鏡で覆われ「世界最大の鏡張り建造物」としてギネスに認定されています。
なぜ1万枚という区切りの良い数字にしなかったのか、と余計なことを考えてしまいますが、中東らしいスケールの大きさに圧倒されます。

マラヤ・コンサートホールはアル・ウラの砂漠の中に建つ多目的ホールです。
建物全体が鏡面仕上げになっており、周囲の岩山や青空を完璧に映し出すことで、風景に溶け込むような視覚効果を生み出しています。
砂漠の岩山の中に突如として現れるこの建物は、角度によっては風景と同化して見失ってしまうほど。

日本人にはまず浮かばないであろう、この大胆な発想と実現力には脱帽するしかありません。
なお、2025年11月、X JAPANのYOSHIKIさんが、まさにここで日本人初となる歴史的なコンサートを開催しています。

時を止めたアル・ウラ旧市街
続いて、歴史の荒波を感じさせる「ヒジャース鉄道」の駅舎と線路跡を視察します。
かつてメジナとダマスカスを結んだこの鉄道は、映画『アラビアのローレンス』の舞台としても知られています。

その後、アル・ウラの旧市街へ。
ここでは、約1,000年前の街並みが数百メートルにわたって再現されています。
砂漠の中の街なので、周りには高層ビルを初めとする現代風の建物は一切なく、「なるほど、1000年前の街はこんなんだったんだろうな」と思わせてくれます。

日干しレンガで造られた迷路のような路地は趣があり、往時の人々の営みが聞こえてきそうなほど、静かで濃密な時間が流れていました。

ただし、各々の店は、観光客向けの土産物屋や飲食店なので、あまり近づくと気持ちが一気に現代に戻ってしまいます。

巨象の如きエレファント・ロック
夕刻、有名な「エレファント・ロック(象岩)」に到着します。
数百万年にわたる風食と水食によって形成された、高さ約52メートルの巨大な砂岩です。

岩そのものも見事でしたが、何より驚いたのは見物客の多さです。
特に地元サウジの方々が楽しそうに過ごしており、象に似た岩を見るためにこれほどの人が集まる光景に驚きました。

その姿はまさに象そのものですが、巨大なアーチ状の造形は、アメリカのアーチーズ国立公園の「デリケート・アーチ」を彷彿とさせます。


アーチもそうですが、この辺りの景色はアメリカのグランドサークル周辺によく似ています。
アーチーズ国立公園の記事はこちら👇
グランドサークル周辺の荘厳さも忘れがたいものでしたが、こちらの風景も負けず劣らず、地球の鼓動を感じさせる力強さがあります。

アドレナリンが出る添乗員さん
ホテルに戻り、7時半からビュッフェの夕食。
普段はビュッフェだと食べ過ぎますが、サウジではビュッフェ以外の時の量が異常に多いので、ビュッフェでは取る量が少なくなります。
食事前でも、まだお腹が膨れ気味ですが、サウジではお酒が一切飲めないので、飲みすぎの心配だけはありません。
添乗員さんに質問する機会がありました。
彼女は、現地ガイドとの会話を心から楽しみ、教えられている説明を大事そうに聞いてます。それが本当にうれしそうなのです。
「添乗員をするだけでも疲れるでしょうに、なぜそんなに楽しそうなんですか」と聞くと、
「新しい知識を得るのが大好きなんです。人と話をして何かを学んでいると、アドレナリンが出ているのが自分で分かります」と輝くような表情で答えてくれました。
私も知識を得ることは大好きですが、それを「アドレナリンが出る」と表現することは思いつきませんでした。これからは、私も使わせてもらおうと思いました。
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