【掌編小説】傘のいらないひと【1469文字】ちびひめ2025年10月4日 11:19夜更けの駅のホームは、細い雨でしっとりと濡れていた。遅い時間に走る電車を待つ人影はまばらで、雨脚が金属の屋根を叩く音ばかりが響く。スーツの肩にまで湿り気が染み込んで、俺は小さなため息を吐いた。その時だった。一人、女性がホームの端に立っているのが目に入った。白いワンピースが雨に濡れて張り付き、長い髪はしっとりと頬に垂れている。傘もさしていないのに、不思議と寒さや濡れを気にしていないように見えた。視線が重なった。彼女は少し微笑んだ。この記事が参加している募集#スキしてみて847,728件84万件#恋愛小説が好き19,568件1.9万件#小説#スキしてみて#短編小説#恋愛小説#掌編小説#オリジナル小説#恋愛小説が好き#つづけたDay#しょうせつ#小説#スキしてみて#短編小説#恋愛小説#掌編小説#オリジナル小説#恋愛小説が好き#つづけたDay#しょうせつ