
京都の酒場にて③ 寿海千丸店
千本丸太町の交差点から、丸太町通りを東に約150mくらいでしょうか。大きな「大衆酒場 寿海」と書かれた暖簾があるので、場所はすぐに見つけられます。見た目があまりに昭和っぽいので、実はずっと入るのをためらっていました(笑)。いつもワンコの散歩の途中で前を通るのですが、ある日、ちょうどお店に入っていく人を見かけたときに店内がちらっと見えたのですが、カウンターには人がぎっしり。ほぼ満席の状態でした。平日の18時くらいのことです。それが約1年ちょっと前のこと。

色々食べてみたいですね!
近所の居酒屋をよく知る人に聞いてみると、夜11時頃まで営業されていて、ラストオーダーは10時半くらいでしょうか。仕事が遅くなっても開いているし、「すっごくいいお店!」とのこと。これは行かねば。そう思って、私も1年ちょっと前から毎週お邪魔するようになりました。

お店は、先代の大将が引退され、現在は女将の河合節子さんと、その娘さんの旦那さんである高田さんが中心になって料理を作られています。忙しくなってくると、娘さんも手伝っておられる感じです。

ネギとニンニクで。

注文を受けてから作られる料理のメニューの多さと、どんなに混んでいても的確に提供される、そのスピードたるや素晴らしいの一言です。しかも、一品ごとの料理の価格も良心的。まさに「ザ・大衆酒場」の王道といっても過言ではないでしょう。よく雑誌の大衆酒場特集などにも取り上げられているようです。

梅肉と酢味噌を選べました。


カウンター13席のお店ですが、何度か満席で入れなかったこともあります。早い時間から来られる方も多いのですが、夜8時半くらいを過ぎると、1~2人であれば比較的すぐに座れることが多いように思います。以前、一度お店を開けてみたら満席だったので、渋々帰ろうとしたことがありました。すると、なんと100mくらい娘婿さんが追いかけてきてくださり、「詰めれば入れます!」とのこと。お店に引き返しました。なんていいお店!

お料理は、いつも「かつおのたたき」を最初にいただきます。たっぷりの厚切りのたたきの上に、細切り大根とネギをこれでもかというくらい盛ってくださり、その上には鹿児島産の一片種のニンニク。ニンニクは「あり・なし」を聞いていただけますが、私はもちろん「あり」です(笑)。そして、そのニンニクもこれまた大量に盛っていただけます。他にも、串カツに天ぷら盛合わせ、茄子餃子、サバ塩焼きに海老フライと、何でもござれです(笑)。恐らくメニューは100種類以上あるのではないでしょうか。揚げ出し餅の「よいしょ(=持ち上げる)」や、お揚げと大根おろしで「エレベーター(=上げ下ろし)」のような、ユニークなネーミングのメニューもあります。こういうところも、大衆酒場らしくて楽しいですね。


やっていけそうです(笑)。
「寿海」という名前のお店は京都市内に何店舗かあるようですが、どうもそれぞれ独立採算で、別々のお店のようです(昔のことは知りませんが)。 寿海という名前は、兵庫県西宮市の「新寿海酒造」から来ているようです。
通えて良かった。近所にあって良かった寿海さんです(笑)。