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Photo byakanekofuku

【ヘドニック・トレッドミル】お金が増えても幸せになれない?

    今回は、「お金をゴールにすると永遠に満足できない」という現象を、認知科学と心理学の視点でお伝えします。

    世界の富豪たちが何兆円持ってても、さらにお金を追い掛け、慈善活動にシフトしても歪みつづけるのはなぜか?

    【ヘドニック・トレッドミル】

    お金が増えても幸せが戻るメカニズム

    これは、ポジティブな出来事による幸福感は一時的で、脳がすぐに順応して、元の幸せレベルに戻るというもの。

    【ブリックマンの有名な研究】

    宝くじの当選者と、事故で下半身不随になった人を比較すると、1年後には両者の幸福度はほぼ同じに戻った!

    収入が増えて生活水準が上がっても、脳はそれが普通になり、さらなる増加を求めるようになる。

    【認知科学的に言うと】

    脳の報酬系(ドーパミン回路)が関与

    新しい刺激でドーパミンが放出され快感になるが、繰り返すと鈍感になって満足できなくなる。

    結果、新しい刺激を追い続け、永遠に十分にならない。これはまさに無間地獄!

    研究では、収入と幸福度の関係は一定(例:年収約650万円前後)まで上昇し、それを超えるとほぼ横ばいになる。

    お金持ちが「もっと欲しい」と思うのは、強欲ではなく、脳のメカニズム!

    【外発的動機VS内発的動機】

    お金ゴールが持続しないのは…

    自己決定理論では、外発的動機(報酬や罰のため)と内発的動機(それ自体が楽しい・意味がある)に分かれる。

    お金ゴールは完全に外発的!

    外発的動機は短期的には強いが、報酬が得られると満足してしまい、次の報酬を求めるサイクルにハマる!

    内発的動機は持続しやすく、幸福感が長期的に安定するのだ!

    資産が増える喜びは一瞬…
    でも、減る不安は永遠!

    脳の損失回避バイアス(減る不安など)が強く働き、得る喜びより失う痛みが2倍以上に感じられるため、「もっと増やさないと」という強迫観念が生まれる!

    慈善活動へのシフトは、
    本当に社会貢献になるのか?

    富豪が慈善などをするのは、無間地獄から逃れるための戦略!

    ポジティブ心理学では、他者への貢献が内発的満足を生み、幸福度を長期的に上げる効果が証明されてる。

    しかし、慈善がお金ゴールの延長になると怪しくなる。

    税制優遇、イメージ向上の貢献は、影響力が優先されて社会のニーズは無視される。

    ギビング・プレッジ(The Giving Pledge)は、ビル・ゲイツ夫妻とウォーレン・バフェットが創設した寄付運動、その参加者でも約束通り寄付する人は少数。

    「私は社会のためにやってる」と正当化しつつ、実際は権力や名誉を維持してる可能性があります。
    その結果、慈善が社会を歪める形になることも少なくはありません。

    本当の豊かさは、
    お金以外のゴール!

    お金をゴールにすると、ヘドニック・トレッドミルと外発的動機のダブルパンチで、無限の不満足ループ!

    富豪たちの行動は脳の仕組みにやられてるだけ。
    でも、そこに留まると永遠に満足できない。

    脱出のカギは…
    内発的・意味あるゴール!

    心理学的研究でも、目的意識が強い人は、収入に関係なく高い幸福度を維持される。
    自分のゴールが本当に自分らしいものか、振り返ってみよう。お金は手段で目的じゃない。そこを間違えると、無間地獄が待っているだけ!

    この視点が、あなたのゴール設定に少しでも役立てば嬉しいです。

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