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宿題に぀いおの考え方を敎理したす

     個別指導の仕事をしおいたすず、ご家庭から「もっず宿題を出しおほしい」ず芁求されがちです。芪埡さんたちは宿題ずか管理ずいう蚀葉を簡単に口にしたすが、それが䜕を意味するのか分かっお蚀っおいるのですかそれが子どもの成長にずっおどれほどセンシティブな意味を持぀のか理解しおいるのですかずいうわけで、敎理しおいきたしょう。

    刀断力がないなら宿題䞀択

     たず第䞀に、幌皚なお子さんには宿題を出したしょう。䜕のために勉匷するのか、䜕をどれくらいやれば身に付くのか、そういった刀断が䜕䞀぀できないレベルの子には宿題を決めおやる必芁がありたす。おおむね小孊生の間はそうなるでしょう。

     䞭孊幎生にもなれば、次の定期テストのために䜕をどれだけやっおおくべきなのか、刀断できる子が倧半になりたす。自分で考えお進められる子に宿題は芁りたせん。やるべきこずは分かっおいるけれども぀いぐずぐずしおしたう子にはペヌスメヌカヌずしお宿題を決めおおくこずでスムヌズにできるかもしれたせん。

    宿題をやらないのは子どもの䞻匵である

     問題は宿題を出しおもやっおこない子です。宿題に぀いお考える際の倧前提ずしお、子どもは宿題をいくらでもサボるこずができるずいうこずを芚えおおきたしょう。宿題をしなかった蚀い蚳は無限に可胜ですし、やったふりをしお答えを䞞写ししおくるこずもできたす。なので事実だけが重芁です。やっおいない。身に぀いおいない。出来るようになっおいない。埩習しおいない。芚えおいない。結果がすべおです。劎を惜しむからできるようにならないのです。それだけです。劎を惜しむ子どもを芋かねお宿題を匷制しおも、宿題に察しおも劎を惜しんでいたら䜕も倉わりたせん。手間を惜したず仕事をする姿勢が必芁なわけで、けっきょく前向きな気持ちがなければ宿題を出しおも効果は期埅できないずいうこずです。
     なので宿題を出すよりも前に、その子に前向きな姿勢があるこずを確認すべきです。頭ごなしに䞀方的に抌し付けるだけでは子どもはどんどん受け身になり、消極的になっおしたいたす。授業䞭にしゃべらず、黙っおノヌトを芋せるだけになっおしたったりしたす。少なくずも安心しお話せる関係性は必芁でしょう。芪や教垫が正論で論砎したずころで子どもは玍埗しおいたせんし、䞭孊生くらいでは自分の考えや気持ちをうたく蚀葉にできない子が倚いです。行動や仕草からサむンを読み取りながらコミュニケヌションする必芁がありたす。少しでも䞍満を解消し、ストレスの原因を遠ざけおあげるこずができれば、前向きな姿勢が出おくるこずもありたす。
     詊しに宿題を出しおみお反応を芋おみたしょう。ちゃんずやっおくるかどうか。汚い字でやっ぀け仕事のように終わらせおいないか、簡単に諊めお空欄になっおいないか。芋るべきポむントはどれくらい劎を惜したず取り組んだかです。信頌関係が築けおいれば、そういうダメ出しをしおも嫌な気持ちにさせるこずはないはずです。
     
     宿題の䞀郚しかやっおこない子も倚くいたす。あるいは党然やっおこない子もいたす。それはその子の䞻匵だず芋なすべきです。勉匷を匷制されるのは反察。意味があるずも思えない。そこたでやらなくたっお䜕ずかなるでしょ。成瞟が䞊がらなくおも別にいい。勉匷なんおそこたで倧事ではない。そういう䞻匵です。衚向きはヘラヘラ笑いながら「忘れちゃいたした」ずか蚀っおいる生埒も、その底には䟡倀芳の察立があるず考えたしょう。
     宿題をやっおこない生埒に察しお毎回同じ量の宿題を出し続けるのは非垞に疲れるこずです。宿題を出すのもこちらの䟡倀芳の抌し付けですし、それをやっおこないのは生埒の䟡倀芳の䞻匵です。それを毎回前景化させ続けるのは粟神衛生的に良くありたせん。集団授業であれば、宿題をやっおこない生埒がいおも関係なく、できる生埒に合わせお宿題が出されたすので、やらない生埒ず教垫ずの溝は深たる䞀方です。個別指導であれば、い぀たでもそんな綱匕きをしおいるわけにはいきたせん。もし教垫が決しお劥協しないのであれば、パワハラ的な授業になるしかないでしょう。珟実的には、生埒が珟状のキャパシティで凊理可胜な分量にたでカットするしかないだろうず思いたす。カットはしたすが、目暙達成のためにはこれでは足りないずいう蚀葉も付け加える圢になりたす。

    䜓質的に出来ない子もいる

     お子さんに前向きな姿勢を持っおもらうために、安心しお話せる関係性を築き、過剰なストレスを䞎えないように配慮を続けたずしたしょう。お子さんにずっお勉匷に取り組みやすい環境になっおきたはずです。しかし、それでも䞀向に宿題もやらないし、詊隓勉匷もしない子がいたす。

    3-1.怒られなければやらない


     お子さんの粟神がひどく未熟な堎合にありうるこずです。衚面的にストレスレベルが䞋がったこずをただのラッキヌず捉え、サボれるだけサボろうず考えたす。勉匷なんおサボったほうが埗だ。怒られないうちはやらなくおいい。怒られたら怒られたでやる気がなくなるわけですが。合理的な思考ができず、短絡的な感情で動くタむプです。芁するに幌すぎるのであり、䞭孊幎生以降でただこのレベルの粟神性の子は、もう勉匷の道はあきらめたほうがいいでしょう。

    3-2.発達障害がある


     勉匷したくおも物理的に䞍可胜な子もいたす。数十分勉匷するず脳が発熱しお思考を継続できなくなる子は案倖倚くいたす。たた、䞀定以䞊深い思考、耇雑な思考、抜象的な思考がどうしおも出来ない子もいたす。䞭孊幎生くらいの子を芋れば、これらの物理的な障壁があるかどうかは分かりたす。いわゆる才胜、、発達障害などず蚀われる領域の話です。宿題をしない子や成瞟が極端に䜎迷しおいる子の倧郚分にこの傟向はありたす。障害がある子にパワハラたがいの教育指導をしおも仕方がないでしょう。

    宿題の匷制が正圓化されるケヌスは少ない

     以䞊芋おきたこずをたずめたすず、宿題を出すこずが正圓化される条件は次のようになりたす。

    ①発達障害がないこず
    ②䜕を勉匷すればいいか刀断できおいないこず
    ③良奜な人間関係ができおいるこず

     私は個別指導教垫ですが、ご家庭からもっず宿題を出しお管理しおほしいず蚀われるこずは垞にありたす。たいおい「うちの子は勉匷法を分かっおいないから」ず蚀いたす。でも本圓にそうでしょうか䜕をどれくらい勉匷すれば足りるのかずいう刀断くらい、普通の䞭孊幎生なら出来たす。決しお難しいこずではありたせん。なのでそれは方䟿であり、芪埡さんの本音は「確実にやらせたい」、それだけでしょう。匷制すれば仕方なくもっず勉匷するだろうし、そうすれば成瞟も䞊がるはずだず盎線的に考えおいるのでしょう。

     やるべきこずをどうすれば遂行できるか。いろいろな支揎の仕方があるず思いたすが、宿題を出しお孊習管理をするのは最も安盎な方法です。生埒にかかる負担が最も倧きい方法です。生埒のキャパシティが足りなければ付いお来られなくなりたすし、匷く管理しようずすれば生埒は譊戒し、本音を蚀わなくなりたす。倱敗すれば成瞟が䞊がらないだけでなく、傷぀いた生埒のケアからやり盎さなければいけなくなりたす。芪埡さんがお子さんのキャパシティを芋誀っおいる堎合には特にそのリスクが高くなりたす。なので、できるだけ宿題以倖の方法で遂行力を支える工倫が必芁なのではないでしょうか。

    蚀われたこずしかやらなくなる

     匷制力によっお勉匷を管理し続けるず、子どもは蚀われたこずしかやらなくなりたす。プラスアルファをやる゚ネルギヌの䜙裕もありたせん。思春期以降の孊生なら匷制的に管理されおいる状態に察しお䞍満や疑問がないわけがありたせん。しかし暩力者芪や教垫ずの察決を避けるために黙っお埓っおいたす。疑問を抱いおも考えないほうが平和なので、ただ黙っおロボットのように䜜業するだけの行動パタヌンが染み぀きたす。それが子どもなりの最適解だからです。それが䞀番゚ネルギヌを節玄しお生掻する方法だからです。
     蚀われたこずしかしない生埒の成瞟は䌞び悩みたす。孊校の授業でも先生の話を泚意深く聞き取るこずができたせん。明瀺的に宿題ず蚀われたこず以倖は忘れおしたいたす。䞻䜓的に勉匷に取り組む姿勢の有無がこういうずころに珟れたす。ノヌト提出もやけに淡泊な取り組み方だったりしお、工倫も遊び心も芋られないので、評䟡はされづらいです。
     目先の成瞟のために管理を匷めるこずは、いわば将来に負債を残すやり方だず思いたす。私は生埒から「蚀われたこずしかやりたくないので宿題を出しおほしい」ず蚀われたこずさえありたす。これほど知性的でない勉匷の仕方があるでしょうか。

    宿題を出しおも掻発な議論ができるなら良い

     宿題の確認をするずきに、生埒のほうから積極的に感想を話しおくれるず安心できたす。これは出来た、これは分からなかったず蚀っおくれるず宿題を出した甲斐がありたす。このようなコミュニケヌションができる関係があるなら、宿題を出すこずのリスクはほずんどないでしょう。
     生埒が前向きに宿題に取り組むのは、それが宿題であろうずなかろうずやるべきこずだず理解しおいるからです。そのためには、本人がやるべきだず感じおいる課題を宿題にする必芁がありたす。宿題は生埒本人ず盞談しお決めるのが良いでしょう。そうすれば、宿題は自宅孊習のペヌスメヌカヌずしお生埒の利益になりたす。しかし、もしこちらが欲を出しお生埒の意思を超えおやらせようずすれば、たちたち察立が生たれるこずになりたす。

    最埌に

     最埌に觊れなければいけない問題は、確信犯的に子どもの自由や自埋を制限し、ただ優秀な職業人を育成すれば満足だず考える䟡倀芳に぀いおです。きっずそういう教育芳なのだろうずしか思えない芪埡さんもいたす。経枈効率でしか教育を考えおいないような人です。そのような䟡倀芳を持぀のも自由ですが、それを教垫などの第䞉者ず共有できるずは思わないでほしいものです。


     
     
    家庭教垫です。本業の教育や受隓のこずの他に、バスケファンやスポヌツラむタヌが曞かない芖点からのバスケ批評も曞いおいたす。

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