
きつすぎるなら、全部を丸受けしなくていい
レモングラスは、暑さに強い植物です。
熱帯地域が原産で、日本でも夏になるとぐんぐん育ちます。
だから、夏の暑さにはかなり強い植物だと思っていたのですが、今年の夏、畑のレモングラスを見ていて、ちょっと気になることがありました。
日差しの強い時間帯になると、葉っぱがとても細くなっているのです。
ちなみに、いつものレモングラスは、細長いながらも、もう少し平たく葉を広げています。
ところが、36度、37度といった晴れの猛暑日に見ると、葉っぱがきゅっと細くなり、株全体がツンツンして見えるほど。
最初は今年は弱ってるのかなと思ってました。

でもね。
朝晩涼しいときや、雨が降ったあとは葉っぱがちゃんと広がってるんです。
「あれは、一時的な姿だったのか。」
並べて見てみると、その違いがよくわかります。
先ほどと同じ場所のレモングラス。
涼しいタイミングはこんな感じです。


今年の夏は、私自身も日中の畑に立っていると、ただ暑いというより、光がまっすぐ肌に刺さってくるように感じることがあります。まさに、「光線」という表現がぴったりだなと思うほど。
いくら熱帯原産とはいえ、暑さに強いレモングラスにとっても、さすがに今年の暑さは強すぎるのかもしれないですね。
もちろん、葉が細くなっている本当の理由は、レモングラスに聞いてみないとわかりません(笑)。水分の状態など、植物としての理由があるのだとは思います。
でも、強烈な日差しの中で細くなり、雨のあとにはまた葉を広げている姿を見ていると、私には、
「今は、全部を丸受けしないでおこう」
と、まるで、レモングラスが受け取る光の量を自分で調整しているようにも見えました。
それを見ていて、ふと思いました。
私も、全部を受け取らなくていいのかもしれないな、と。
誰かに言われた言葉。
ちょっと嫌だった態度。
目に入ってきた情報。
起きた出来事。
私はつい、そういうものを全部まともに受け取って、あとになっても気にしてしまうことがあります。
「あれはどういう意味だったんだろう」
「私にも何か悪いところがあったのかな」
受け取ったものを何度も取り出して考えてしまったり。
でも、飛んできたものを全部キャッチする必要はないんですよね。
そして、一度受け取ったものだって、いつまでも持っていなくていい。
自分に必要な言葉なら、受け取ればいい。
考えたほうがいいことなら、考えればいい。
だけど、
「これは私が受け取らなくてもいいな」
「これはきつすぎるな」
と思うものまで、全部真正面から受け止めて持っていなくてもいい。
そんなときは、あえて流してしまってもいいのかもしれません。
レモングラスみたいに、ちょっと身を細めて、
「本日は、受け取る量を減らします」でいい。
そして、ずっと身を細めている必要もない。
強すぎるものが過ぎていったら、また葉を広げればいい。
暑さに強い植物だからといって、どんな暑さでも全部まともに受け止めなくてはいけないわけではない。そんなことを教えてくれてるように感じます。
人も同じなのかもしれません。
強いことと、全部を丸受けすることは、きっと別。
全部は受け取れない。
全部を受け取る必要もない。
そんなときは、ちょっと身を細めて、流してしまおう。
それは弱さではない。
まだまだ暑さの厳しい、夏の終わりのレモングラスを見ながら、そんなことを思っています。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
あなたの今日にも、小さな発見がありますように。
