
ショパンの「黒鍵」を聴いて、私の中のショパンが少し変わった2026年8月15日(土) R8
今週は、食堂や共用部分でショパンの曲が流れている。
明日、日曜日まではショパン。
月曜日からは、また新しい作曲家の曲になる。
今日は、ショパンの「練習曲 第5番 変ト長調 作品10-5」、通称「黒鍵」を聴いた。
「黒鍵」と書いて「こっけん」と読む。
聴いてみて、正直、少し驚いた。
「これ、本当にショパン?」
私の中のショパンは、もっとゆっくりで、静かで、優しくて、少し寂しい。
「別れのワルツ」は、私が思っていたショパンのイメージに近かった。
「別れの曲」も、最初は静かで美しく、途中では激しくなるけれど、最後にはまた静かなところへ戻っていく。
ところが「黒鍵」は違った。
とにかく速い。
右手が軽やかに走っていく。
なんだか遊んでいるようで、いたずらっぽくて、きらきらしている。
「ショパンって、こんな曲も作ったんだ」と思った。
調べてみると、この曲は右手がほとんど黒鍵だけで演奏されることから「黒鍵」と呼ばれている。
若いショパンが、ピアノという楽器を使って、
「黒鍵だけでこんな曲ができるんだ」
と楽しんでいるようにも感じる。
私は今まで、ショパンという人を「静かで優しく、少し悲しい音楽を作る人」と思っていた。
でも、今日「黒鍵」を聴いて、そのイメージが少し壊れた。
いや、壊れたというより、
「ショパンには、こんな顔もあったんだ」
と、少しだけショパンという人間が身近になった気がする。
悲しいショパンだけではない。
若くて、才能にあふれていて、ピアノが好きで、ちょっと遊び心もあって、
「こんなことをやってみたら面白いんじゃない?」
と、黒鍵の上を軽やかに走り回るショパン。
それもショパンだった。
ショパンとのお別れが近づいていると思うと、今日この曲を聴けたことは、よかったのかもしれない。
最後に「別れの曲」だけを聴いていたら、
「ショパンは悲しくて美しい人」
という印象のままだったかもしれない。
でも今日は、
「この人、こんなにお茶目だったんだ」
と思った。
ショパンとのお別れの前に、知らなかったショパンの顔を一つ見つけた。
明日も、もう一度ショパンを聴く。
そして月曜日からは、また新しい音楽が始まる。
ショパンとの一週間も、あと一日。
今日の「黒鍵」は、私にとって少し意外で、でも忘れられない一曲になった。
YouTubeで「ショパン 練習曲 作品10-5 黒鍵」を聴いてみたい方へ:
YouTubeでショパン「黒鍵」を聴く(Rousseau)
Chopin - Etude Op. 10 No. 5 (Black Keys) / Rousseau
https://www.youtube.com/watch?v=8tcnuRsfgUQ
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