シロクマ文芸部 月を見る
「銀の月」
月を見るのは
あなたの笑顔が見えるから
それは
とても近くて
今まで見たことのない
素敵なものだから
いつも見ているんだ
あなたを見ているんだ
一筋の光を追うように
見てしまうんだ
その光は
ほんのりと
青くて
時々
オレンジ色
だから
夢を見ているよう
何もないスコアで
一緒に歌って
何もない画用紙に
一緒に描いた
あなたが
嬉しそうだったから
もっと
嬉しくなった
大切なことは
まだ
何も言えないけれど
不器用に並べられた
その言葉の中に
今という
時が
優しく刻まれている
なんて
なんて
暖かいのだろう
もう
昔のことなんか
忘れてしまいたい
いつも
いつだって
あなたがいい
あなたがいいよ
あなたのままがいいよ
また
一緒に笑ってよ
もう
何も
なくすものはないから
銀の月に
優しい輪ができる
運命の
その糸を
信じてみたいから