
台風が怖い私が、ナイル川の氾濫の話に学んだこと(#114)
今年も台風の季節がやってきました。
毎年この時期になると、少し落ち着かない気持ちになります。
というのも、私には
台風に対する苦い思い出があるからです。
台風被害の経験
2020年、私たちの「くすきの杜」は新型コロナウイルスの流行が始まった年にオープンしました。
先の見えない不安の中、それでも前を向いて進もうとしていた時に大型台風がやってきました。
植えたばかりの木々が倒れ、施設の景色が変わってしまった時のショックは今でも覚えています。
さらに20年ほど前には、実家近くの川が氾濫し、床上浸水を経験したこともあります。
だから私にとって台風は、決して好きになれる
存在ではありません。
できれば来てほしくない。
被害なんて起きてほしくない。
今でもそう思っています。
「ナイル川の氾濫」の話
そんな私が
最近、勉強会で聞いたある話に
心を動かされました。
それは「ナイル川の氾濫」の話です。
氾濫と聞けば、多くの人が災害を思い浮かべると思います。
私もそうでした。
しかし古代エジプトでは、
ナイル川の定期的な氾濫が農業を支え、
人々の暮らしの基盤になっていたそうなんです。

もちろん被害のない範囲で、
という前提があります。
氾濫が大きすぎれば災害になりますし、
小さすぎれば作物が育たず困ってしまう。
私がはっとしたのは、「氾濫」にもメリットの
側面があることです。
この話を聞いて、私は台風を好きになったわけではありません。
ただ、
「自然は人間にとって都合の良い存在でも、
悪い存在でもないのかもしれない」
と思ったのです。
自然の陰陽の両面
漢方の世界には陰陽という考え方があります。
良い・悪い。
正しい・間違い。
そうやって二つに分けるのではなく、
物事には陰陽の両側面があると考えます。
自然も同じなのかもしれません。
私たちに被害をもたらすこともある。
一方で、水を運び、生態系を支え、
自然の循環の一部にもなっている。
もちろん自然災害を経験した一人として
無理矢理、前向きに考えることは出来ません
それでも、
「物事には自分が見えている面だけではないかもしれない」
そう考えることで、
心が軽くなった感覚を覚えました。
天・地・人
今年も台風は来るでしょう。
天・地・人
私たち「人」は
大自然の
「天」も「地」も変えることは出来ません。
でも「人」は「人」を
すなわち
自分自身の受け止め方は変えることが出来る
だからこそ、
粛々と出来る備えをしっかりするだけ。
過度に恐れすぎず、
人事を尽くして天命を待つ
そんな気持ちで、この季節と向き合っていこうと思います。
※本内容は漢方家としての個人的見解です。
参考文献
ヘロドトス『歴史』
Encyclopaedia Britannica「Nile River」
UNESCO World Heritage Centre(Ancient Egypt関連資料)
Disclaimer:
This article was originally written in Japanese and may have been automatically translated. Some nuances and cultural or traditional concepts may not be fully conveyed in translation.
The content reflects the author’s personal experiences, observations, and interpretations, particularly regarding traditional Japanese and East Asian health practices.
This article is intended for educational and informational purposes only and should not be considered medical advice, diagnosis, or treatment. Please consult qualified healthcare professionals regarding any medical concern
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