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Photo byhitomi_nasubi

30分で小説を書いたら、じいさんが罪を犯した。

    果たして30分で小説は書けるのか?

    note質問箱に寄せられた、私が毎月やっている企画への面白提案を読みながら、どう企画にしていくかを悩んだけど、案ずるより生むが易しと採用してやってみた。
    なお、色んな生活環境の人もチャレンジできるよう、タイマーを30分セットして開始、途中で手を止める用が飽きた場合は止めて、残り時間で書くことはOKとします!
    お子さんやペット、過去の自分の過ち、不意打ちのアマゾンは止められませんからね。

    小説の「お題」は私が今朝、隣に住む主婦に洗濯物を干しながら「なんかロマンチックな一言ください」と無茶振りして聞きだした一言。
    突発的に人妻に聞いてでた単語「ラストキス」ハラハラするぜ。

    「ラストキス」のお題を使った小説を30分間だけ書いて本日7月9日(木)23時59分までにこの記事を引用して投稿してください!

    ジャンル、世界観不問!
    文字数の制限なし、添削もなし、直打ち一発書き勝負!!
    頭の体操にも最適!上の記事を引用してぜひ参加してください!

    参加の小説は明日回収して、皆んなで読み比べれるようにまとめ記事にさせていただきます!

    以下、私の30分小説です



    むかしむかしのそのまた昔。
    村の外れの山奥におじいさんとおばあさんが暮らしていたそうな。
    人里離れた山奥に年寄り二人は何かと不便だろうと里の村人は危惧していたが、たった二人の自給自足の暮らしは悪くないと、小川で水を汲み田畑を耕し、時になくくり罠でうさぎやデカいネズミをとって程よいタンパク源にしていた。
    そんなある日、じいさんが山でくくり罠の確認に勤しんでいると、獣道の入り口で一頭の鹿がかかっていた。
    これはしめた!とじいさんは渾身の力で側にあったいい感じの棒で頭を一撃で仕留め気絶させ、解体しようと沢に降りた。
    ばあさんの脳に直接メッセージを送り手早く解体用ナイフを準備してもらっている間に、先に血抜きをしておこうと鹿の後ろ足を掴むと、急に鹿はじいさん好みのイケメンになった。

    「おじいさんあなたはこんなに好みの顔をした僕を解体して食おうというのですか?今、解体をやめたら今晩違う意味で僕を食べることも可能ですよ」

    こめかみから血を滴らせ、おじいさんを蠱惑的に誘惑してきます。
    ですが、おじいさんはイケメンの顔を見るのは好きだけど、肉体関係を持ちたいという性欲はもう余っていませんでした。

    「バカめ、俗な誘いにワシの心がぐらつくと思うなよ年寄りを…舐めるな!!」

    おじいさんは腰に装填していたマチェットをスラリと抜いて「天誅!」と声をあげ振りかぶった。
    その声は山道で可愛い見た目のキノコを発見して道草を食っていたばあさんにも聞こえ、里にもこだました。

    「ふ、おもしれー奴」

    鹿は捨て台詞?と共に口元を歪め、悪役を完璧にこなす本郷奏多のような表情でじいさんを斜めに見上げた。
    その不適な笑顔はドSなじいさんの心に大バズりしたが「推しの笑顔は一瞬のきらめき」と胸にしまって、頸動脈をねらい深い一撃をイケ鹿の頸部に突き立てた。

    どうせ死んで鹿に戻ればただの鹿だおう。そう思ったが鹿は絶命後もイケメンのままだった。
    なんと鹿は人間やったけどなんか悪いことした鹿ちゃう、人間で、魔法で鹿になってて、じいさんの顔がよければそれでよしな善良な気持ちの魔法がぶつかり相殺、見事に解けたのでした。
    でも時すでに遅し、イケメンは絶命しました。

    「惜しいことを鹿」

    じいさんはまだほんのりと温もりのあるイケメンにキスをしたが、そもそもこの人は運命の王子じゃないし、ばあさんが追いつく足音に姿勢を正して何事もなくマチェットを振り上げ、血振りをして収めた。
    鹿じゃないからワシは今日から殺人犯。
    だが、くくり罠のわしの指紋も匂いも川の水が流してくれる。
    お前のイケメンの記憶と己の戒めを背負って逃げ続け余命を全うし往生するわい。

    「若い頃は鬼足のシゲ、なんて呼ばれたりもしたっけな」

    散っ!!

    じいさんは薮の中に飛び込み、そのまま帰らなかったそうだ。
    どっとはらい。



    惜しいことを鹿?

    は、置いといて。

    途中に囚われの鹿?人?が笑ったのは「ラストキス」を「ラストスマイル」と勘違いして、どっちかわからんなったけど確認する時間ないから、どっちも書いて安牌切ったら時間がなくなった。
    それに焦りすぎて途中、私にじいさんの人格が乗り移ってるわい。

    30分って絶妙に書けないですね。
    構想がある程度できてしまうからストーリーを引き寄せようとしてしまってゴタゴタする。

    なにはともあれ。
    ばあさん、これからどうやって生きていくんですかね。
    里におりて身内を頼れればいいですが。

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