メインコンテンツへスキップ
見出し画像

賞金で被災地の子供達をJリーグ観戦に招待した話

    この先、スポーツの持つチカラが絶対に必要となってくるだろう。
    WHOが新型コロナウイルスのパンデミックを宣言したようだ。国内においても感染拡大は続いており、Jリーグやプロ野球の試合も延期され、春の高校野球も中止となった。

    浦和レッズのシーズンチケットを持つようになって、24年。生活のリズムを試合に合わせてつくっている自分にとっても、こんなに残念なことはない。
    イベントや学校も休みとなり、外食産業などにも大きな影響が出ている。世の中全体が閉塞感に包みこまれてしまったようにも感じる。

    昨日は3.11 だった。

    ちょうど9年前、東日本大震災が発生し、地震や津波、原発の問題などで大きな被害が出た日だ。人々の活動は止まり、生産や消費も減少し、日本全体が暗く、先が見えない状況に陥った。
    自分は、東京と埼玉にいたので、仕事で抱えていたイベントの多くが中止や変更になったり、計画停電があったりと影響はあったけれど、生活はできる状態にあった。ただ少しでも被災地の力になりたくて、ボランティアでがれきの片付けなどに参加をしたりしていた。

    画像1

    (当時、牡鹿半島でボランティアをやった時の写真)


    その2011年に、宣伝会議主催の企画コンテストでゴールド賞を受賞し、その賞金を全額使って被災地の子供達をJリーグの優勝がかかった試合に招待した話を書こうと思う。

    この先、日本が元気になっていくヒントになってくれるかもしれないから。

    ●Jリーグにファンを増やすプロモーションアイデア

    宣伝会議社が主催している第2回販促会議賞(現販促コンペ) で、Jリーグを仲間と一緒に見たくなるプロモーションアイデアの課題に応募したのが、2010年の終わりだったと思う。

    当時の応募数は1200から1300ぐらい。いくつかの選考を通過しファイナリストに選ばれたのは、震災直前の2011年の2月のことだった。その後、震災の影響で最終決戦大会が延期し、受賞の結果が出たのは7月のことだった。

    (下の画像をクリックすると、当時の企画が見られます)

    画像2

    受賞したのは、Jリーグのファンを増やすために、キャプテンという存在とその輪を作り拡げていこうという企画。わずか数票差でグランプリを獲ることが出来なかったものの、企画自体の評価はかなり高かったと思う。


    ●受賞賞金を全額寄付することに

    受賞賞金は、20万円。

    自分にとっては大きな金額だったと思う。ただ、この企画内容は世の中に、好きとファンをたくさんつくり拡げていくポジティブなもの。

    だから、世の中のために使ってもらいたいという気持ちが大きかった。そのため、受賞が決まったと同時にには、宣伝会議側に全額被災地のために使ってもらえるように伝えていた。

    その後、Jリーグの企画ということで、Jリーグ側と協議し、被災地の子供達を呼んでサッカー教室を開き、そこでのJリーグの観戦チケット代として使っていただくことになった。

    (当時の大東チェアマンとお話しをさせていただいたり、Jリーグの公式ファンサイトで、この様子を記事にしたりもした)


    ●柏レイソルの優勝が掛かった試合で

    2011年11月26日(土)日立柏サッカー場
    柏レイソルvsセレッソ大阪
    この試合でレイソルが勝てばリーグ優勝となる試合。

    澄み渡った青空が印象に残っている。

    当日、被災地のサッカー少年団の子供達が日立柏サッカー場に集まった。
    試合前には、隣の練習場でサッカー教室なども開催し、子供達の喜ぶ声が芝生の上を駆け巡った。
    スポーツができる喜びというのは、つらい思いをしてきた子供たちの方が強く感じているのかもしれない。

    画像3

    これが当時の写真。ニュースなどにもいろいろ取り上げてもらっていたけれど、もう記事は残っていないかな。
    真ん中にいるのが、元日本代表の城彰二さん。
    後ろの方に現FC東京監督の長谷川健太さんもいる。

    その後、子供達たちと一緒に試合観戦。
    試合の方は、一進一退の攻防のハイレベルな戦いになり、引き分け。(次の最終戦で柏レイソルは優勝)

    両チームのサポーターの応援の熱気もすごいものがあった。
    普段は浦和レッズの試合しか見ない自分にとっては、少し客観的に試合を見ることができ、新鮮な経験となった。
    また、被災地の子供達には、プロの素晴らしい試合を見せることができ、夢と勇気を与えられたかと思う。
    この時の子供達のキラキラした目は忘れられない。


    ●熱狂のスタジアムこそ、大きな輪


    画像4

    当時、受賞した企画書の最後のページで、こう書いている。

    「熱狂のスタジアムこそ大きな輪」
    「そして、この輪は未来へとつながる」

    いずれ、新型コロナウイルスの感染拡大が収束し、回復に向かって動き出す時がくるだろう。

    その時、多くの人に勇気と希望を与え、大きなチカラになるのはスポーツの存在なのかもしれない。






      #Jリーグ #スポーツ #サッカー #スポーツマーケティング  #サポーター #スポーツ #震災 #コロナウイルス #ファンベース #宣伝会議  #応援したいスポーツ #販促コンペ  #サッカーの忘れられないシーン

     
     
    3000種類を食べた日本一のおにぎりマニア/専門家㊗️マツコの知らない世界出演/書籍「日本ご当地おにぎり大全(辰巳出版)」/おむすびビール「和musubi」 note連続2600日🌟創作大賞入選🌟ベストレビュアー賞🌟note公式コンテスト多数受賞 👉スポーツ、地域、ファンベース

    あなたへのおすすめ