
今月読んだ5冊まとめ|新NISA本からクセ強小説まで5冊レビュー
今月も読書記録として、読んだ本をまとめておく。
今回は
ビジネス書3冊+小説2冊
という構成。
実用寄りからエンタメまで、わりとバランスよく読めた月だった。
■① 新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資(配当太郎)
新NISA開始のタイミングもあり、非常にタイムリーな一冊。
配当課税を抑えられる制度を活かして、
配当株を積み上げていくメリットが分かりやすく解説されている。
ただし当然ながら、
年間240万円の配当を得るには相応の元本が必要で、
現実的にはかなりハードルが高い。
増配株を狙うという戦略も魅力的ではあるが、
それを見抜くのは簡単ではなく、
再現性という意味ではやや疑問が残る。
とはいえ、紹介されている銘柄は比較的堅実で、
投資初心者が大きく失敗しにくい構成にはなっている印象。
自分自身も「値上がりより配当重視」という考え方なので、
方向性としてはかなり共感できた。
なお、終盤の銘柄紹介は時間経過で価値が変わるため、
読むなら早めが良さそう。
■② 最高のパフォーマンスを実現する超健康法(メンタリストDaiGo)
タイトル通り、パフォーマンス向上のための健康法をまとめた一冊。
朝・昼・晩の過ごし方
筋トレ
ダイエット
など、非常にオーソドックスで分かりやすい内容。
リサーチベースの情報が中心だが、
随所に著者自身の考え方も入っており、
読み物としても成立している。
この手の本は「分かっているけどやらない」で終わりがちだが、
本書は比較的行動に移しやすい構成になっている印象。
読み終わると、
「ちょっと筋トレでもやるか」
と思わせてくれるのは素直に良い。
大きなクセはないが、
その分しっかりまとまっている一冊。
■③ 図面って、どない描くねん!(山田 学)
メーカー勤務ということもあり、
図面理解のために読んでみた一冊。
正直なところ、
実際の描き方はかなり難しく、
読むだけでは半分以上理解できない。
やはり実践前提の分野だと実感。
ただし、
テーパ
キー溝
座ぐり
といった用語の解説は非常に有益で、
これまで何となく聞いていた言葉の理解が深まった。
タイトル通り関西弁のノリもあり、
専門書にしては読みやすいのも特徴。
むしろこういう知識は
もっと早く知っておくべきだったと感じた一冊。
■④ 覇王の死 二階堂蘭子の帰還(二階堂黎人)
能登半島の旧家を舞台にしたミステリ。
財産相続
なりすまし
怪物の存在
異常行動を起こす村人
など、要素はかなり盛りだくさんで、
序盤から引き込まれる展開。
ただし、肝心の真相については
「それっぽい説明」が積み重なる形で、
やや流されていく印象。
物理トリックも強烈なインパクトというよりは、
既視感のあるレベルに収まっていた。
特に気になったのは、
怪物が実在するのに、人間が怪物を装うトリックを使う必然性
このあたりに少し違和感が残る。
さらに、重要そうに描かれていた「魔王ラビリンス」の扱いも
やや消化不良気味。
個人的に好みだった緑山杏香というキャラクターも、
ダイジェスト的な扱いで終わってしまい残念。
とはいえ、
道中の展開自体は面白く、最後まで読ませる力はある作品だった。
■⑤ 絶対小説(芹沢政信)
「伝説の作家の遺稿」を巡るメタ的な作品。
設定としてはかなり魅力的で、
作家の才能を得る主人公
謎の組織との対立
ミステリアスな人物との出会い
など、面白くなりそうな要素は揃っている。
ただし実際には、
作中作(戦記)の面白さが弱い
パロディなのか風刺なのか曖昧
地の文のツッコミがやや寒い
といった点が気になり、没入しづらかった。
また、敵側のキャラクターも印象が薄く、
見た目や名前だけで個性を出そうとしているように感じる。
テンポ自体は悪くないが、
全体として「何を読まされているのか分からない」感覚が残る。
紹介文の
「これは物語を愛するしかない僕とあなたの物語だ」
という一文に対しては、正直なところ
巻き込まないでほしい
と思ってしまった。
■まとめ
今月は、
実用的で手堅いビジネス書
クセの強い小説
がはっきり分かれた印象。
特に良かったのは、
👉 投資本(方向性の共感)
👉 健康本(行動につながる)
あたり。
一方で小説は、
「設定は面白いが消化不良」な作品が続いた。
こういう当たり外れも含めて、
読書の面白さだと改めて感じる。
