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Photo byonigiri_sanpo069

保育士20年が教える、ご飯を食べない子への対応5選

    ご飯を食べてくれない。作っても残される。そんな毎日が続くと、親の心も疲れてしまいますよね。私は保育士として20年、たくさんの子どもたちの食事に付き合ってきました。実は私自身、小さい頃は食べるのが苦手な子どもでした。保育士としての目と、食べるのが苦手だった子どもとしての目、両方から、現場で効いた対応を5つ紹介します。全部やる必要はありません。ひとつでも、食事の時間が少し楽になれば嬉しいです。

    ①スプーンに少しだけのせて、目の前に置いておく

    スプーンに、ほんの少しだけ食材をのせます。「これだけ食べてね〜」と言って、子どもの目の前に置きます。

    そして、少し目を離します。

    すると、自分からパクッと食べてくれることがあります。

    「食べなさい」と見張られると身構える子も、「少しだけ」で見られていないと、自分のペースで試せるんですね。

    ※目を離すといっても、同じ部屋で様子が分かる距離にいてください。小さな子は、食べ物でむせることがあるので、量は少なめ、大きさは食べやすくしましょう。

    ②「あと3回がんばったら終わりにしよう」

    食事に「終わり」が見えないと、子どもは不安になります。

    そこで、「あと3回がんばったら終わりにしよう」と、終わりを決めて伝えます。

    「3回で終わる」と分かると、頑張れる子がいます。

    ※ひと口を小さめにして、一緒に「1、2、3!」と声に出すと、ゲームのようになって楽しくなります。約束した回数が終わったら、本当に終わりにしてあげてください。

    ③自分で育てて、食べてみる

    保育所では、食育の一環として、野菜を苗から育てることがあります。

    苦手だった野菜も、自分で育てたものだと、食べられることがあります。

    自宅でも、ミニトマトなら、手軽に始められます。

    ※食べなくても、責めないでください。育てたり、収穫したりするだけでも、野菜に親しむ経験になります。

    ④食材を温める・冷ますなど、温度を工夫する

    同じ食べ物でも、温度が違うだけで、食べやすさが変わる子がいます。

    温めたり、冷ましたりして、その子が食べやすい温度を探してみます。

    赤ちゃんクラスの担任をしていたとき、冷めきってしまった肉じゃがを、少しだけレンジで温めてみたことがあります。すると、びっくりするぐらいパクパク食べてくれました。温度が変わるだけで、こんなに違うのかと驚きました。

    私自身、冷たい白米が食べられませんでした。

    ⑤感覚過敏の子には、無理強いしない

    食べられない理由が、わがままではなく、感覚過敏にあることもあります。食感、におい、温度などが、その子にとって強い刺激になっている場合です。

    実は私自身、小さい頃はお弁当の時間が苦手でした。当時は「残すのは絶対ダメ」という時代。冷たい白米がどうしても食べられなくて、泣きながら食べていたのを覚えています。今思えば、感覚過敏だったのかもしれません。

    だからこそ、食べられない子には、無理強いは決してしません。保護者と連携を取りながら、その子に合った方法を探します。

    ※食事のことで気になる場合は、小児科や園、専門の相談窓口に相談してください。

    まとめ

    ご飯を食べない理由は、子どもによってさまざまです。わがままではなく、その子なりの理由があることもあります。

    大切なのは、「食べさせる」ことより、「食べやすくしてあげる」こと。

    ひとつでも試してみて、その子に合う方法が見つかれば嬉しいです。うまくいかない日があっても、親のせいではありません。

     
     
    怒られてばかりの子どもだった私が、保育士になって20年(現役)。2人の娘の母で、ADHD傾向あり。現場で効いた声かけと、ADHD傾向の私の工夫を書いています。子育てに疲れたあなたの毎日が、少し楽になりますように。

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