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飛騨市の車屋の事務、今年一軒家を建て庭作りが楽しい

    むかしむかし、ある村に24歳の美しい娘のかおりが住んでいました。かおりには「24歳で結婚したい」という強い願いがありました。
    村人たちは「そんなに年齢にこだわることはないよ」と言いましたが、かおりは「私の人生の節目は24歳。その時に運命の人と出会うはず」と信じていました。
    23歳になったかおりは、毎日お見合いに励みました。しかし、なかなか理想の相手は見つかりません。
    そんなある日、村に旅の絵師が訪れました。絵師も24歳。二人は一目で互いに惹かれ合いました。
    しかし絵師は「私は放浪の身。結婚はできません」と去っていきました。
    かおりは悲しみましたが、「私の運命の人は、きっとまだ別にいる」と前を向きました。
    そして24歳の誕生日。村のお祭りで、絵師が戻ってきたのです。
    「旅をして分かりました。私の描きたい絵は、あなたの隣にいる時に浮かぶものでした」
    こうして、かおりは願い通り24歳で結婚。二人は幸せな家庭を築きました。
    後に村人たちは「思い描いた夢は、必ず叶う」と語り継ぎました。
    めでたし、めでたし。

    と思う2025年07月03日01時24分に書く無名人インタビュー1114回目のまえがきでした!!!!!
    【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】


    今回ご参加いただいたのは コビト さんです!

    年齢:20代後半
    性別:女
    職業:車屋の事務


    現在:飛騨に引っ越してきたのが2年前なんですけど、それからあんまり落ち込むこともなくて。

    本間ユミノ:
    今何をしている人ですか。

    コビト:
    今は一歳の娘を育てながら、旦那の自由業をお手伝いしてます。

    本間ユミノ:
    ご主人は何をされているんですか?

    コビト:
    主人の実家が自動車屋さんで、2年前から旦那もそれを継ぐために移住して引っ越して帰ってきて、車の自動車整備とか販売とかをしています。

    本間ユミノ:
    移住されてきたとのことですが、今はどちらにお住まいなんですか?

    コビト:
    岐阜県飛騨市に住んでいます。

    本間ユミノ:
    毎日どんな気持ちで過ごしていますか?

    コビト:
    もうストレスフリーで比較的のんびりゆったり過ごしてるかなと思ってます。

    本間ユミノ:
    移住前と後でのストレスのかかり方が違うんですか。

    コビト:
    そうですね。
    移住前は、広告の営業をしてまして。
    新規営業だったんでずっと電話でアポ取って回ってみたいな形で、仕事自体もすごい忙しかったのと、やっぱりお客さんとの関係性とか、会社での人間関係とかで結構体調を崩すことが多くて。
    で、今引っ越してきてから仕事も従業員さんはいるんですけど、家族で働いてるっていう面でも働きやすくていいし、お客さんとも営業ほど密接に関わることないので、人間関係のストレスと物理的な仕事の量のストレスから解放されたことで、精神的に落ち着いて過ごせてるなと思ってます。

    本間ユミノ:
    一日の流れをお伺いできますか?

    コビト:
    朝起きて、娘のご飯の準備して、保育園送ったあと仕事に行って、9時から15時まで働いて、15時に娘を迎えに行って。
    そこからまた仕事に戻って、16時に家に帰って、娘と遊びながら晩御飯の準備をして、寝るっていう。
    なんの面白みもない、なんの変化もない人生を送ってるんです(笑)

    本間ユミノ:
    いえいえ。
    お仕事と子育てっていうところが一日の大半を占めているのかなと思ったんですが、それ以外でやってることありますか?

    コビト:
    最近は庭作りがすごい楽しくて。
    一軒家を今年の3月に建てて、広いお庭ができたので、庭に植えたり、雑草を抜いたり…。
    その合間にHUNTER×HUNTERをずっと見てます。

    本間ユミノ:
    漫画ですか?

    コビト:
    アニメで見てます。ずっと一日中見てて。
    朝起きて、保育園送りながらHUNTER×HUNTER見て、娘帰ってきてHUNTER×HUNTER見ながら晩御飯作って、娘を寝かしつけた後HUNTER×HUNTER見てます。

    本間ユミノ:
    HUNTER×HUNTERの面白さはなんですか?

    コビト:
    子供時代、漫画とゲーム禁止の家庭で育って。
    大人になってからNARUTOを履修したんですけど、少年漫画ってこんな面白いんだと思って。
    そこからNARUTO、ワンピースときて、次はHUNTER×HUNTERかなと思ってHUNTER×HUNTER見始めたんですけど。
    何が好きなんだろう?強い男が好きなんですかね(笑)?
    私、範馬刃牙とかも好きで、自分にないものを持ってるのを見るのがすごい好きで。

    本間ユミノ:
    コビトさんには何がないんですか?

    コビト:
    体力もないし、痛みにも弱いから戦うとか格闘技とかは絶対できないし、継続して努力をすることができない人間なので、NARUTOもそうだし、HUNTER×HUNTERの主役のゴンもそうだし、ルフィもそうですけどすごい努力家で、そこがかっこいいなぁと思って、憧れっていう面もあって見てるのかなと思っています。

    本間ユミノ:
    時間の使い方とか気持ちの使い方とか、いろいろ分け方はあると思いますけど、お仕事と子育てと趣味の3つを配分するとどんな比率になりますか?

    コビト:
    今は、子育て6、HUNTER×HUNTER3、仕事1です。

    本間ユミノ:
    その心は。

    コビト:
    もともと子育てはずっと小さい頃から自分に子どもが欲しいな、母になりたいなと思ってたので、子育てに関しては意識してなくても時間を使うことができるので6ぐらい。
    今私の意識は完全に仕事よりもHUNTER×HUNTERに向いているので3で、仕事しながら娘のこと考えたりHUNTER×HUNTERのこと考えてるので、仕事は1かなという。
    こんな話で大丈夫ですか(笑)?

    本間ユミノ:
    全然大丈夫です。ありがとうございます。
    コビトさんは最近、悲しい出来事だったり、気持ちがネガティブとかマイナスな方の感情になる出来事って何かありましたか?

    コビト:
    引っ越してきてから一度もなくて、正直。
    飛騨に引っ越してきたのが2年前なんですけど、それからあんまり落ち込むこともなくて。
    ずっとプラスマイナス0のグラフがあるとしたら最低でもゼロの感じなんです。

    本間ユミノ:
    それはご自身ではなんでだと思いますか?
    もともとあんまりゼロより下に行かないタイプの人だったんですか?

    コビト:
    もともとはずっと下、マイナスが当たり前で、良くてゼロより上ぐらいだったんですけど。
    仕事が本当にできない人間で、仕事でミスばっかりとか変な人に絡まれることが多くて。変わった人とか。
    仕事でもお客さんからすごい執着されるとか、会社でも不倫を誘われるとか。
    遠回しに「25歳以上の女の子とデートしたいんだよね〜同じ会社の既婚者で。」って言われて、それ私しかいないじゃん…みたいな。

    そういう、女として見られることがすごい嫌で。
    でもやっぱり営業していて、女を武器にしてしまうところもあって。

    過剰に褒めるとか、めっちゃかっこいいです〜とか。
    そういうのを演じてる自分も嫌なのに、それを使って営業ノルマを果たしているっていうのがずーっと蓄積してストレスだったのが、今はずっと素の自分でいれる。
    働いているのも家族で、従業員さんもみんな年上の方ばっかりだから、女として見られてなくて、どちらかといえば娘とか孫世代って見られるから、あえて演じる必要がないというか。
    そういう目で見られないことが、ストレスじゃないなって。

    本間ユミノ:
    女性として見られることが嫌というのは、何かきっかけがあるんですか。

    コビト:
    今3件目の会社なんですけど、最初に入った会社ではそれが得だなと思ってて。
    事務だったんですけど、女の子だから重いもの持たなくていいよとか、残業しなくていいから帰っていいよとか、得だなと思って過ごしてて何も思わなかったんですけど。
    2つ目のその営業の会社で、私の仕事とかじゃなくて若い女は可愛いからみたいなので、仕事を振ってくれたりとか、自分の中身じゃなくてステータスというか肩書きというか、そこで見られるのが嫌だなって思って。
    で、不倫を誘われたりとかも結構上の方だったから断れないしっていうので、それも仕事に支障があって、仕事したいのにその人とランチ行かなきゃいけないとかお喋りに付き合わないといけないとか、そういうので割かれるのも嫌だったから…。
    うまく言えないんですけど、自分の中身を見てもらえないことが嫌だったんですかね?

    本間ユミノ:
    今は中身をちゃんと見てもらえてるなみたいな感覚はありますか?

    コビト:
    そうですね、逆にそれしかなくて。
    みんな、自分の顔を見て話しかけるとかじゃないので、子供生まれてからそこまで外見を気にすることもなくなったっていうのもありますし。
    だから対等に話せるというか、人間として話せてるなっていう実感はあります。

    本間ユミノ:
    コビトさんは周りの方からどういう性格だって言われることが多いですか。

    コビト:
    明るくて元気だねって、言われることが多いです。

    本間ユミノ:
    ご自身ではどう思いますか?

    コビト:
    私も比較的明るくて元気だなって思ってます。

    本間ユミノ:
    具体的にはどんな性格なんでしょう。

    コビト:
    私、それで乗り切ってきたなっていうのがあって。
    新卒で入った会社では毎日毎日大きなミスをしてたんですけど、辞める時に元気さに救われたよとか、娘みたいに元気で可愛がってたよみたいな感じで上司の方が言ってくれたりとかで、そこしか評価されてなかったです逆に言えば。
    それがなかったらやっていけてなかったなと思って。
    そのおかげで仕事迷惑かけてばっかりだったけど、辞めた後とかも声かけてくれたりとか、仲良くしてくださるから。
    本当に私は明るくて元気だったんだなって、辞めてから思いました。

    本間ユミノ:
    逆にその明るくて元気なその性格で損をしたり、困ったこととかありますか?

    コビト:
    結構空回りしちゃうタイプで。
    初めての方とか、この人に好かれたいっていう人に会ったりすると、いつもの自分1.5倍ぐらいで明るく元気にして、いらないことまで喋って、帰ってから「ああ言わなきゃよかった〜」ってなるんです。
    多分そうなる方って世の中にも結構多いと思うんですけど、毎晩それで反省会を開いてます。

    本間ユミノ:
    コビトさん自身のそういう性格を、色に例えるとしたら何色だと思いますか?

    コビト:
    私、自分のメンバーカラーは赤だと思ってて。
    昔から赤が好きで、物理的に声が大きいとか元気とか明るいっていうのも赤に合ってるし、あながち間違ってないんじゃないかなと思ってます。

    本間ユミノ:
    移住してきてから悲しい気持ちになったりとかないって仰ってましたが、逆に最近楽しかったことは何ですか。

    コビト:
    楽しかったこと。
    本当につまんない話しかない…。
    すっごい楽しいってこともないし、すっごい悲しいってこともないのかもしれないです。
    日常的に些細なことで、今日アボカドめっちゃいい感じの買えたとか、そういう楽しいことを積み重ねてるぐらいで、これで大笑いしたとかってないかもしれないです。

    本間ユミノ:
    最初の方にお話戻っちゃうんですが、移住してきてご主人の自由業のお手伝いを選んだきっかけって何ですか?
    お手伝いではなくて、別のお仕事に転職するとかっていう選択肢もあるかと思うんですけど。

    コビト:
    もともと結婚した時は愛知県にいたんですけど、結婚する時にうちの主人がうちの父に「自営業を継ぐ気は全くないです」っていう挨拶をしてて。
    うちの父がすっごい過保護なので、「それなら結婚を認めよう」っていうので結婚したんです。
    それで結婚生活して1年後ぐらいに、私も仕事すっごい嫌だったっていうのもあるし、辞めたいなって思いながらもずっと働いてて、主人も結婚してから転職したんですけど「この職場は会話があまりなくて寂しい職場だ」みたいな話を聞いてて。
    私も飛騨市に何回か帰省について行ってたんですけど、すごい自然いっぱいで、子育てするならこういうところで育てたいなと思ってたんです。
    で、私から、「じゃあ地元に帰って、お父さんとお母さんの仕事継ぐ?」っていう提案をして、そこから旦那も考えて、そういう路線もありかもなって初めて思ったらしくて。
    継ぐ気は全くなかったらしいんですけど、それをきっかけで考えてくれて、じゃあ帰るかってなって。
    帰るってことは一緒に仕事するっていうのは私の中で決まってたというか、それ以外の選択肢を考えたことがなかったので、当たり前のことだったし、旦那とずっと一緒に居れるなら幸せと思って。


    もともと前の仕事、残業がすごいあったんです。
    20代で結婚して、人生80歳ぐらいまで生きるとして、あと60年しかないのにこんな残業してたら旦那と会える時間ってもう寝る時間と土日しかない、結婚した意味なくない?と思って。ずっと一緒にいたいから結婚したのにいれないじゃんっていう寂しさもあって。
    自営業だったら一緒にいれるし、ご飯も一緒に食べれるし、すごい良い環境だと思って、それも相まってだったので、他の仕事で別に働くっていうのは考えたことなかったです。


    過去:ドンピシャで24歳に結婚して26歳で出産して、今29歳なんですけど家を建てれたので計画通りだなって思っています。ターニングポイントというか、着々とセーブポイントをクリアしているみたいな感覚かもしれないです。

    本間ユミノ:
    コビトさんは子どものときどんなお子さんでしたか。

    コビト:
    人見知りの内弁慶な子でした。

    本間ユミノ:
    それはだいたい何歳頃の記憶ですか?

    コビト:
    中学生ぐらいまでは内弁慶でした。
    中学3年生ぐらいまではそうだったと思います。

    本間ユミノ:
    学生時代やってたことは何かありますか。

    コビト:
    本を読むのがすごい好きだったので、夏休みとかは一日5冊とか読んでました。

    本間ユミノ:
    小説ですか?

    コビト:
    小説が好きで。小学校の時とかも、授業中に机の下でずっと本読んでました。

    本間ユミノ:
    内弁慶っていうのを聞いて、さっき仰ってた「明るくて元気」と真逆なところにいるのかなと思ったんですけど、変わったきっかけって何でしょうか。

    コビト:
    お話した通り、漫画ダメ、ゲームダメ、21時には寝ないといけない家庭だったので、みんなが話してることについていけなくて。
    ドラマの話とかちゃおの話とか、私の世代はジャニーズが好きな子が多くて、スマスマ見たとかについていけないから、本に逃げてたんです。
    本が好きだったのもあるんですけど。
    そうだったのが高校生になって、中学までは歩いて通学してる時に本読みながら通学してたんです、ずっと一人で。
    高校生になったら、自転車通学になって物理的に本が読めなくなって。
    自転車漕いでたら誰かと会って喋りながら行くようになって、この辺りから交友関係が広がったんです。
    そこで変わったのかな?

    本間ユミノ:
    周囲の会話についていけなかった頃ってどういう気持ちで過ごしてましたか?

    コビト:
    結構、鬱々としてて。
    ノートに「死にたい死にたい」ってずっと書いてました。

    本間ユミノ:
    「死にたい」っていう感情は、やっぱり周囲についていけないっていうのが大きかったんですか。

    コビト:
    ついていけないし、無理やり作った友達というか仲良くして、入れてもらってるみたいな意識が自分の中にあって。だから話も合わないし、仲間外れにされやすいし。
    小学校の頃に男の子にいじめられて、陰口をすごい言われて、外見的な特徴に対して「肌が白すぎる」って言っていじめられて。
    そこから人と接するのが怖くなって、それでも小学生の時って自分の世界は学校と家しかないから逃げ場がないし、家に帰っても反抗期だったのもあって親とも毎日喧嘩しかしないし、家にも居場所がないし…みたいな気持ちだったから、ずっとこのマイナスな感情を持ってました。

    本間ユミノ:
    先程、「漫画ダメ、ゲームダメ、21時までには寝なきゃいけない」というルールをお話しいただきましたが、ご両親からは具体的にどういうふうに育てられましたか?

    コビト:
    過保護に、箱入り娘に育てられました。
    門限も17時で、これは高校生までなんですけど、カラオケもダメ、プリクラもダメ。
    雑誌とかみんなセブンティーンとか読み始めてたけど、「そういうのにうつつを抜かさず勉強しなさい」っていう家庭でした。

    本間ユミノ:
    それに対してはどう思ってました。

    コビト:
    すっごい反抗的な気持ちでした。
    姉が一つ上にいるんですけど、姉はすごい真面目で、私とは真逆で、親の言うことを全部聞く優等生で。
    私はそれに対して一個ずつ反抗していく娘だったので。

    本間ユミノ:
    反抗っていうのは、言われたことを守らなかったりとか?

    コビト:
    そうです。
    って言っても17時半に帰るとかですけど、些細な犯行をしてました。
    化粧も禁止って言われてたけど、お母さんのこっそり使ったりとか、その程度ですけど。
    でも、基本的に可愛い可愛いで育てられたんです。
    お姉ちゃんも私のことを世界一かわいいと思ってくれてて。
    親にもそういうスタンスで育てられたので、危ないところでした。
    自分を知らずにこのまま来てたら自己肯定感の高いヤバい女だったから。

    本間ユミノ:
    コビトさんが反抗した時、ご両親ってどういう反応だったんですか?

    コビト:
    それはもうすごくて。
    学校に電話して娘が帰ってこないですって言って中学校の先生を総動員させて私を探すみたいなことをされてました。

    本間ユミノ:
    高校の時はどんな毎日を過ごしていましたか?

    コビト:
    高校生の時は最初に吹奏楽部に入って、1年経ったぐらいで女の戦いに疲れてしまって、友人に誘われて家庭科部に入って。
    家庭科部で毎日クッキーを焼いたり、たこ焼きパーティーしたり、ケーキ作ったり、2年間はのんびり楽しく過ごしてました。

    本間ユミノ:
    性格的な面では、小学校や中学校に比べて変わりましたか。

    コビト:
    小学校はサッカーをずっとやってて。
    中学校では姉がやってるからっていう理由で吹奏楽をやってて、どちらもお姉ちゃんがやってたからっていうので、自分のやりたいことは何もやってなかったんですけど、高校入って吹奏楽部やめて、家庭科部入るのは自分で決断したんですけど、すごい心地が良くて。
    ごめんなさい…。質問なんでしたっけ?

    本間ユミノ:
    全然大丈夫です。
    性格面も、小中では変わりましたか?

    コビト:
    そこでだいぶ変わったと思います。
    家庭科部きっかけに、自分の好きなことやっていいんだと思って、おおらかになって、そこから明るくなっていったのかなと思ってます。

    本間ユミノ:
    自分で選択した心地よさってもう少し言語化できたりしますか?

    コビト:
    料理するのとか、物を作るの好きなんだっていうことに気づいて、自分の好きなことができる楽しさがありました。
    もともと吹奏楽の練習は苦痛でしかなくて、やらなきゃいけないからやるっていう感じだったんですけど、家庭科部はやらなくてもいいけど、自分の好きなことやっていいよっていう環境だったので。
    自分のやりたいことやってるっていう心地よさなんですかね。
    それが認められている、自分を認めてもらってるっていう心地よさだったのかなと思います。

    本間ユミノ:
    吹奏楽部の時に感じたしんどさはどこで感じましたか。

    コビト:
    すごく忙しくて、朝練と夜練と土日必ず練習があって、夏休みもほぼ毎日練習。
    あとは、高校生特有なんですけど、彼氏がいる人が偉いみたいな。
    すごいしょうもないなぁと思って、しょうもないけど、それに参加しないと仲間になれないっていう環境。
    彼氏がいない人は見下されるみたいな環境で、「じゃあ作るか」っていうので初めての彼氏を作ることにしたんですけど、それがすごい嫌でした。
    吹奏楽部にいる数少ない男の子を取り合うみたいなのも、バカらしいなと思っちゃって、そこから離脱しました。

    本間ユミノ:
    彼氏がいるのが偉いっていうのは、吹奏楽部内であったんですか。

    コビト:
    そうなんです。
    嫌ですよね、本当に。

    本間ユミノ:
    偉いっていうのは、今風に言うとカーストが上みたいな感じですか

    コビト:
    そうです。カースト1位になれるんです。

    本間ユミノ
    おお。
    そこから高校卒業後はどういった道に進んでいきましたか。

    コビト:
    そこから四大の語学大学に入って、フランス語学科に入って4年間フランス語を学びました。

    本間ユミノ:
    フランス語を選んだきっかけは?

    コビト:
    もともと英語に興味があって、父の影響で海外ドラマとか洋画がすごい好きだったんです。
    自分で勉強したりはしてたんですけど、せっかく大学入るなら英語は自分で勉強できたから、英語以外の言語がやりたいなと思ってて。
    そこで、小学校の時に読んでた児童文学の作家さんがフランス人だったので、フランス語を学んでみるかっていう軽い気持ちでフランス語を選びました。

    本間ユミノ:
    フランス語を学んでみてどうでしたか。

    コビト:
    結局身につかなかったんです。
    4年間いたので軽くは学べたんですけど、ネイティブとおしゃべりできるかと言われたらそれほど身についてなくて。
    でも、やりたかったことが1個消化できてよかったなっていう気持ちです。

    本間ユミノ:
    大学生活全体で言うと、どんな日々でしたか?

    コビト:
    大学生活は恋愛に狂ってたんです。

    本間ユミノ:
    どう狂ってました?

    コビト:
    大学入って2個上の彼氏ができたんですけど、世界一かっこいいと思っていて。
    スタバでアルバイトをしてたんですけどアルバイトを減らして、部活もフットサル部入ったんですけどそれも休んで、彼氏と会うみたいな感じでした。

    本間ユミノ:
    それは狂ってるんですかね。

    コビト:
    狂ってるんです(笑)
    本当に宇宙一かっこいいと思ってて。でも彼は結局、浮気してたんですねずっと。
    彼の家に遊びに行った時とかに「忘れてたよ」って女性の下着を渡されたりとか、たびたびあったんですけど、すごい分厚いフィルターかかってたので。
    これ私のじゃないよって返して、彼が「じゃあサークルの女の子のが混じっちゃったのかな?」みたいな言い訳をしてたんですけど、それをまるっと信じて。
    「そうなんだ!じゃあ返さないとね!」みたいな感じで過ごしてて、案の定4年目に捨てられて。
    それから他の人から「狂ってて、何言っても聞こえなかったと思うから言わなかったけど、めっちゃ浮気してたよ」みたいなのを、後々すごい周りから聞かされました。

    本間ユミノ:
    狂ってたっていうのは、盲目的だったということですか。

    コビト:
    そうです。盲目的でした。

    本間ユミノ:
    どこがかっこいいと思ってたか覚えてますか?

    コビト:
    顔ですね。
    大学時代、顔は濃ければ濃いほどかっこいいと思ってて。
    タイ人みたいな顔してたんですけど、彼は。
    かっこいいと思ってたんです。

    本間ユミノ:
    目が覚めた瞬間の感情は?

    コビト:
    でも意外とスッキリしてたかもしれないです。
    いろいろ自分の時間も費やしたし、バイトで稼いだお金も全部彼に使ってたりしたけど、後悔はないなって思いました。

    本間ユミノ:
    恋愛で学んだことって何でしょう。

    コビト:
    一回ぐらい狂ってみてもいいのかもなって思います。
    20代とか10代ぐらいの時に一回そういう恋愛をしておいた方が、結婚適齢期になった時に落ち着けるな、慌てなくていいなと思いました。


    本間ユミノ:
    その彼氏は大学4年間ずっとお付き合いされてたんですか?

    コビト:
    3年半ぐらいです。

    本間ユミノ:
    大学を卒業を控えて、就活の時の軸だったり、こういうことを考えて就職先選んでたみたいな基準ってありますか?

    コビト:
    実家から通える範囲で、土日休みで定時で上がれて、事務。
    本当に面白くないんですけど(笑)

    本間ユミノ:
    実家から通えるところを選んだ理由は?

    コビト:
    自分で一人暮らしするっていうイメージが全く湧かなかったので、自分の中で勝手に実家から通うのが当たり前って思っちゃってた固定観念があったからだと思います。

    本間ユミノ:
    ちなみに、箱入り娘として育てられたとお話しいただきましたが、恋愛について言及されたり、制限されたりはしなかったんですか。

    コビト:
    父はすごい嫌がってたんですけど、母は恋愛大賛成派の人間で、彼氏なんて2、3人作っちゃいなって勢いの人でした。
    彼と旅行に行くことはお母さんには話すんですけど、父には友達と旅行に行ってくるという形で、ごまかしていたので。

    本間ユミノ:
    ありがとうございます。
    就職先としてどういうところを選んだかお伺いできますか。

    コビト:
    新卒で自動車業界の事務をやってました。
    工場があるところの事務だったんで、工場の事務みたいな感じでした。

    本間ユミノ:
    そこで今のご主人と会ったんですか。

    コビト:
    主人は別の会社で働いてて。
    もともと私が大学時代にサロンモデルをしていて、ずっとモデルさせてもらってた美容師さんと仲良くてずっと通ってて、その美容師さんが紹介してくれたんです。

    本間ユミノ:
    自動車つながりだったのかなって一瞬思ったんです…。

    コビト:
    偶然なんです!

    本間ユミノ:
    そうなんですね。
    その1社目のお仕事はどうでしたか?

    コビト:
    もうすっごい嫌で嫌でしょうがなかったです。
    思い描いてたものと違うと思って、事務で採用されたんですけど、工場があるところの事務なんで、安全靴とかヘルメットとか着ないといけないし。
    その時は事務服も嫌だし、工場行くから汚いし、男の人ばっかりだし嫌だってずっと思ってました。

    本間ユミノ:
    どういうものを思い描いていたんですか?

    コビト:
    私のイメージでは、お財布持ってみんなでランチ行こう〜みたいなOLだったんですけど、なんか違くない?と思って(笑)

    本間ユミノ:
    どういう経緯で2社目へ行きましたか。

    コビト:
    結婚して、主人がその後転職して、場所が住んでたところから遠いところになるので、今の仕事続けられないってなって転職せざるを得なくなって転職しました。

    本間ユミノ:
    事務から2社目の営業を選んだ理由は何だったんですか?

    コビト:
    簡潔に言うと、そこしか採用してもらえなかったからです。
    もともと事務に転職したくて、会社にも面談で何件か行ったんですけど、新婚っていうのもあって、事務の採用って産休育休に入った方の代わりの中途採用が多いので、子供を産むつもりですか?とか結構聞かれて。
    最終面接まで行ったところはその当時24歳か25歳だったんですけど、「30歳までに子供産まないって言えるんだったら採用するよ」って言われて。
    「え!?」ってなって、「私の人生責任取れんの?」って思って、そこで事務はもう厳しいなってなって、どっかないかなと思って受けたところで採用をもらったので嫌々、営業になりました。

    本間ユミノ:
    やっぱり嫌々だったんですか。

    コビト:
    嫌々でした。

    本間ユミノ:
    何が嫌でした?

    コビト:
    営業ノルマがあるとか、すごい忙しいイメージがあって。
    私は定時で帰ることが一番の目標なんですね、旦那に会いたいので、定時で帰りたいんですけど…
    一番最初の会社の営業さんは最後まで残ってるし、休日出勤もするしっていうのを見てたから、自分の時間が取れなくなることが嫌でした。

    本間ユミノ:
    実際はどうでしたか?

    コビト:
    実際は残業はあったりするんですけど、車でずっと外回りなのでこっそり家に帰ったりできて、こっそり鳥を飼い始めて。

    本間ユミノ:
    お家でですか?

    コビト:
    お家で文鳥を飼ったんですけど、お世話をするためにこそっと家帰ったりそういうずるいことはしてました。

    本間ユミノ:
    楽しかった、つらかったみたいなことで言うと、2社目はどうでしたか?

    コビト:
    私、多分営業合ってて。
    事務の時は仕事が本当にできないって周りにも言われるし、自分でもそう思ってたんですけど、営業で入社して3ヶ月目ぐらいで全国ランク7位とかになって、会社から賞金をいただけて。
    それから毎月全国の10位以内には入ってたので、営業すごい向いてるんだなって驚きました。

    本間ユミノ:
    それからご主人の旦那様の自由業を手伝うので移住されて、今につながるという形ですかね。

    コビト:
    そうです。

    本間ユミノ:
    今までの人生の中でターニングポイントってどこでしょうか。
    いくつでも大丈夫です。

    コビト:
    まず直近だと、2年前の移住を決めた日が、人生で一番大きいターニングポイントだったなと思います。

    本間ユミノ:
    それ以外は、どこかありそうですか?

    コビト:
    そこしかないかもしれない。
    私、ライフプランを自分の中で結構しっかり立てていて、24歳までに結婚する、25から26歳の間に子ども1人目産む、30歳までに家を建てるっていうプランを立ててたんですけど、それ通りに来てて。
    ドンピシャで24歳に結婚して26歳で出産して、今29歳なんですけど家を建てれたので計画通りだなって思っています。
    ターニングポイントというか、着々とセーブポイントをクリアしているみたいな感覚かもしれないです。

    本間ユミノ:
    ご主人とのお話をもう少しお伺いしたいんですが、節々から「ご主人大好き」っていうのがすごい伝わってきて…。
    ご主人の好きなところはどこですか?

    コビト:
    私身長が153センチで主人が181センチで、お話しした通り、自分にないものを持ってる人にすごい惹かれるんですけど、「背、高!好き!」と思って(笑)。
    そこで一回好きになって、その後に喋り方とか声がすごい好きだなぁと思って。
    落ち着くし、ずっと聞いてたいなっていうので、2つ目に好きになったんです。
    結局これ、飛騨に引っ越してから飛騨弁が好きだったんだなって気付いたんですけど、みんな主人と同じ喋り方をしてて、「あ、私主人が好きというか飛騨弁が好きだったんだ」って思ったんですけど(笑)
    3つ目が生活能力があるところが好きだなと思いました。

    本間ユミノ:
    生活能力って具体的にどういうところですか。

    コビト:
    Tポイントを集めてたんです。
    私、ポイント集めるタイプで、大学時代の狂ってた時の彼氏はポイント集めるなんてダサっていう人だったんですね。
    なので、コソコソとポイント集めてたんですけど、主人と付き合う前に2人で行ったコンビニで「Tポイント!」って言って出してて、好きってなっちゃって。

    本間ユミノ:
    そのポイントは何かと交換するんですか?

    コビト:
    交換してるんですかね?
    マグカップとかに換えてるんじゃないですかね(笑)

    本間ユミノ:
    もし言いづらかったりとか、今言えないですとかだったら、全然大丈夫なんですが。
    そんなご主人でもここがちょっと…みたいなところありますか?

    コビト:
    ないんですよ。
    付き合ってからずっとなくて、結婚も私がしてしてしてって言って、やっと結婚してもらったんです。
    だから嫌なところがなくて…のろけすぎですか?

    本間ユミノ:
    いや、素晴らしいことだと思います。
    何か1つ大事な人や大事なものを挙げるとしたら何でしょうか?

    コビト:
    人ともの1つずつでもいいですか?

    本間ユミノ:
    はい、大丈夫です。

    コビト:
    大事な人は、幼馴染の女の子がいるんですけど、その子です。
    小学校5年生の時に出会って、そこからずっと鬱々とした時代も、明るい時代もずっと一緒に歩んできたので一番大事な人です。
    大事なものは、小説家の伊坂幸太郎さんが大好きで、小説にすごく救われてきたのでそれが一番大事なものです。

    本間ユミノ:
    伊坂さんのこの作品っていうのがあるんですか?

    コビト:
    中学生のその悶々とした時代に、伊坂幸太郎さんの「オーデュボンの祈り」っていう本に出会って。
    内容は重かったりするんですけど、軽快な文章とユーモアの入った軽さで、気持ちが軽くなるというか、しんどい時でも軽く……
    何だろう、読んでる間はぬるいお湯に浸かっているような感覚というか、読んでる時間が自分にとっての癒しの時間というか。
    ちょっと上手く言語化できないんですけど。
    現実逃避できたのが良かったのかなと思います。

    本間ユミノ:
    私の勝手な予想でご主人が上がるのかなって思ったりしたんですが…。

    コビト:
    もう殿堂入りすぎたかもしれないです。

    本間ユミノ:
    幼馴染の方のどういうところが大事と思えますか。

    コビト:
    本当に心から幸せになってほしいなって思える相手で。
    女同士って仲良くても嫉妬とか周りと比べちゃうところって無意識にあると思うんですけど、その子だけはもう一切なくて。
    ごめんなさい、言語化が苦手で。

    本間ユミノ:
    全然大丈夫です。
    その子と他の人との違いみたいなのって何かありますか?

    コビト:
    その子自身が純粋に私の幸せを願ってくれてるなって思えるから、私もそう思えてるのかなって思います。

    本間ユミノ:
    その幼馴染の方とは、今も会ったりしてるんですか。

    コビト:
    すごい遠い飛騨まで車で、年に1回か2回ぐらい長距離ドライブして会いに来てくれてます。

    本間ユミノ:
    嬉しいですね。

    コビト:
    ifの話がすごい好きで自分で1人でよく考えるんですけど、もし来世で今の記憶が残ってたら、旦那と幼馴染の子を絶対探し出そうと思ってて。
    彼女たちが嫌でも私が見つけようって勝手に思ってるんです。

    重いんですけど。


    未来:意外と、お金もあるし、時間もできるし、逆に若い時よりもいろいろできるんじゃないかなっていうワクワクが見えてきてて、未来に対する期待というか楽しみがあるなって感じました。

    本間ユミノ:
    今から5年後、10年後、15年後、20年後ってどんどんその先まで想像していただいて、死ぬところまでを想像していただいて、未来についてどんなイメージをお持ちですか。

    コビト:
    ちょっと前までは結構怖いイメージがあったんです、漠然とした不安というか。
    最近は何も思ってなくて、いろいろ人生の先輩を見てきて、年取るのも悪くないな、いいなって思うように気持ちが変わってきたので、痛いのは嫌だけど、怖くはないなって気持ちです。

    本間ユミノ:
    年を取るのも悪くないって思えたポイントって何かありますか。

    コビト:
    気持ち的な考えもそうですし、年取るとどんどんできないことが増えてくっていうイメージがあって、体もしんどくなってくるし、体力も落ちるしって思ってたけど、新しいことを始めてる方がすごい多くて。
    仕事をしてるけど、カメラの趣味を生かしてカメラマンとして活躍されてる方とか、自分の本職があってでもチョコレートが好きで、チョコレート屋さんを始めた方とかが周りにいるんです。
    意外と、お金もあるし、時間もできるし、逆に若い時よりもいろいろできるんじゃないかなっていうワクワクが見えてきてて、未来に対する期待というか楽しみがあるなって感じました。

    本間ユミノ:
    コビトさんが、やりたいことって何がありますか?

    コビト:
    いろいろ考えたり、主人とよく話したりするんですけど、ご飯を作ることも食べることも好きなので、そういうカフェとかご飯屋さんとかをできたらいいなと思ったり、花が好きなので自宅でお店を持たないお花さんをやってみるのもいいなとか、ハンドメイドでマルシェに出展するのもいいなとか、いろいろ考えてはいるんですけど実行に移せてなくて。
    あと、また改めてフランス語も勉強したいなと思ったりしています。


    本間ユミノ:
    コビトさんが死を迎える瞬間、どういう気持ちで死にたいですか?

    コビト:
    いきなり死にたいかもしれないです。
    徐々に死にたいというよりかは。
    もうすぐ私だなって思うより、「あっ!今なのね!」みたいな、「来世頑張るか!」みたいな(笑)

    本間ユミノ:
    これをやるまでは死ねないっていうことはあったりしますか。

    コビト:
    娘のことは心配なので、しっかり自立して生活してくれるといいなと思いますけど、今死んでもあんまり後悔がなくて。
    それはそれで娘の成人式姿見たいとか思いますけど、特に何も思わないかもって思ってます。

    本間ユミノ:
    もしもの未来について質問させていただきたいんですが。
    もし、ご主人の実家に帰って、お父さんとお母さんのお手伝いするという案が思い浮かばなかったとしたら、どんな未来になっていたと思いますか?

    コビト:
    多分まだ営業ずっと続けてたと思います。
    営業しながら、仕事と子育てでてんやわんやしてただろうなって思います。

    本間ユミノ:
    こういう気持ちで日々を送ってただろうなっていうイメージはできますか?

    コビト:
    今ほど娘と向き合えてなかっただろうし、自分の時間を一切持ててなかっただろうなと思います。
    それこそ、最近娘が一人で夜ずっと寝てくれるようになって、noteを見始めて、そこで無名人インタビューさんを知ったので、そういう出会いもなかっただろうし。

    新しいことなんて絶対出会えなかったし、HUNTER×HUNTERなんて見れてなかっただろうなって思います。

    本間ユミノ:
    逆に、実家をお手伝いしたらっていう案を思いついたこの人生で得たもの、というか、その選択で手に入れたものって何かありますか。

    コビト:
    自分の中で満ち足りたなっていうのはあります。
    自分のコップの中が、欲が満たされたっていうんですかね。
    移住してから物欲とか人を羨むとか妬むとかそういう感情もなくなってきたし、心が満たされたなって思います。

    本間ユミノ:
    心が満たされるとどうですか。

    コビト:
    逆に満たされると刺激がない生活というか、現状維持になってしまう、現状維持を求めてしまう。
    変わる気が全く起きないし、向上心とかそういうのが起きないんだなっていうのも気付きました。

    本間ユミノ:
    向上心が起きない、現状維持してしまうっていうのは、コビトさんにとっていいですか?悪いですか?


    コビト:
    正直不安だなっていうのはあります。
    心の底では「今のままでいいのかな?でも今幸せだからいいか。」っていうのは自問自答していて。
    そのタイミングで無名人インタビューを知って、いろんな人生を見て、自分で事業立ち上げた方とかやりたかったことやってますって人を見ると、いいなって気持ちがムクムクと生まれてきているんです。
    満たされてることってすごくいいことではないのかも?っていう疑問を持ち始めたところです。

    本間ユミノ:
    最後の質問になるんですけど、最後に言い残したことをお伺いしています。
    遺言のようなものでも、この記事を読んでいる読者の方向けでも、あとはコビトさんご自身に対する独り言でも全然大丈夫なんですが、最後に言い残したことをお願いします。

    コビト:
    これすごい、いろんな方の見て何言おうかなって考えてたんですけど…
    本当に私の人生って、当たり障りのない面白みもない、人が聞いたら面白くもない人生の話を聞いてもらって本当にありがとうございますっていうことしか言えないなと思って。
    本当にユミノさんに申し訳なさと感謝でいっぱいです。

    本間ユミノ:
    ありがとうございます。


    あとがき

    HUNTER×HUNTER未履修なのですが、とにかくHUNTER×HUNTERに興味が湧きました。

    来世でも探し出したいと思ってもらえるような人、素敵。
    来世でも探し出したいと思える人がいる人、素敵。

    【インタビュー・あとがき・編集:本間ユミノ】


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