① 誕生日を祝う記念のケーキという、人が寿ぐイベントのうちでももっともポピュラーにしてもっとも晴れやかな舞台のひとつに必要不可欠な存在。 ② にも関わらず、その身を燃やし尽くして束の間の灯りを提供するという彼らの本懐は絶対に遂げさせてはもらえない哀れな存在。 ③ あまつさえ、時に豪快に、時に無造作にその炎を吹き消されたら最後、あとは邪魔だとばかりに抜き取られ、不完全燃焼を遂げたその生涯を、ゴミ箱の中で呪うしかない、悲しき存在。 ⑤ せめて、誰かケーキと一緒に食べられるろうそくとか作ってくれないものだろうか。