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Error Days-不完全のまま

    我が家には29歳の一卵性双生児の息子がいます。
    次男は中学時代に不登校になり、現在29歳になるまで、ひきこもりの状態が続いています。長男もまた、大学を中退して以降、ひきこもっています。
     
    その間、青少年サポートセンター、スクールカウンセラー、警察、精神科入院などさまざまな経験を経て今日に至ります。今は10代に受けたストレスや恐怖の傷を回復するための20代です。そんな現在進行形の不完全な日々を描きました。

    Error Days1

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    次男のリュウは中学校不登校の後、そのままひきこもってる。

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    長男のケンは、高校中退後高認試験に合格し、大学進学後中退し、ひきこもってる。

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    昔はアドバイスをしてよく喧嘩になったので、今はもうしない。聞くだけ。

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    エラー(笑)

    Error Days2

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    ケンが慌ててテレビを切った。

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    我が家にはキッチンが2つある。趣味のパン作りには、2人が生活拠点にしている母屋のキッチンを使う。

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    2人は観ない。

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    エラー(笑)
    私が不快にならないよう、必要以上に気を遣う。それは裏返すと彼らにはそれくらいの気遣いが必要だということかもしれない。

    Error Days3

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    離れには私の仕事部屋がある。

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    「仲直りが面倒くさい」とは…?

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    独特(笑)。
    部屋に戻った後、しばらくするとケンから着信。

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    ケン「じゃあ、次はチョキで…」

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    ケン「じゃあ、次はグーで…」

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    あいこエンドレス(汗)
    最後はリュウが負けて笑いがおきたけど、仲直りには時間がかかった。

    Error Days4

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    ちぇ…(笑)

    Error Days5

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    私の趣味はパン作りだが、ダンナの趣味は音楽。

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    ちょっと照れながらも披露。

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    私よりも断然、ダンナに優しい。リュウは、(強迫性障害で)なかなか離れに来られないケンにも聴かせると、スマホで録音していった。 

    その数日後…

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    私やメイ(長女)、時々離れに来るリュウからは何度か曲の感想を聞いてきたが、ケンからも感想をもらいたい夫。パソコンを抱えて母屋へ。

    その15分後…

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    ケンは強迫性障害を患っている。そのため何か新しいことが始まる時、必要以上に警戒することがある。
    知らない音楽を聴かされることに抵抗を感じるんじゃないかと心配したが…

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    お父さん、泣きそう。
    「もう3回は聴いたっ!!」とスルーする私とは大違いだった(笑)

    Error Days6

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    幼い頃の兄弟喧嘩はひどかったが、さすがにこの年になると解決方法が平和。しかし、リュウは本当にじゃんけんが弱い。全くケンに勝てない。

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    見応えのあるジャンケンだった(笑)

    Error Days7

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    朝ドラの15分の間に描いてくれた。

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    きれいに描いてくれてありがとう。

    Error Days8

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    焼いたのは、チョコの入ったソフトクッキー

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    美味しそうに撮れた。ありがとう。


    Error Days9


    「不登校の選択もある」「学校という枠にとらわれなくていい」と言われて久しい。でも、自分の子どもが不登校になり社会生活をみんなと同じように送れないとわかった時、絶望がきた。

    息子たちと戦ってばかりだった10代の頃と比べて、すべてを受け入れると決めた時から、生活は穏やかになっていった。こんなに優しくて面白い子たちだったかと思う時もある。

    今は働ける者は働き、働けない者は自分の好きなものを極めろと思っている。そのためにも、お互いを思いやり、日々笑い、穏やかに過ごしていきたい。どんなに充電しても我が家のエラーは続いていくと思う。いつまでたっても不完全。いつまでたっても心配。

    だからこれからも笑いながら心配し続けるよ。

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