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立ったあと、すぐ歩き出せなくなっていませんか?

    ソファや椅子から立ち上がった親が、その場でフラついてすぐに動けない。

    そんな場面を見たことがある方に読んでほしい記事です。あれは足の筋力の問題ではありません。体の準備が整う前に動こうとしているから起きています。

    立ち上がり直後は体全体が最も不安定な瞬間


    立ち上がった瞬間は、脳への血流が一時的に下がります。

    足元のバランス感覚もまだ追いついていない状態です。体の準備が整う前に足を出すと、筋力に関係なく足がもつれて前に倒れ込みます。


    リハビリ現場で、立ち上がった瞬間に急いでトイレへ向かおうとして毎回フラついていた男性がいました。「立ち上がったら、手すりに手を置いたまま心の中で『いち』と数えてください」とだけ伝えたところ、1歩目のふらつきが減りました。自宅でのヒヤリとする場面が少なくなったと聞いています。


    わずか1秒の静止が転倒を防ぐ


    立ち上がった直後に1秒止まると、脳への血流が安定し始め、足元の感覚が戻ってきます。

    その状態になってから歩き出す。この順序だけで、歩き出しのふらつきは大きく変わります。現場でそれを何度も見てきました。


    まずはこれだけ親へ伝えてください


    立ち上がったあと、足を動かさずに1秒待ってから歩き出す。

    次に実家へ帰ったとき、親にこの一言だけ伝えてください。

    「立ったら、1秒だけ待ってから歩いて」

    目の前に手すりがあると、この1秒が自然に生まれます。立ち上がった後に慌てて足を出す必要がなくなるからです。今すぐ工事が難しい場合は、据え置きタイプの補助手すりから始めてみてください。

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    まとめ

    まずはこれだけやってください。

    親が椅子から立ち上がったとき「その場で1秒待ってから歩いて」と声をかけてください。

    道具もいりません。声かけ1回から始められます。

    📖 あわせて読みたい

    ・ソファから立つ瞬間に転ぶ人の共通点

    ・朝、起きてすぐ歩いていませんか?|親が“二歩目”で崩れる理由

    ・拾った後にフラついていない?"戻る瞬間"が危ない理由


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    老健の副主任を務める30代の酒好き作業療法士(OT)です。自立した生活や介助が楽になる福祉用具の選び方、生活の「なぜ」を専門視点で解説します。私生活では現在、痛風のため絶賛禁酒中(笑)。皆さんと共に、心も体も「楽に生きる」ための知恵を仕組み化して発信していきます!

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